大義とは何か

　昨日、日本人は大義がない、と言う話をしたが、少し大義と言うものについて掘り下げた方がよさそうな気が。
　簡単に言えば、忠義を尽くせる人の言葉である。神様でも国の首長でも親でも良い。忠義を尽くして人々がまとまれる状態にあるかどうかと言うこと。
　例えば憲法論議。総理大臣が憲法を変えて自衛隊を明記したいと言っている。その言葉に力はあるか。今の日本人は、言葉の力はまるで勘定に入れず、ただ国難が迫っているから、と言う理由で支持している。国難のために自衛隊？なんかそんな他人任せで国難に立ち向かう？そんな他人任せの心理こそが最大の国難である。国難に立ち向かうとは、他の誰でもない、あなた自身やあなたの子孫が戦場に向かうことである。
　僕は首長がプーチンのような威厳のある人物が言うなら、その言葉の力を信じるかもしれない。彼ならいざと言う時、自身が戦場の先頭に立つ気概が感じられるから(もちろんこれは私見であって、実際にそうかは分からない)。
　しかし、安倍首相の言葉ではいくら国難が近くでも支持できない。森友学園の件で明らかなように､いざと言う時にしっぽを巻いて逃げるような人物の言葉はどう考えても信用できない。戦場でしっぽを巻くような人物と一緒に君たちは戦争をするつもりか？そんな軍隊は国難に立ち向かう前に自滅する。