昨年の初冬から『傾聴入門』の通信講座を始めていた。
その入門編を修了した人を対象とした 集中スクーリングがあり
昨日講習を受けて来た。
“傾聴”を身近に感じたのはホスピスで母に付き添っていた頃。
色々な分野のボランティアさんが病院に関わるホスピス。
各々の方が得意分野で単調になりがちな病院生活を彩るお手伝いをして下さる。
中でも“傾聴”の訓練を受けたボランティアさんが
患者さん本人はもとより
看病する家族の話にも耳を傾けて下さる事に本当に助けられた。
いつか、自分もこういった形で誰かのお役に立ちたいとの思いが
ずっと私の胸にあったのだ。
今回のスクーリングは参加希望者が多く追加の日程が設けられたらしい。
教室では4人一グループに分かれ
自己紹介、ディスカッション、グループワークなど
お昼を挟んでの密度の濃い1日を体験。
初対面のはずの
同じテーブルの方々と自然に意気投合しランチを共に する。
相手の話を聴く態勢の面々だからとっても気分良くおしゃべりが出来る。
午後からのミニロープレでは実践も。
自分の意見を差し挟まず、相手の話を共感し促すのはこれが案外難しい。
解決したくなる気持ちをそっと後ろに引っ込め
ただただ相手の気持ちに寄り添う。
相づちと先をうながすタイミングの計りかた。
問題が深刻化するほどアドバイスしたくなる気持ちが顔を覗かせてしまう
あぁー、この技術を姫達が小さい頃に知っていたなら
家庭でも職場でも役に立つ技術が一杯。
夏からはもう一ランク上の講座が始まる。
どこまで続くか…
先生が
「もう、皆さんは傾聴を始めてしまった“傾聴者”です。」
と仰った言葉を胸にちょっとだけ頑張るか