DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

仕事の苦しさ2

 別の観点、すなわちより哲学的な側面から。
 現在では「お客様が喜ぶかどうか」と言う視点から考えよ、と言われる。つまり相対的な価値観の構築である。独りよがりの価値観ではいけない、と言う意味では普遍的だが、相対的と言うことは時代などの要因でいくらでも変化してしまう。そんな不安定なものを軸にして、本来の普遍性、つまり時代などの条件に左右されない仕事ができるだろうか。だからこそそのためには独りよがりと言われようと、自分の中で絶対的な価値観を構築すべきと考えている。時々、意図的に時代遅れな価値観を提示してみせたりするのは、ふらつきやすい時代や環境に基づいた価値観に対抗する普遍性と言うものを考えての発言に他ならない。こうした普遍的価値がボロボロ壊れているので、自分の中で次に進むべき価値観が構築できずにいる。
 世界的にも古い価値観が亡霊となって行き長らえている。イスラム過激派の暴力が先進国の民主主義に揺さぶりをかけ、前時代的な過激保守思想が台頭する世の中。自分の価値観がしっかり築けないふわふわした状態こそ、私にとって不幸の根源である。
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