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相棒のワンコとの暮らしの風景
他愛ない日常のあれやこれ

おそろし ~三島屋変調百物語事始~

2009年04月29日 | 
著者 宮部みゆき


心に暗い影を持つ17才の少女おちか は

江戸で叔父の伊兵衛が商う袋物屋

「三島屋」に身を寄せる事に。

頑ななまでに日々の仕事に勤しむ おちか。

ある日 伊兵衛は変った趣向を思いつく

囲碁好きが高じて拵えた店の「黒白の間」に

お客を招き おちか に話を聞いてもらうのだ。

人は何かしら誰にも語れず心の奥の奥に

鍵を掛けてしまいたい話を持っている。

が、いつかはそれと向き合わねば先へは進めない。

人様の話を聞くうちに おちか の身の上に起こった事も

徐々に姿を現してくる...

 * 曼珠沙華

 * 凶宅

 * 邪恋

 * 魔鏡

 * 家鳴り

各章のお話それぞれに念があり

最後の章では おちか がその正体に挑む。


文中の

「分かっている事と身にしみる事は別だ」

のセリフが沁みた


これはシリーズになって欲しいな


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6 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (てん)
2009-04-29 18:30:00
ヒェ~
読んでもないくせに、dekochinサンの解説に何だか見えない恐怖を感じるんですけど
でも…いつものように興味がわく解説の凄さに脱帽いたしました
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Unknown (mari)
2009-04-29 20:16:53
宮部みゆきさんの時代物の怖い話、大好きです
これは読んでいないので図書館で探してみます
dekochinさん、ありがとう!
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Unknown (dekochin)
2009-04-29 22:16:06
てんさま
怖いです。でも怖さには正体があるんですよね。
怖がらせてごめんね
でも、宮部みゆきの時代もの大好きなの
てんさん、ありがとね
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Unknown (dekochin)
2009-04-29 22:18:57
mariさま
わたしも宮部みゆきの時代もの大好きです
怖い影には何かしらの哀しみがついてくる...
そんな気がします。
図書館かなり待つかもですよ
返信する
こんにちは♪ (ひよこ)
2009-05-01 09:55:03
怖いけど・・読みたい・・どきどき。。
またもやdekochinさんの解説に興味が掻き立てられました!
心の闇の書き方が、何とも宮部さんらしいですね。
百物語ということは、まだまだ先がありそうですね。わくわく♪
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Unknown (dekochin)
2009-05-01 22:54:47
ひよこさま
まさに怖いもの見たさ
怖い事の先にあるものが知りたい人間の
心理ですよね
そうですね百物語って事は
続編がでるのかな
ひよこさん、ありがと
返信する

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