
<管理人より>
昨年11/3に開催された「生協だれでも9条ネットワークの集い」の報告を藤原一也さんからご寄稿いただきました。以下にご紹介いたします。
【情報】2018/11/03「生協だれでも9条ネットワークの集い」報告
「生協だれでも9条ネットワークの集い」は2018年11月3日(土)に東京千代田区六番町のプラザ・エフ会議室で開催されました。ここでは「沖縄県知事選挙結果や臨時国会での状況を踏まえ、『安倍9条改憲問題や沖縄問題や市民と野党の共闘の進め方』などを主題にして意見交換し、「生協だれでも9条ネットワーク」の今後の取り組み方について考え合いました。この集いには15名が参加しました。当日は9名から資料提供を受け、7名から資料に基づく当日報告を受けました。報告を受けた論議では参加者全員から発言がありました。
司会進行には、世話人の亀山薫さんを選出し、2018年8月19日の世話人有志会議、9月7日の事務局会議、10月19日の世話人会有志会議などでの論議を参考にして①「沖縄」への本ネットワークの関わり方、②憲法問題への取り組み、③生協だれでも9条ネットワークの運営の項目で論議を進めました。以下、発言の要旨です。
●斎藤嘉璋さんの開会挨拶
継続こそ力なりだが、この取り組みは安倍政権の出鱈目を目の当たりにして、止めるに止められぬとの心情。基地から日米地位協定まで幅広い課題の整理が必要であり、「生協だれでも9条ネットワークの申し合わせ」についても再考の余地あり。さらに、ネットワーク仲間を広げる活動を工夫したい。
●山本邦雄さんの基調報告:これまでの振り返りと2019年に向けての問題提起
沖縄県知事選挙は野党共闘の新しい局面を切り開いた。2019年は選挙の年、この選挙で問われるのは政治家ではない。私たち自身、市民だとの自覚を持って行動したい。改憲勢力を過半数割れ、少なくとも2/3以下に追い込み改憲発議を許さないことが重要だ。生協だれでも9条ネットワークの仲間を増やし、情報提供を豊かにし、首都圏、全国の仲間との交流を進めることが求められる。(詳細は→こちら)
●藤原さん:ネットワークの2018年の振り返り(10月まで)
2018年に入り、私たちのネットワークはこれまでに国会周辺での行動参加は50回を超え、2017年の27回に比較して約2倍に。2018年の国会行動参加者数も延べ308人と2017年の213人の1.5倍となった。2019年は統一地方選挙と参議院選挙が行われる12年に一度の選挙イヤーです。戦争法撤回、安倍9条改憲、沖縄辺野古新基地反対に加えて日米安保条約と日米地位協定についても考察の幅を広げたい。(詳細は→こちら)
●小澤さん:憲法の精神と天皇の代替わり儀式の問題点
2019年は天皇の『代替わり』が行われます。これも憲法のあり方に関わる重要な問題であり、安倍政権が9条改憲を推し進めようとしている時期に行われる儀式が「政治利用」されてはならず、国民的議論により現憲法の国民主権や政教分離に相応しいものになることが求められます。(詳細は→こちら)
●Yさん:生協でのヒバクシャ国際署名の取り組みについて 全国の生協、45都道府県の223生協・連合会から、ヒバクシャ国際署名を2,045,479筆を集約しました。この署名数は目標の2018年度200万筆を早期に達成したものであり、引き続き300万筆を目指して取り組みを継続しています。(詳細は→こちら)
●K.Mさん:「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」の取り組み報告
生協労連の署名用紙を使って、「生協だれでも9条ネットワーク」のメンバーとして署名への協力をお願いする手紙をつけてクリアファイルに入れて職場の方々に回覧していただきました。持ち帰って家族などにも呼びかける協力をしてくださる方には署名用紙を持ち帰ってくださいということも言い添えました。職場以外の友人・知人へも署名用紙を預かっていただいて周囲に呼びかけてもらい、返信用封筒をつけたりする工夫をしました。これまでに140筆分を集約してきました。」
※2018年8/19付けの記事で報告した内容とのこと。
●大久保厚さん
当日は参加できませんでしたが、参考資料としてレジュメ「沖縄と地位協定について~日本の戦後が終わらない~」を提出されました。(詳細は→こちら)
※写真はK.Mさん撮影分をいただきました。
(引き続き、集い関係の報告を順次掲載予定です。)