先週に続いてミッションコンティニュー。
LT泳がせのひとつの主役、マゴチの写真は撮れたのだけど、もうひとつの主役ヒラメの写真が無いのは四色ページ的には寂しいところだったので。
朝の横浜は雨。
しかし雨雲はうちのまわりだけだったようで、ベイブリッジを渡るころには雲が切れてきました。6時に館山に着く頃には良い天気ですよ。
ただ、ちょっと北風が強いです。
館山湾でこの風波の中で釣りをするのは珍しい、いつもは鏡のような海ですから。
わたしの方は今日も撮影中心、置き竿釣法で狙います。
この日は同乗者の方が早々にヒラメを釣ってくれて目的達成。
気も楽になり、まったりとした泳がせ釣りを楽しめました。
湾内に停泊している大型船。
風は吹いたりやんだり、空も晴れたり曇ったりと落ち着かない天気。
船長は沖目からパラシュートアンカーを入れ、灘に向かって流します。
開始後しばらくして私の竿にもアタリ。
時折強い突っ込みをみせ、LTタックルロッドが飴のように曲がります、わずかながらドラグもすべります、楽しい。
引きのメリハリがあるので、こりゃ良型のヒラメでしょう、と思ってやりとしていいたんですが、水面に浮いたのは意外な魚。
イトヨリ、でかい(@_@)
41cmもありましたよ、尻尾のひょろっとした長いとこまで入れると50cm近く^^;
こりゃ引くはずだ。こんな大きなイトヨリは初めてみた。
この他にも、意外性あふれる魚が食ってきたのですが、それはつり丸でレポします。
次のアタリはコツンとコチっぽい。
引きは軽いので、カール・ゴッチかな?
ワーニ・ゴッチでした。
これは館山湾での定番外道。
マゴチに比べると格下扱いされますが、きちんと締めてきちんと料理すれば味の違いはわかりませんよ。
次のアタリはふわふわした変な感じ。
引きも弱いし、水面にきたら走る。
サバ。
館山湾に回遊しているイワシを食っているサバなんで、ころころ太ってます、嬉しいお土産。
船長は沖目の砂地、つぶ根まわりから、港口のイワシ蓄養イケスまわりとコースを変えてせめて行きます。
この日のイワシの反応は出たり消えたりでしたが、港口は魚探が真っ赤になる反応もありましたよ。
そんな中、私にはヒラメっぽいアタリ。
十分食い込ませて合わせます。
んー、いい引張っり方です、LTで釣るヒラメは楽しい(^^)
42cm。ヒラメと呼んでもいいでしょう^^;
バケツからはみ出してる写真。大ビラメに見えますかね^^;
イケスまわりではイワシ業者が作業中。
富浦~館山沖で取れたセグロイワシは、このイケスで数日間蓄養され、カツオ船に売られます。
そんなこんなで沖上がり、ミッションコンプリート。
このLT泳がせ釣り、魚種も多彩で楽しめます。なにより、35号オモリを使ってLTゲーム竿やマゴチ竿、メバル竿のような華奢な竿で、静かな湾内でヒラメの引きを楽しめるのが大きな魅力です。
仕掛けやオモリは船で買えるし、船代も9500円と割安なんで興味ある人はぜひどうぞ。
イワシの回遊も多くてこれからベストシーズンなのですが、GWなのにお客さんの予約が少ない(先週2人、この日は3人^^;)、もう釣り船を辞めようか^^;と船長は嘆いてましたから^^;;
詳しくは、つり丸6月1日号(5/15頃発売)でレポートします。
取材にご協力いただいたみなさん、どうもありがとうございました。
アクアラインもすいすいでさくっと帰宅。
さて、一尾ずつですが、良い魚が揃ったので気合入れて捌きましょうか。
このヒラメ、ずいぶんと腹が膨らんでますよ。
内臓をかきだすと、真っ白なメタボ肝臓と胃袋。
胃袋の中には、なんと10尾のセグロイワシが!
9尾でやめとけば生き延びられたのに、、、^^;
食べ過ぎは寿命を縮めるということですね、他山の石としましょう^^;;
ヒラメスケルトン!
幅広エンガワ。
おおきイトヨリの腹からは、真っ白な脂肪がごろごろ。
三枚に下ろすと包丁が脂でべっとり(@_@)
いやぁ、イワシ食ってる魚だから脂がすごいんだろうなぁ。
これまでイトヨリは塩焼きで食べていたのですが、せっかく上等のイトヨリなので刺身でいただきます。
イトヨリの刺身は初めて。
この魚、皮が弱くて切れやすいですね、皮引きがちょいと失敗してえぐれてる^^;のが上の写真です(上の2つはワニゴチ、下の2つがイトヨリ半身分)。
こりゃ湯引きに向いているなと思い、半身は湯引きに。
イトヨリの湯引き、刺身、ワニゴチの薄造りの盛り合わせ。
ヒラメの刺身。
エンガワトルネード!
この後はワインを空けて、お約束のバタンQでした(^^)
[館山港 鯨丸]
090-8746-8341
乗船は係留場所↓に集合。
私らシャクリダイで良く釣れるソコイトヨリは塩焼きがいいとこですが・・・
イトヨリダイは刺身でテエより旨いとか?^^;
皮はアジの如く引っ張って剥がすのが良いようです。
それと・・・船頭衆が呼ぶところの「ワニゴチ」、ま、和名「イネゴチ」ですね。
私の今までの印象は少し身肉が赤っぽくて酸味があrったような・・・どうでしょうか?
本当のワニゴチは洲ノ崎辺りで釣れますが、とても美丈夫な印象で・・・^^;
特徴的なのは、眼の虹彩被膜がレース模様で美しいです。
全く種が遠い魚ですが、柔らかくて脂の強い身質で、鱗がしっかりしてて皮が薄いところも似ていると思いました。
実は包丁で皮ひきにくくて、最後は皮ひっぱって剥がしました^^; そっか最初からそうすれば良かったんだ。
イネゴチなどををワニゴチと総称するのは、ヒガンフグをアカメフグと呼ぶようなものでしょうか。
身はマゴチと大差ないように感じましたが、、酸味も特に無かったです。ただ、歩留まりが悪いですね^^;
和名ワニゴチですが、前にキス釣りで8cmくらいのが掛かったのがトゲトゲしいごっつい顔で、おそらくリアルワニゴチじゃないかと思ってるんですけど、今となっては確認の術がないです。