居心地

相棒のワンコとの暮らしの風景
他愛ない日常のあれやこれ

カーテン越しに

2009年05月31日 | カラダのこと
昨日の治療院での一コマ。


小学生の男の子がひとりで来ている。

お母様は常連らしく先生方も「○○さんの息子さんだね」と

初診ながら気さくに話しかけていた。

私とその子はカーテン越しに隣のベッド

膝痛でウンウン唸りながらも

お隣の会話が聞くともなしに聞こえてくる。


先生「あぁ~、この辺痛そうだね」

「どうしてそこが痛いって分かるの?
 
  僕 何も言ってないのに」

先生「痛い所にはしこりになっているからね

  ココも痛そうだね」

「魔法使いみたいだ...」


私を治療している先生と思わず顔を見合わせる

しばらくして施術が終わると帰りがけに一言

「あぁ~楽になった

周りの大人は皆 笑顔になった


成長痛に負けずにもっともっと大きくなるんだよ

と、おばちゃんも微笑んだ
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ひざ痛、雨降り、気の弱り

2009年05月29日 | つらつら
夕べ、ヤツは何の前触れもなく再びやって来た。

10ヶ月もの間、静かに暮らしていたのに

又、苦痛で顔を歪める日が来ようとは...


しかも、今日はどうしてもやっつけなければならない残業の日。
朝から雨が降っているので余計に気が滅入る

泣きたくなりそうな気分をテーピングで押し固め

こういう時こそ笑うのだと

なかばヤケ気味の笑顔で職場へ向かう。

同僚に助けられながらの長い長い一日が終わった


「甘いモノ食べたいね...」その一言で

ノリの良い「4時の会」の面々は急遽パーラーへ繰り出す

あいにく残業で「5時の会」となってしまったが

皆、都合が良かったのが幸い


目的地のデパートでは偶然「八代亜紀」の絵画展が

テレビで見知った方々からのお花の数々

鮮やかな色色々...

額も「AY」のオリジナル

我々はしっかりと通りすがりに賑やかす事も忘れない。



そしてもちろん美味しいスイーツも

2週間限定の「マンゴーと杏仁のサンデー」は満足度100%

仲間との大笑いは何にも勝る妙薬なのだ


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カラフル ランドセル♪

2009年05月26日 | つらつら
仕事が定時で終わった帰り道

我が家の近くの小学校の寄り道スポット(?)には

まだおチビちゃん達がたむろしていた

階段を使って7人が思いつきのゲームをしている


傍らには丸く置かれたランドセル

そのカラフルな事!

赤にピンクに水色、黄色、青...

輪になってさながら花時計の様


男の子も女の子も自分の好みの色を背負うのね

おばちゃんの時は「赤と黒」の時代

あまりの可愛らしさに

駆け寄って写メを撮りたかったけど
このご時世、驚かせては何だと諦めました
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永遠の仔

2009年05月24日 | 
著者 天童荒太


今さらながらの感はあるが遅まきながら読んでみた。

10年前には手が出ないと言うか出せなかった。


どうしても読んでおかなくてはいけない気がして

手にしたが、胸の奥が焼きついて焦げ臭さすら感じる。


主人公は児童精神科病棟で出会った三人

優希(ルフィン)と笙一郎(モウル)と梁平(ジラフ)


それぞれのあだ名は動物園と呼ばれる病棟で

身体的、性格的な特徴から子供達が使っていたもの。

幼児期、人には言えない虐待を受けた過去を持ち

いつしか心を許し合う三人はある決断をする。

その約束を胸に秘め長いブランクを経て再会を果たした時には

看護師と弁護士と刑事として向き合うのだった...


