居心地

相棒のワンコとの暮らしの風景
他愛ない日常のあれやこれ

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

2021年06月20日 | 

2019年本屋大賞ノンフィクション部門受賞

 

元底辺中学校に通う利発な息子の日常を通してイギリスの格差社会が赤裸々に綴られている。
人種差別、アイデンティティ...あの国も混沌としているのだと知る。
息子を見つめる母親の立ち位置がとても良い。
ともすれば肩入れしそうになるのだが自称パンクな母ちゃんは自分を律する事が出来る人なのだ。
公立の学校にあるフリーミール制度、この国だって他人事ではない。
日本ももう一歩踏み出して手立てを尽くして欲しい。
息子の放つ言葉は確信を突いている。
時折、鼻の奥がツンと痛くなる。
コメント (2)
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