日本でのリスクファイナンスは震災時の資金調達に備えたものが主流となっている。これまで企業向けの地震保険等は保険会社の引受拒否、震災時の資金提供(保険金支払い)までのタイムラグにより、企業は流動性の高い銀行からの非常時コミットメントライン、証券化商品であるCATボンド(災害債券)の発行等に頼っている。
公共性の高い鉄道事業では、これまで地震災害を経験したJRの二社(JR東日本、JR西日本)が非常時コミットメントライン、CATボンドの導入を行っている。3月にはJR西日本がみずほコーポレート銀行を主幹事に融資枠1,000億円を設定した。京阪神地区に大地震が発生した場合に、融資枠の範囲で短期借入ができる。
大震災時にも1000億円融資 復旧資金確保でJR西日本(共同通信) - goo ニュース
<JR西日本 ニュースリリース>
http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1173626_799.html
<JR東日本 ニュースリリース>