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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

ライトでいってみる?東京湾コマセダイ

2019-03-21 11:49:07 | 釣りレポ 2019

長いこと釣りやってると、釣法の栄枯盛衰をいろいろと見ることができます。
マダイ釣りでいえば、ビシマ釣りや立て釣りなど、かつて人気を誇りながらもレッドリスト入りし、Extinctな釣法も少なくないです。
かつて一世を風靡していたのがコマセダイ。しかし、近年のマダイ釣りはひとつテンヤ、タイラバに人気が移り、当時のような隆盛は影を潜めています。Lower Riskながらもレッドリスト入りしている感じ。

だからというわけではないと思いますが、三喜丸では今シーズンから、ライトコマセダイで出船!
40号,60号のビシを使ってのマダイ釣りです。

すでに棒面丸、ムツ六など、ライトマダイをやっている船宿はいくつかあります。
ライトマダイの特徴はその手軽さ。
今の時代にあっては大掛かりともいえるコマセダイの専用タックルを持ってなくとも、LTアジや浅場タチウオの竿+手巻小型リールでマダイ釣りが楽しめるのが大きな魅力です。

そんなわけで、さっそく行ってきましたよ。
ロッドはモンゴウイカ用に買った舷天LIGHT-SP MADAI210です。
LTアジに使っているブリジットバルドーS190でもぜんぜんOKなのですが、舷天の出番がえらく少ないのでこういうときに使わないと^^;

こちらは出番を待つ第二三喜丸。かなり大きいです。
事務手続きの関係でまだ出船していませんが、いつでも出られる状態。
「親子教室はこの船でやろうね」と社長がおっしゃってました(^^)

さて、LTコマセダイ船は、こないだまでスミイカに出船していたヒデ船長の船。
ちょうど左の胴の間が空いていたので入れてもらいます。
久里浜沖の50m前後を狙いますが、まずはオモリ60号、ハリスは8mという仕掛けで。

さすがに時代か、LTとはいえ、私以外は小型電動リール。
私はアンバサダクラッシックの6500番で。最近アンバサダ使う人もめっきり減ったよね。
棚は海面から35m~40mなんで、手巻きでも十分。

予報は南西風、午後からけっこう強まる予報で、早上がり覚悟です。
南西風がぶわぶわ吹いて雨も降ったりやんだりとけっこうタフなコンディション。
上の写真、風が強くて波紋ができてるのがわかるでしょうか。

朝から昼までは落と潮。風と潮が喧嘩してグダグダ、潮方も悪いです。
反応は出ているので、なんとか食わせようと頑張りますが、簡単に言う事聞いてくれないのがマダイさん。潮もちょっと澄気味で、魚が浮いてこない感じです。

風が強まってきて、焦りが出てくる11時前、手持ちにした竿にコツンとわずかなアタリが到来。そのままカウンター気味に合わせを入れると、針ガカリ。
小さいけれど、マダイの引きですよ。

いやぁ~、タフコンディションの中、顔見られてホッとしました。(写真提供:三喜丸)
へそ下三寸、じゃなくて、目の下一尺、のグルメサイズ。
東京湾では一番美味しいサイズがこれ。

なんとか型をみてひと安心、なのですが、風は強くなる一方。大島ではSW18m/s吹いてます。
舳先から波かぶるほどのウネリも出てきて11:30に早上がり。
楽しみにしていた上げ潮タイムの攻略は次回へ持ち越しです。

なんか最近、苦労に苦労を重ねて、やっとこ本命の顔を見られるのだけど、そこで力尽きて終わる、という釣りが続いてます。何も考えないでもバリバリ食ってくる釣りにいきたい^^;

港に戻る頃には雨はすっかり上がって青空に。でも風はビュンビュン吹いてます。

このLTコマセダイ、面白い。
LTだから魚もライトになるというわけではないので、道具選びの際は竿よりもリールに気を遣うといいです。竿が短いので、ドラグは大鯛とるときの命綱になりますから。
また近いうちにLTコマセダイに行きますよ。(その前にベイブリッジアジか?)

飲み会用に提供したかったのだけど、1尾しかないので、うちの晩御飯でいただきます^^;;

脂の乗りがすさまじいのが東京湾マダイの特徴。
このため、1-2kgサイズよりも、600-800gサイズの方が旨味とテクスチャのバランスが取れていて美味しいです。

[小柴港 三喜丸]
http://www.miki-maru.com/

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4 コメント

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絶滅危惧釣法 (ぼぶ)
2019-03-23 19:55:10
ほんと、絶滅しそう(笑)
今年に入って、ほぼ毎週くらいコマセ鯛やってますけど、常宿には常連しか来ないし、先週の日曜だって松輪の駐車場もガラガラ。今年は特に黒潮が押すことが多くて、釣れたり釣れなかったり、久里浜沖は結局90mに鯛が落ちなかったし。

火を消さないようにがんばってま~す(笑)
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ぼぶさんゑ (calm)
2019-03-24 09:47:01
そうなんですよ、この釣りも若い人が増えないことには将来が暗いです。東京湾タイラバ船や、千葉のひとつテンヤ船は若い人がたくさんいるのですが、、

ライト化は専用タックルがなくとも楽しめることから、底辺拡大には寄与すると思います。

私も火を消さないようがんばります(^^;)
返信する
Unknown (hata)
2019-03-26 19:08:06
こんばんは。
ブログ拝見しました。コマセ真鯛は大好きな釣りのひとつですが、ライトタックルで狙うことができるんですね。初めて知りました。
通常タックルだと3m超の竿に中型電動リールなんで、どーしても置き竿になることが多いですが、ライトなら1日手持ちでいけますね!できれば手持ちであれやこれやしながら釣りをしたいタイプなので(放っておいた方が釣れるのかもしれませんが…)
来月の釣行はライトタックルマダイに決めました!!
タックルは金沢八景あたりのライトタックルアジと一緒で本当に大丈夫なんでしょうか?
返信する
hataさんゑ (calm)
2019-03-26 21:29:37
こんばんは。
LTコマセダイはけっこう歴史のある釣法で、松輪港の棒面丸が始めたのは何年前くらいだろう...??もう15年くらい経っているかもしれません。
私がLTアジに使っているシマノライトゲームBB-S190は、もともとLTコマセダイ用として発売されていた竿です。
胴調子の竿がベターですが、64調子や73調子のLTアジロッドでも使えます。ワラサが食っても十分あげられます。
ただし、本文でも書いたようにドラグがちゃんと効くリールが重要です。長竿と違って竿でのタメが効かないので、魚が走られたときにドラグから糸を出すまでの猶予時間が少ないです。スムースなドラグをもったリールを、きちんとドラグ調整して使ってください。

キロ以下のマダイなら、通常タックルよりも遥かに引きが面白く感じますよ(^^)
返信する

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