一言で虐待と言っても実に多種多様に子供達は

追いつめられている。

虐待がトラウマになると言う意味がどういう事を示すのか

この本を読めば痛いほど分かる



鋼のような鎧を纏い本心を押し隠すように
 
トラウマを背負ってもがきながら生きて行く子供達を

温かい愛情と温かい涙で包みたい。



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嬉しい訪問

2009年05月23日 | つらつら
「ピンポ~ン♪」と昨日の夕方訪ねて下さったのは

先日お伺いしたK夫人


「dekochinnさんとお話した後で自分が元気になっている事に

 気付いたのよ。

 主人の好きなお花の色を選んで頂いて本当にありがとう

 と嬉しいお言葉。

それから

「通勤電車のエアコンがキツイ時にお使いになって...」

と素敵な綿のストールと

御仏壇にと桜の香りのお線香などを頂いてしまった



いつもは励まされたり助けて頂くばかりの私が

少しでもお役に立てたならこんなに嬉しい事はない。

K夫人のお心遣いに返って恐縮してしまう。

Kさん、こちらこそありがとうです


本日のんびりの午後

ふとテーブルに目をやるとバナナツリーのバナナが

首の皮一枚でぶら下がっている瀕死の状態に!

これは急いで食べるしかないと「即席バナナケーキ」に変身。



レシピはこちらから

勝手にシナモンも加えてみた♪


さて、これからおやつタイムにしよっと



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なんだかなぁ。。。

2009年05月21日 | 家族編
今日は姫1の受診にお付き合い。

この所、サークルで忙しい姫1とは

なかなかゆっくり話す時間が持てなかったので

長い待ち時間も楽しい会話のひとときに

新一年生を指導する立場になるとどうしても

物理的にも精神的にも負荷が掛かるようで

正直に身体に現れる。

診てくださる先生も

「でも、やりがいを感じているんだもんね。

 出来るだけ疲れないように」と苦笑い。


診察が終わるとちょっとコーヒーブレイク

最近のサークルの様子から「新型インフルエンザ」へと話題は飛ぶ

「もしも、私が罹ったらやっぱり行動経路が
 
 ニュースになるのかなぁ...

 悪い事した訳じゃないのにね...」


確かに感染経路は心配だけれど

どんな思いで本人も身内の方も報道を見ているのかと思うと

胸が痛む

東京の女子高生も校長先生に

「ご迷惑をかけて申し訳ありません」と

謝ったと言う...

そこまで言わせる風潮ってどうなんだろう...

なんだか違和感が拭えない私。

一番辛いのは当の本人達だろうに。


ただ校長先生の温情あるコメントには救われる思いがした
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やっぱり...

2009年05月19日 | つらつら
やっぱり その1


あの「てんさん」もブログに載せていた

「ドーナツバーガー」と「ポテド」

やっぱり買ってしまった

レギュラーなドーナツに「ポテド」だけ

買おうと思っていた私

ミスドのおねいさんにオーダーすると

「ドーナツバーガーもご一緒に買われるとセットで可愛いですよ

そ・そですね...

まんまと術中にはまってしまった私

でも、可愛いから良いか

ちなみに食した姫達の反応は「お菓子だね」




やっぱり その2


関西で猛威を奮っている「新型インフルエンザ」

TVで盛んに「うがい・手洗い・マスク」を

予防策として推奨するのでそろそろこちらでも準備をしなくては...
と、思い立ったのが遅かった

すでに街のドラッグストアやスーパー、コンビニでは完売

ネットでも売り切れ状態

やっぱりね...

挙句の果てにはオークションに出ている始末。

我が家の在庫は花粉症対策に買った残りのみ...

心細いので北海道の妹に様子を聞くと品薄だが完売ではなさそう。

緊急輸入することにした。


あの時のバナナが...あの時のDSが...頭をよぎる

いざとなったら、サラシとガーゼで作るしかない!

きっとスペイン風邪だってこれで防いだはずだ!


