「生協だれでも9条ネットワーク」

日本国憲法と平和主義、民主主義を守る活動を進める生協関係者のネットワークのブログです

【参加報告】「安倍9条改憲を許さない!安倍内閣の退陣を要求する12.19国会議員会館前行動」(寄稿)

2017-12-26 23:59:06 | 参加報告

<管理人より>
 「安倍9条改憲を許さない!安倍内閣の退陣を要求する12.19国会議員会館前行動」の参加報告を、東京カズちゃんさんと藤原一也さんからご寄稿いただきました。以下にご紹介いたします。
【参加報告】「安倍9条改憲を許さない!安倍内閣の退陣を要求する12.19国会議員会館前行動」
<東京カズちゃんさんよりの寄稿> (冒頭の写真も)
 12/19は「安倍9条改憲を許さない!安倍内閣の退陣を要求する12・19国会議員会館前行動」へ参加し、2500人が集まった。とにかく寒いので私は防寒用ズボン、ニット帽、セーターの重ね着などで何とか対応した!
 国会議員は福島みずほ(社民党)、伊波洋一(沖縄の風)、福山哲郎(立憲民主党)、小池晃(共産党)の各氏が挨拶した。
 総がかり行動の高田健さんは「毎月の19動は27回目となった。ここに集まっていることが全国の人たちを元気付けているし、全国の連帯を支えている。時事通信の世論調査でさえ、7割の人が9条改憲に反対し、安倍政権の支持率は2割しかいない。3千万署名運動をやりきって、2018年に憲法改正の発議を阻止しよう」と発言した。
 18:30から1時間の集会だったが、「生協だれでも9条ネットワーク」の新しい大きな幟が出来上がり、その下にOBやOGの10人近くが寒い中集まったのは凄いことだと思う

<藤原一也さんよりの寄稿> (上の写真も)
 12月19日の集会「は総がかり行動実行委員会」の今年最後の呼びかけに応えて2500人が集まりました。「生協だれでも9条ネットワーク」と「生協九条の会・埼玉」から15名が寒い中、防寒を心がけて参加しました。そしてこの日、「生協だれでも9条ネットワーク」の2本目の幟旗がデビューしました。この19日行動もすでに27回を数えました。寒さだけでなく、暑さや、大雨にも負けず持続して参加してきました。
 実行委員会の高田さんが言うように、全国の志を同じくした市民と励まし合うことになっていれば幸いです。安倍さんに3000万署名の力で改憲発議を諦めさせましょう。

※生協労連による「ライブ録画」のユーチューブ配信は、こちら

【参加の呼びかけ】「安倍9条改憲を許さない、安倍内閣の退陣を要求する12.19国会議員会館前行動」、ほか

2017-12-18 23:59:45 | 参加のよびかけ
<管理人より>
12/14付けで世話人会より、「安倍9条改憲を許さない!安倍内閣の退陣を要求する12・19国会議員会館前行動」と「戦争とめよう!安倍9条改憲NO!2018年新春のつどい」のご案内がありました。


2017年12月14日
「生協だれでも9条ネットワーク」世話人会

 12/10、ノーベル平和賞授賞式のサーロー節子さんの受賞講演は私たちを衝き動かしました。「核兵器は必要悪ではなく、絶対悪です…」「核武装国の政府の皆さんに、そして『核の傘』なるものの下で共犯者となっている国々の政府の皆さんに申し上げたい。私たちの証言を聞き、私たちの警告を心に留めなさい…」
 安倍内閣は「核兵器禁止条約」に背を向け、日本国憲法9条の改悪を公言しています。私たちは市民と立憲野党との共闘で現状を打開する必要があります。

 私たち「生協だれでも9条ネットワーク」は11月19日の国会議員会館前行動に、「生協九条の会・埼玉」の皆さんとともに14人が参加しました。(全体2300人)
※参加報告記事は、こちら
 そしてこの間、「生協だれでも9条ネットワーク」へのお誘いリーフレットを作成し、友の会の会合などで活用しています。お誘いに応えて参加を申し出る方々が増えています。また、「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」を取組んでいます。2018年5月までに全国で3000万人分を集約予定です。
 私たち「生協だれでも9条ネットワーク」は引き続き総がかり行動実行委員会や安倍9条改憲NO!全国市民アクションなどの行動提起に応えて行きたいと思います。そして、「生協だれでも9条ネットワーク」の2本目の幟旗を作成中で、近くお披露目予定です。

【参加の呼びかけ】
「安倍9条改憲を許さない、安倍内閣の退陣を要求する12・19国会議員会館前行動」
と き:12月19日(火)18:30~
ところ:衆議院第2議員会館前を中心に
主 催:総がかり行動実行委員会
    安倍9条改憲NO!全国市民アクション
※総がかり行動実行委員会の行動予定の記事→こちら
※「生協だれでも9条ネットワーク」の幟旗は、17:30頃から衆議院第2議員会館前に立てます。何かの際の連絡は藤原携帯までお願いします。寒さきびしき折です。防寒対策よろしくお願いします。

