企業年金の続きです。
第3が、「終身年金」です。
退職金の最大50 %を企業に預け、それを年金の形で 20年間(60~80歳)で分割支給してもらうものです。 それなら個人年金ではないのか? と言われそうですが、20年の間 年利3%の複利運用を企業が保証していること、預けた原資がゼロになる80歳を越えても 死ぬまでの間ずっと それまでと同額の年金を支給することを企業が保証していることが、企業年金と言われる理由です。
80歳というのは、当時在職していた従業員全員の平均余命の平均から決まったようです。
私めが58歳だった2005年の統計では、平均余命は、58歳の男性が23.69年、女性は29.43年です。
つまり男性は81.7歳まで、女性は87.4歳まで生きるわけですが、この終身年金制度では 長生きすればするほど 儲かる? という訳です。 ですから、定年退職者のほぼ全員が退職金の50 %を預けるようです。
私めの退職金は1,934万円で(←詳細は 後日触れることになると思います)、その50%=967万円を単純に20年で割りますと、年額48.35万円(≒月額4万円)になりますが、年3%の複利運用をすれば平均年額は64.8万円(≒月額5.4万円)になります。 これが死ぬまで保証されている訳です。
これで企業年金は終ります。 次回は私め個人の年金総額です。
今宵はこれにて。 では、また‥。
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