DEEP ACIDなんでもかんでも日記・ヤプログ!より移行

不良たちの左右の振舞い

 不良文化にもミギ、ヒダリがある。ミギはヤンキー、ヒダリはヒッピー。ヤンキーの文化資源は爆音バイクや入れ墨、ヒダリの文化資源は音楽(1つだけミギの文化資源になった音楽ジャンルがある、ヒップホップがそう。そのため、21世紀にはグラフィティやダンスもヒッピー全盛期にはヒダリの文化資源だったものからミギのそれに移っていった)を始め、アングラ演劇などがある。オタクがまだ登場しない時代、アニメやマンガはまだ政治的に中立だった。
 先日、文化的覇権がネットによってヤンキーからオタクに移っていった、と言う分析をした。よく考えると、ヤンキーもオタクもミギ寄りの存在なので、対立するのは本来おかしなことである。それにもかかわらずこのような覇権交代が発生したのは、文化資源を共有していなかったことが大きい。ヤンキーはオタクと親和性の高いマンガやアニメには縁遠い。このことで、思想的に連続性があったにもかかわらず、オタクに覇権を奪い取られたと考える。
 ヤンキーが主人公のマンガは数多く存在するが、ヒッピーをネタにしたマンガと言うのはマンガに疎い私には聞いたことがない。もしヤンキーがマンガやアニメと相性が良かったら、オタクがヤンキーを攻撃することはなかったはずだ。
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