DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

ネット後の人生

 年は開けましたが、引き続き病床から。
 同窓会での話題は当然昔話になる訳だが、ピンと来ないことが多い。物忘れ、と言うよりも、自分の人生のピークが他の人とずれてる、と言う実感はある。楽しかったこともつらかったことも、僕の場合社会に出てからの方が大きすぎて、学生時代なんてまるで印象が薄くて、思い出せないことも多い。
 多分、社会に出てからのネットとの出会いが大きな要因だと思っている。

・日常とは違う出会い方をした人から影響を受けた
 簡単に言えば、友だちでも知り合いでもない、会ったこともない他人からの言葉の方が本質を突いていて、自分の人生に影響を与えている。リアルに会う人としかコミュニケーションしなかった時代は、僕にとってはただの過去、思い出ですらない。

・出来事を記録するようになった
 ブログの登場は21世紀に入ってからだが、掲示板への書き込みの保存などで20世紀にも多少の記録は残っている。残っているとふとした時に読み返すことができる。読み返すことができない過去は記憶からやがて薄れていく。

・自分の年齢が分からなくなる
 まずコミュニケーションの相手が年齢不詳である(もちろんそれ以外の情報も不詳である)。そういうコミュニケーションを積み重ねることで、自分がいったい今何歳なのか分からない。いや自分の性別すらもよく分からない。
 と言うか、そもそもそんなことをいちいち自覚せずに生きられる、ネットはそういう人生を僕に与えてくれた。こんな究極の自由に出会ったら、そりゃネット前の人生なんて記憶からどんどん消えて行きますよ。
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