DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

蛍よ…妖しの海を翔べ@座 高円寺

 牧瀬さんもいよいよ本格的なお芝居の舞台へ。と言うことで高円寺へ。久しぶりに高円寺に帰ってきた(10年前まで独り暮らししてた町)、当時はこの劇場はなかったけどね。この街も変化してるなあ、と言う感慨はさておき、200~300くらい入る大きな芝居小屋。客層も幅広い。
 源平合戦と言う古典を現代的にアレンジした作品。源義経らが背広?でも役者たちのピンと張りつめた緊張感はまごうことなき大河ドラマ。牧瀬さん演じる蛍もしっかりした存在感。と言うか戦場である、かなり骨のある戦略に長けた女性。
 幕間がある、こりゃ骨太な舞台だな、夕食食べずに来たのは失敗、観る側も正座して(って座席ですがw)鑑賞せねばと言う気になる重厚な悲劇。悲劇で衣装に日本史の時代考証をあえて無視した点(頼朝だけ袴でしたが)、日本史上の悲劇にギリシア悲劇やシェークスピア悲劇の要素を盛り込んだのかも。
 重厚な一方で極めてシンプルな劇でもあります。BGMでの雰囲気作りはせず、舞台装置も簡単なものだけ(背景に映像を使う程度)、ひたすら役者の演技力で舞台を作っています。そんなハードルの高い芝居だからこそ、牧瀬さんの舞台上の存在感も力強いものでした。物語にせよ、緊張感張りつめた役者の皆さんの演技にせよ、私が軽い言葉で説明するのが本当におこがましいことだと実感しながら感想書いてます(冷汗)。あ、ラストシーン見たら、蛍がこの物語のキーワードじゃないですか、ここから“源氏蛍”と言う名前が来てるんだなあ。終演後、牧瀬さんとお話しして船橋へ帰る。
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