DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

コミケ

 ミクシィでちょっと盛り上がってるNHKのコミケ特集を少し見た。やはり自分がこの世界と距離を感じてしまうのは、彼らが「憧れのキャラになりきり、作品そのものになりたい」と言う“コスプレ”のポリシーが自分と正反対であること。自分の場合は「他の誰でもない、自分自身でありたい。自分は作品なんかではない」と言う気持ち。
 前者の方が共感とか絆とか、今の時代には向いたものの考え方で、それゆえ今でも熱狂的な盛り上がりがあるのだろう。オタクの閉鎖的な趣味志向を保ちつつ、ものすごく横のつながりがネットワーク的に広がっている。一方、僕の考え方は80年代ポストモダンの残り火みたいなもので、今の時代には完全にマイナー化してる。自分以外の例でも、音楽ではフェスみたいなみんなで楽しむ、そもそも自分の世界に閉じ籠もるような視聴体験の仕方がマイナーになっている。
 僕個人は、お手本を真似ると言うコスプレ的あり方は限界があるものだからつまらない、と思ってしまうのだが、そうは言ってもお手本なしで新しいものなんか生まれない時代にあって、一からオリジナリティを追求するような自分のアプローチがマイナーになるのは仕方ないのか、と嘆くしかない。お手本をコピーしつつ、一工夫でオリジナリティを付け加える、と言うアプローチの方が賢いことだけは間違いない。
 あと、アニメに関しては代表的な美少女キャラはなんか固定したイメージを押し付けられているような気がして好きではない。もちろんアニメにも千差万別あるので全否定はしないが、これならまだ個人ごとの想像力の余地がある文学や芸術の方がましだろう、と思ってしまう。
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