今年の「大風景花壇」は京都「嵐山」。3万本の菊の嵐山、桂川、渡月橋。
10月終りの月曜、Hクンがお昼どう?と来たので弥彦の西沢商店でおでんセットしに行った。菊まつりは11月からなので前日だったがすでに準備万端、一日早く見られたので得した?気分はラッキーだった。この気分でいることの積み重ねが寿命の長短をきっと左右している。今日は一日分長生きできるだろう。何事もポジティブ(=脳天気?)に・・・だ。
今日の日報に展覧会受賞者名が出ていた。最高位の寛仁親王賞は長岡市の今井さんとあった。この日の展覧会のために一年間精を込める人たち。皇室の紋でもある菊を育てるのは江戸元禄期から盛んになったといわれ、肥後熊本では武士の教養として藩主細川候が奨励しその種類は肥後菊として伝わる。
数年前に行った鶴岡、鶴ヶ岡城跡にある殿様の隠居所「御隠殿」。そこに展示してあった日本最古の魚拓を思い出した。藩主酒井候が江戸錦糸堀で釣った大鮒。徳川譜代の酒井家庄内藩では釣好きの藩主が武の鍛錬として釣を奨励したのと似ていて面白い。庄内竿やタモを武士は自作し自慢しあったとか。勝負(魚との)なんだそうだ。さしずめ菊はマネジメントと忍耐努力だろうか。
一つの株に300以上の花がついている。どうやって・・・
個人的にはこんな質素な7本仕立て?が好みだ。
今日の晩飯に畑から摘んできたカキノモトの浸し初物を食べた。子供の頃は見向きもしなかった菊の花、シャキシャキした食感をうまいと感じる齢になってきたのだ。鑑賞に食用に、そして皇室の紋、日本人論ベネディクト「菊と刀」・・・日本人に一番身近な花なんだろう。
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