【参加の呼びかけ】
「戦争止めよう!安倍9条改憲NO!2018年新春のつどい」
と き:1月7日(日)14:00~16:30
ところ:北とぴあ・さくらホール
主 催:安倍9条改憲NO!全国市民アクション
※安倍9条改憲NO!全国市民アクションの行動予定の記事→こちら

【情報】12/7立憲野党と市民連合の「意見交換会」の報告記事

2017-12-16 23:59:01 | 情報提供

<管理人より>
「市民連合」のホームページやfacebookに、12/7(木)に衆議院議員会館で朝8時から約1時間「意見交換会」が行われたという報告記事が掲載されています。以下、主要部分の抜粋でご紹介します(冒頭の写真もそちらの記事に掲載されていたもの)。
「市民連合」のホームページの記事→こちら
facebookの記事→こちら

【情報】12/7立憲野党と市民連合の「意見交換会」の報告記事
 12月7日(木)、衆議院議員会館で朝8時から約1時間「意見交換会」が行われました。参加者は政党サイドから、・・・(省略)。
 冒頭、福山真劫市民連合運営委員から、今回市民連合の呼びかけで意見交換の場を持ったこと、希望の党には市民連合が9月29日に出した「民進党の事実上の解党と希望の党への「合流」方針についての見解」の中で明記した「立憲主義に反する安保法制を肯定する希望の党と共闘することはありえません」ということで、参加を呼びかけなかったが、今後も市民連合は同党と協議は続けていきたいという説明がありました。
 引き続いて山口二郎教授が挨拶しました。
 市民連合から立憲野党の方にご挨拶申し上げます。
 今年は本当に予期せぬ総選挙、民進党の分裂ということがありました。突然の総選挙でしたが、野党の皆さんに、最大限の協力を実現していただき、憲法擁護を求める国民の思いを受け止める選択肢を多くの選挙区で提供して下さったということについて、まずお礼を申し上げたいと思います。そして4野党の協力と地域レベルでの市民の様々な努力が結び付いて、ある程度結果を出せたと私たちは受け止めています。 
 憲法改正に向けて安倍政権が、これから動きを起こしてくることを考えますと、さらに私たちも気を引き締めて闘っていかなければならない。今回の総選挙には大きな意義があったと思います。ひとつは何よりも野党が協力して、小選挙区での候補者の1本化を実現することができれば、かなり闘うことができるという、野党協力の成果を見せることができたのは大変な収穫だったと思います。野党の中にも野党協力の効果について、懐疑的、否定的意見を持つ方も多かったわけですが、野党協力をすればこれだけ成果があがるということが見えてきたのは非常に意味があったと思います。安倍一強体制に対抗していく野党の姿、どういう方向性を持って、どういう旗印で、どういう理念で安部自民党と対決してゆくべきか、いうことについてもひとつの非常にはっきりした方向性が見えたのではないでしょうか。立憲民主党が結党間もない選挙ではありましたが、いきなり野党第1党になる、そして国民が第二自民党のような党ではなく、やはり立憲主義、憲法を擁護する本格的な対抗政党を、求めているということも明らかになったと思います。そういう結果を踏まえて、今後予想される憲法改正の動き等に、対抗していくために引き続き立憲野党の協力に、われわれ市民の更なる協力を結び付けて、安倍政権に対していきたいと考えていますので、よろしくご協力のほど、お願いしたい。今日はその意味で選挙の結果を踏まえて、今後の野党と市民の協力について、確認することができれば大変ありがたいと思いますし、市民連合も昨年の参院選、今年の衆院選と選挙における野党協力の旗を振ってきたわけですが、しばらく国政選挙が予想されない中で、今後どういう活動を行っていけばいいか、考えていきたいと思っております。こういう主旨で皆さんと率直な意見交換ができればと思っております。よろしくお願いいたします。

 その後の意見交換が行われ、立憲民主、民進、共産、自由、社民の各党、市民連合の各構成団体から、今回の経過を踏まえて、さらに協力していこうと多くの提起がなされました。そして最後に山口教授の方から、厳しい選挙を共に闘った経験を基に、立憲野党と市民連合はさらに議論、協力を進めていく方向を確認しました。

【参加報告】12/2「パネルディスカッション “核兵器なくせ”にノーベル平和賞~世界を動かした被爆者の声と若い力をさらに~」(寄稿)

2017-12-04 23:59:34 | 参加報告

<管理人より>
 「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」より企画情報をいただいてご紹介した「12.2シンポジウム——ICANのノーベル平和賞授賞式を前に——」の参加報告を、東京カズちゃんさんからご寄稿いただきました。以下にご紹介いたします。

