日本プロ野球選手会が来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への不参加を決議した。
日本の3連覇に期待は大きかった。
がっかりしているファンも多いだろう。
なんとか参加への道を探れないものか。
選手会は、主催者側に大会収益の配分やスポンサー権の取り扱いなどで改善を求めてきたが、返答はなく、このままでは参加できないと主張している。
選手会の新井貴浩会長(阪神)は「苦渋の決断をせざるを得なかった」と話した。
WBCの主催者は大リーグと大リーグ選手会で共同設立した運営会社で、前回大会の収益約15億円のうち、大リーグ側へ約10億円、日本野球機構(NPB)側へは約2億円と、大きな格差が生じていた。
チームのスポンサー権、商品化権も主催者側に譲渡しなくてはならない。
選手会によれば、大会のスポンサー収入の約7割が日本からもたらされ、放映権料などでも大きなウエートを占めるという。
不公平感があるのは当然だろう。
主催者側は、日本が不参加のままでもWBCを予定通り開催すると強硬姿勢を崩していない。
日本12球団の経営側はWBC期間外も日本代表を常設することで収益を確保できるとして、すでに参加を表明している。
日本国内が股裂き状態にあることも主催者側を強気にさせているのだろう。
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