【ワシントン=岡田章裕】米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は17日の上院銀行住宅都市委員会で、半年に一度の金融政策報告を行った。
米景気について「回復が続いているが、今年前半の経済活動は、いくぶん減速したように見える」と述べた上で、「見通しの不確かさは通常より高い水準にある」と先行き懸念を示した。
追加の金融緩和策については「さらなる行動を取る用意がある」と述べ、必要に応じて緩和に踏み切るという従来の姿勢を維持した。
米財政については、中長期の再建策をまとめる必要性を指摘するとともに、「景気回復の脆弱(ぜいじゃく)さを考慮すべきだ」として、2013年から始まる「財政の崖」と呼ばれる超緊縮財政を回避するよう求めた。
(2012年7月18日
読売新聞)
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