DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

アムネスティ2021年活動報告会(オンライン)「踏みにじられる表現の自由〜ますます求められるアムネス...

 前半はアムネスティ60周年記念トーク。
 最初に今年の人権侵害5大ニュース。ミャンマーやアフガニスタンはもちろんだが、香港ではアムネスティ自体が活動をやめた、と言うニュースには落胆を隠せない。
 東経大の先生が登壇者。パンデミック格差がやはり世界中の格差を拡大した問題として重要と指摘。
 なるほど、アムネスティは「学校」なのか。運動はやっているが、それはアムネスティを通じて「人権を学ぶ」ことによる成果であると。運動家たちは「同窓」と言う意識があり、インターネットが始まる前からのコミュニティだと。
 アムネスティの始まり方のエピソードが実に興味深い。ポルトガルが当時東西冷戦の西側だったのに、軍事政権で不当逮捕みたいなことが行われていたことにハッと気づき、その人たちを解放しよう、と訴えたことが始まり。
 国際刑事裁判所と言うのはアムネスティの背中押しで始まったもの。
 死刑廃止運動、70年代から始めています。死刑廃止は人権の基本だと断言、アムネスティがいなかったら(今もまだ死刑存置国はたくさんあるが)、まだ死刑廃止国は少数派のままだったかもしれない。
 強い人権、弱い人権と言うのは、まさに先ほどの投稿に通じる。新聞やテレビで声を上げられる強い人権だけでなく、貧困やDVで声を上げる力を失っている人々の声なき声を拾い上げることこそ大事。

 後半はアムネスティ日本の活動報告。ミャンマーやアフガニスタン、ウイグルに対しては署名活動を行い、それを持って大使館に働きかけています。
 ワクチンについては製薬会社に働きかけているのか。
 日本国内にも、入管法の問題があります。
 LGBTI?最後のIはなんだ?初めて聞いた、勉強不足。
 気候変動も間接的な人権侵害。石炭利用廃止を日本政府に要請しています。
 政府や企業への働きかけもさることながら、一人ひとりの活動家の釈放などにきめ細かに対応する丁寧さは本当にアムネスティに頭が下がる。
 活動内容も決して派手ではない。Eメールの時代にあっても、手書きの手紙で訴える行動を行っている。
 15歳のパレスチナ人ジャーナリスト!マララさん、グレタさんなどに続き、ティーンの活動リーダーが世界中にいるのだな。
 最後に質疑応答。最初はやはり香港支局閉鎖の背景説明を求める声が集まったよう。まあ確かに北朝鮮や中国には始めからアムネスティ事務局はない。アムネスティはそれらの国々に対しても人権擁護活動は行っている。
 入管法に対するアムネスティの活動状況。マジか、入管での拘束は、司法の裏付けなしに行われている?人権問題のみならず、法治国家としての法律運用の根幹にかかわる問題ありではないか!
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