それにしても影響はかなり大きい

目前で修学旅行が中止になり涙を飲んだ中学生諸君

きっとその辛さの何倍も良い事があるように

おばさんは祈っています
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理事会一昔

2009年05月17日 | つらつら
本日は「マンションの定期総会」

今年は理事も一巡して10年振りに我が家も理事に。

理事会発足時にはKさんが理事長で夫が副理事

他の理事さんともこれからのマンション運営を精力的に

話し合って今の基礎を作った記憶がある。

今回の理事メンバーの中にはKさんの奥さまのお名前が。

奥様とは初代理事メンバーとして良くして頂いていたので

また御一緒できて嬉しいわ

お名前が奥さまなのは我が家のように単身赴任かしらと思っていた。

夫の代行として総会へ向かおうとしたまさにその時

ピンポ~ン「Kですが」と男性の声

10年前もKさんは良く夫を迎えに来てくれていた

ドアをあけると見知らぬ男性

「初めまして、Kの息子です。実は出席予定の母が体調を崩しまして」

そうですか、そのように伝えます。どうぞお大事に と言いかけると

「実は父が4か月前に亡くなったんです」

えっ?

だってついこの前までお元気でいらしたのに...

委任状を受取りとりあえず総会へ

2時間の総会決議の後

その足でお花屋さんへ向い花束を作ってもらい

急ぎKさんのお宅へ


奥さまはおやつれだったが相変わらずの優しい笑顔

「何も知らずにご無礼いたしました...」とご挨拶すると

「いいえ、お知らせしなかったのはこちらの方です」

差し出したお花をとても喜んで下さって

私の母と同じ病で亡くなった事が分かった。

それから奥さまはKさんの事を一時間ほどお話して下さった。


今まで誰にも主人の事は話せなかったんですよ...とも。


すると何たることか!

お行儀の悪い私は玄関先でひざまずいているうちに

足の感覚がなくなっていた。

これはもうギブだわと

「申し訳ない、私の行儀の悪い足が...」と前のめりに

「あらまぁ!」

二人で大笑いをしてしまった....何と言う不謹慎者の私


「また、良かったらお話にいらしてね

最後にいつもの柔らかい笑顔

十年前には誰も予想だにしなかった事が起こっていた。

K宅にも我が家にも...

時はとどまらず流れつづける...






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おもかげロウソク

2009年05月16日 | 妄想ワールド
何度目かの「昼寝屋」からの帰り道

脇のベンチにかけているおばあさんが

こちらを見ている事に気づいた。


にこにこと柔らかい知り人の様な笑顔に

思わず会釈をすると

すっと手を伸ばしロウソクを握らせる。


「あふれた時に使いなさい」


曖昧に頷きバックの底にロウソクを沈めると

それっきりおばあさんと一緒に記憶から消えてしまった。


相変わらずの毎日を弾むようにこなし

時に自分の笑い声に驚きながらも

張りつめたロープをわたる軽業師のように

立ち止まる事のない日々をやり過ごす。


いつもと同じ様に寝る前には風呂に浸かり

いつもと同じように息を吐き

いつもと同じように汗を掻いたはずだった。


ただ少し違っていたのは

いつの間にか深いため息になっていた事。


汗が頬を伝う滴となり

やがて幾筋もの跡を残し

後から後から溢れてくると

「あふれた時に使いなさい」の囁きが蘇る。


そろそろと湯を上がり

バックの中からロウソクを取り出し

そっと火を着ける。


ぼうっと暖かな灯りがゆらゆら揺れだすと

灯りの向こうにゆらゆらと影が見える。


会いたいのに会えない人の面影が

ロウソクの灯と一緒に揺れている。


すっぽりと抱きしめられたような心地のまま

ロウソクが固まりになるのを見届けた時

「分かってる...」

と声を残し煙と一緒に消えて行った。
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忘れ物

2009年05月13日 | 家族編
姫2の朝はとにかく慌ただしい

彼女の去った後はつむじ風の如くだ

背中を見送り やれやれと新聞を拡げると

視界の先には....お弁当と水筒

慌ててベランダへ飛び出すもつむじ風が留まっている訳もなく

遅れて出て行く姫1も

「二つ持って行く訳にもいかないし...」

ごもっとも

しばらくして

「お弁当わすれたごめんよ~


今日お休みで良かった!私のお昼ごはんと言う事で


ひとり のんびりお弁当の包みを開く

すると...

フリカケの量やおかずの味付け

実際に時間が経ってみなければ分からない事に諸々気づく

禍(?)転じて福となす

ふむふむ、明日からのお弁当の良いヒントだわ

思わぬ忘れ物の副産物であった
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