さて朝日湯、小ぶりながら立派な瓦屋根の銭湯。これは歴史的にも価値ありそうな建物。なんとかのれんはまだかかってました。とにかくシブイ外観。窓枠やのれんのデザインに菱形の紋章デザインが印象的、家紋なのかしら。
中へ。番台が玄関側に飛び出てるのが面白い。女将さんはそこには座ってなくて、カーテンの向こう側、女湯側から現れる。湯銭430円を払う。
脱衣室も実に良い雰囲気だ。真っ白だがいちおう格天井と言える。こちらにも不思議なマーク。島ロッカーに荷物と衣服を詰める。1週間の疲れと汗を流すにはもってこいの銭湯だ。脱衣籠ももちろん現役。体重計はMusashino Scale、いきなり針が振り切ってビックリしたが、80kgで1周するらしい(100kgまで測れると言うことは1周以上するのだな)。浴室の入口に面白い貼り紙、「当浴場は2時間以上の入浴はできません」とある。サウナのある銭湯ならあり得る話だが、このシンプルな銭湯に2時間も入っているのはどういう人?:-)
浴室へ。湯道具はケロリン桶(ひとつひとつのはちまき部分にマジックペンで屋号を書いてあるのがユニーク)と青緑色丸座椅子(他の種類の座椅子もありました)。
島カランは1列、カラン数は5・4・4・5。先客は1人、しかし私が最終客ではない模様、後からもう1人入って来ました。
ペンキ絵はなくチップタイル絵。ちょっと小ぶりな瀧と富士山。浴槽は2槽。右側深湯は座風呂2人分。左側浅湯は緑の浴槽内ランプと背中バブル2人分。どちらも湯温は42度くらい。
湯上がり、さすがに店主も店仕舞いを始めていてお風呂ドリンクをいただける雰囲気ではなかったが、おかしいのが、家庭用冷蔵庫を置いておきながら「飲み物は入っていません」と言う貼り紙が貼られていること。じゃあ何が入っているのか??と言ってお風呂ドリンクがない訳ではないらしい、ちゃんと手書きのドリンクメニューがあります。まあ古い銭湯にはありがちな、ちょっとした商品のカオス状態で、それがまた味わい深い。
店を出る頃には脱衣室と玄関は完全消灯、まだお客さんいるのでは?さてこれから船橋へ帰る、午前様は避けられない(^_^;)
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