出発～出雲へ

到着しました。出雲空港。
民家の中に飛行機が降り立ちました（笑）。

出雲市駅です。



現在旧暦の神無月＝出雲では「神在月」と呼ばれているそうです。
全国から神々が集まり，「男女の縁結びのための会議」をしていると言われているそうです。


この時期，19時から「神在祭」という特別祈祷が行われているので行って参りました。

深々と寒さが身に染みます。
この時期に行かれる方は，カイロ，膝掛けなど持参した方がいいです。

到着は夕刻でしたが，まず，本殿でお参りをしました。
これがかの有名なしめ縄です。
巨大で，でも厳かな雰囲気を醸しています。



このしめ縄の輪切り（？）の部分に，下からお金を投げ込み，
刺さるといいとされているそうです。
実際にやってみました。



3・4回で刺さります。

そのあと祈祷まで時間があるので，周りをブラブラしていましたが，
何もありません…。

こんな時期ぐらい，お店が開いていてもいいのに…。

やっと見つけた和菓子屋の「とみや」。

お抹茶でおもてなしをしてくれます。
私が注文したのは，紅葉とお抹茶

甘さは控えめで，とてもおいしかったです。

この周りの道が「神迎の道（かみむかえのみち）」ということで，
軒先や塀にお花が飾られていました。
行燈の灯りも温かです。

こんな「おもてなし」の心があるのですね。
日本人に生まれてきて良かった…
と思える瞬間を味わいました。


「とみや」で一服したあと，店の女将に
「あっちにいまろうそくを灯してきました。
ぜひ，すぐ近くなので，見ていってください…」といわれました。


暗闇の中にろうそくの明かりが　ゆらゆらと…

なんて厳かな空気なのでしょう…
「奥の方はまだ灯りを灯していないので，ぜひ灯して下さい」といわれた。
誰でも参加型で，快く迎え入れてもらえました。

２つ火を灯させていただき，お礼を言うと
「来年のこの時期にまたやりますので，ぜひお越しください」といわれた。
……なんか，こういう言葉って…うれしい。


東京にいると忘れがちなことなのですが，
夜って…本当に真っ暗なんですよね…
ここに来て思い出しました。


子ども時代，夜道では，月明かりが，唯一最大の灯りだったのに…。
そんなことすらも，思い出させてもらえました。

明日も出雲大社から始動開始のつもり。

今日たくさん自分の分はお祈りしたので，
明日は，みんなのいろんな“縁”を結んできますね！

出雲旅行中のAKIより