【参加報告】12/2「パネルディスカッション “核兵器なくせ”にノーベル平和賞~世界を動かした被爆者の声と若い力をさらに~」
 12/2(土)午後、「ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会」の主催するパネルディスカッション「"核兵器なくせ"にノーベル平和賞」へ参加した。
 80人の参加で会場は熱気にあふれていた。年配者だけでなく、若い人もそれなりにいたのがよかった。

 パネリストは川崎哲氏(ICAN国際運営委員、ピースボード共同代表)、直野章子氏(広島市立大学広島平和研究所教授)、木戸季市氏(日本原水爆被害者団体協議会事務局長)の3人で、最初にそれぞれ約15分ずつ発言をいただいた。主な発言は下記の通り。
川崎哲氏(ICAN国際運営委員、ピースボード共同代表)

・ICANのノーベル平和賞の受賞は被爆者が運動を切り拓いてきたことによるものだ。これは終着点ではなく、「ここから始めよう」というスタートに過ぎない。
・ピースボードもICANの構成団体の一つで、2008年から「おりづるプロジェクト」で170人もの被爆者に乗船してもらっている。行く先々で現地の様々な人に話をしてもらうが、ベトナムでは枯葉剤の被害者に会ったりする。ただ、日本の被爆者の話を聞いてもらうだけでなく、お互いに何かを共有する運動にしていく必要がある。
・核兵器禁止条約に日本政府は反対しているが、2つの矛盾がある。1つは政府と被爆者の立場が対立していること。もう1つは国連での高校生のスピーチに横槍を入れたのは中国だった。日本が戦争中の加害者としての面に触れずに、原爆などの"被害者顔"を強調し過ぎていると考えている。日本はこれらを克服していかないといけない。

直野章子氏(広島市立大学広島平和研究所教授)

・私は米国に10年滞在していた。当時、スミソニアンの展示問題が起こった。
・ICANの受賞は被爆者との共同受賞である。「あなたをヒバクシャにしたくない」という想いが動かした面がある。でも、被爆者はその体験を語るのが当たり前と思ってはいけない。地獄を見たというが実際はそれを超える惨状だったはずで、それは突然フラッシュバックやトラウマとして現れたりもする…。その体験について被爆者は敢えて語ることを選んだというべきだ。
・原爆の加害者は米国だったが、日本政府は戦争被害について受認論を求めてきた。その中で被爆者の運動は補償を求める形で戦争責任の追及を60年も続けてきたとも言える。

木戸季市氏(日本原水爆被害者団体協議会事務局長)

・私は長崎市の南の路上にて被爆した。自分が被爆者と知ったのは1952年になってからだ。「自分が被爆者だと語るな」と諭された。結婚などで差別されるから。
・日独で戦争被害の考え方が違う。日本は国と身分関係等があった人とその遺族だけを国家補償する。ドイツは軍人、市民、国籍に関係なく、すべての被害者に補償する。
・核戦争をさせない仕組みを作ることが、"自らを救う"ことになると思っている。


≪会場からの発言を受けて≫
Q: 影響力のある発言場所はどこか?
A 川崎氏:
 12/10の受賞式で被爆者のサーロー・説子さんのスピーチはインパクトがあるかと思う。また、社会的な地位のある人が発言することで、こんなことを話してもいいんだという雰囲気が生まれる。例:LGBTや、MeToo(セクハラ告発)など。

Q: 現政権の政策をどう変えていくのか?
A 川崎氏:
 核兵器禁止条約に日本政府が反対したこと等、まだまだ多くの国民に知られていない。「それはおかしい」という声が強まれば政府も無視できなくなる。ここに集まった人等はほんの一部、もっと多くの人へ拡がっていかないといけない。
A 直野氏:
 ローカルで動くことも必要。地方自治体の首長が核禁条約へ賛成してくれることもある。

≪まとめ≫
木戸氏:
 空襲被害者などを含めた戦争被害者補償法の検討を法曹関係者にしてもらいたい。また、若い人から茶話会など呼ばれれば被爆者は語りをしたい。
直野氏:
 核戦争を拒否する権利として私たちは核禁条約へ加入することを要求できるはずだ。
川崎氏:
 12/10のイベントへ向けてお祝いアクションなどの取り組みは大事だ。日本で条約へ反対しているのは政府だけで、被爆者や市民は12/10の受賞はよかったねという声を大きくしていきたい。若い人が原爆資料館などのガイドとして案内できる層を増やさないといけない。
 ドイツではホロコーストを若い人が継承することに成功している。また、20年前にできた国際刑事裁判所にて核戦争は違法でその遂行者は戦争犯罪人とするよう新たに要求していくことも必要だ。

※写真は、東京カズちゃんさん撮影分を2点、K.Mさん撮影分を3点掲載しました。
※朝日新聞デジタル2017年12月2日23時36分配信の記事はこちら=ICAN委員や被爆者ら集会 核禁条約反対「いいのか」
2015/12/19の「ヒロシマ・ナガサキを語り受け継ぐつどい」でも川崎哲さんに30分の報告をいただいています。その時の記事はこちら です。