「自腹を切ってでも運転士になりたい」。
千葉県大多喜町の第三セクター「いすみ鉄道」で、訓練費用700万円を自己負担して運転資格を取得した元サラリーマン4人が、近く運転士の乗務を始める。
関東運輸局によると、自己負担による運転士養成は全国初の試み。
20年以上勤めたIT関連会社から転身した新人運転士の一人、武石和行さん(44)は「少年時代の夢がかなう」と喜びをかみしめている。
いすみ鉄道は、大原(同県いすみ市)-上総中野(大多喜町)の26・8キロを結ぶ房総半島のローカル線。
経営再建に取り組む中、資金的な余裕がなかったため平成22年、自己負担を条件に公募に応じた40~50代の4人を採用した。
4人は鉄道の運転経験はなかったが、1年半の訓練を経て昨年12月までに、全員が国家資格の「動力車操縦士免許」を取得。
接客や非常時対応などの社内研修も終えた。
関連ニュース
・「「全米で最も惨めな都市」が破綻 放漫財政と景気悪化で」:イザ!
・「EU首脳会議、市場好感短い? 共同債触れず、銀行同盟も中途半端」:イザ!
・「クボタが48億円申告漏れ 大阪国税局指摘」:イザ!
・ワックス脱毛