
<管理人より>
昨年11/3に開催された「生協だれでも9条ネットワークの集い」の報告その2です。
【報告】「生協だれでも9条ネットワーク」2018年の振り返り(10月まで):藤原一也
1.生協だれでも9条ネットワークの国会周辺行動
生協だれでも9条ネットワークは2015年9月19日に国会で強行採決された「安保法制」を廃止に持ち込もうと毎月19日は国会周辺で「戦争させない・9条こわすな!総がかり行動実行委員会」などの行動参加呼びかけに応じてきました。
2018年は「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」や「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」などの呼びかけに応えて、2018年1月から10月19日までの行動参加は50回(昨年27回)を数えました。昨年比で約2倍です。また、参加者数は延べで308人(昨年213人)と昨年比約1.5倍です。主なものでは、2018年5月3日(憲法集会、40人/6万人)、6月10日(沖縄連帯、16人/2.7万人)などです。また、今年度は毎週木曜日の国会周辺行動(木曜行動)が新たに呼びかけられ、私たちはそれらの提起にも応えてきました。
生協だれでも9条ネットワークは生協九条の会・埼玉の皆さんとともに、毎月の19日や木曜行動などに13~75人の規模で参加してきました。1月(13人/2,700人)、2月(24人/1,900人)、3月(36人/38,100人)、4月(45人/56,100人)、5月(75人/74,500人)、6月(43人/34,800人)、7月(21人/9,660人)、8月(17人/5,500人)、9月(21人/9,000人)、10月(13人/3,000人)と国会周辺などの行動は、2018年1月~10月の累計で308人(昨年1月~12月の累計は213人)の参加実績となりました。
<上記の(〇〇人/△△人>は左数字が生協だれでも9条ネットワークと生協九条の会・埼玉などの参加者数、右数字はその際の全体の参加者数を示す>
2.「沖縄」への本ネットワークの関わり方の論議経過
8月19日に世話人有志会議、9月7日に事務局会議を行いました。事務局会議に向けて大久保世話人から以下の問題提起がありました。
「沖縄県知事選、自民党総裁選、9条改憲発議など、重大な局面を迎えています。2020年の憲法改正という政治日程を厳格に執行することが日本会議の既定路線です。更にオスプレイが正式に10月1日横田に5機配備が発表され、また佐賀県がオスプレイ基地配備の受入を関係市との調整もかなぐり捨てて発表されました。今後横田に10機配備が予定されるが、空軍のCV22は、指揮権がアメリカ作戦統合本部にあり、その任務は特殊作戦を決行する特殊部隊を敵地に潜入させることを任務とする極めて先制攻撃性の強い部隊です。本土の沖縄化が急速に進むことは確実であり、日本の空は、完全に米軍管理下に置かれ、いつどこでも首都圏内で事故が起こることを予期しなければならない局面を迎えています。どのようなことを今後進めていくべきかを論議していくことが必要かと思います。」
事務局会議の論議では私たちは「生協だれでも9条ネットワークは申し合わせ(2015年10月10日版)と(2017年12月30日改訂版)に沿って活動してきた」こと、「『沖縄』については辺野古などの沖縄基地問題とオスプレイの横田配備などを本土の沖縄化と認識して、日本の構造上の問題と考えて取組んでいかざるを得ない」こと、「すでに本ネットワークはこれまでの取組でも『止めよう!辺野古埋め立て』国会包囲実行委員会の呼びかけなどに応えて、沖縄県民の行動に連帯した国会包囲などに参加してきた。引き続き『沖縄』を直視して、適宜の呼びかけを行って行く」こと、「沖縄県知事選挙に向けてオール沖縄の『玉城デニー候補事務所』への個人支援を呼びかける。場合によっては『オール沖縄』への支援を呼びかける」ことなどを確認しました。
3.憲法問題への取り組み
安倍首相は自民党総裁選で3選を果たし、第4次安倍改造内閣を発足させました。憲法改正シフトとも言われる自民党と内閣の布陣となり、憲法違反の「戦争法」はそのままに、第197回臨時国会で安倍政権が本丸の9条改憲を仕掛けています。さらに幅広く、9条改憲の問題点を知らせ、考え合う取組みが求められます。私たちは昨年、2015年の「生協だれでも9条ネットワーク」の申し合わせに『9条改悪』に反対する主旨を追加しました。
「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」いわゆる3,000万署名について、「生協だれでも9条ネットワーク」として課題の一つに位置付け、ネットワークメンバーは地域や団体で引き続き全国統一署名を取り組みました。
4.生協だれでも9条ネットワークの運営
私たち「生協だれでも9条ネットワーク」は現在17名の世話人によって運営し、約250人のネットワークメンバーへの情報提供(メール通信による呼びかけと独自ブログの運営)をしています。また、国会周辺行動の終了後に世話人メンバーが参加して交流を重ね、2018年からは事務局会議を開催しています。(世話人17名、うち事務局8名)
※冒頭の写真は、11/3の国会前行動を藤原さんが撮影したものをいただきました。猫の絵の幟は、話題の「肉球新党」さんのものです。