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初春に若冲で大ブームを起こした頃と違い、今回は静かに観覧できそう。
さすがフランス屈指の近現代アートの最高峰、先ず展示の仕方が斬新。野獣派fauvismeから始まり、モダンアートならでは、絵画に囚われず彫刻、報道写真、映画などさまざまな作品が年代順に並べられる。日本ではほとんど無名な作家とマチス、シャガール、ピカソのような大家とが全くフラットな扱いで並べられているのがすごい。さすがにクリストはオブジェ作品のみ、巨大インスタレーション作品を生きてる間に一度生で体験したいのだが。
やはり個人的には、現代アートと言うことで、アール・ブリュットの作品も含まれていること。セラフィーヌ・ルイとか一見で強烈なインパクトを与えてくれる。伝統をぶっ壊すのではなく、伝統と言う根っこのないところから新しい芸術が芽吹くところがすごいのだ。
年代順と言うことは、近現代史とも無縁ではいられない。今日は原爆記念日、その原爆投下のあった1945年には展示作品がない。第二次大戦終結がヨーロッパにおいてもいかに重要な歴史であるかを如実に示している。
込み合っていないので観覧が不自由なくできるのも魅力。今年の夏のおすすめスポット。
♯と言うことで池袋サンシャインシティのプリキュアイベントは時間切れだ、来週にしよう(笑)