12:50pm菩提寺山(248m)から東、阿賀方面。阿賀野川を挟んで右手に菅名岳(909m)山塊、左に宝珠山(559m)菱ヶ岳(973m)五頭山(912.5m)へと続く五頭連峰。後ろの飯豊の山はもう雪が付いている。秋晴れの山頂の昼飯はコンビニで買ったおにぎりにカップヌードル。テルモスのお湯で3分は熱々、フーフーズルズル保冷剤付きの金麦500プファーのパノラマ眺望付は言うことなし! 高齢者大学OB会ハイキング総勢16人で新津金津の石油の里公園から木漏れ日の遊歩道菩提寺山ルートにやってきた。ボランティアガイド3人のおかげで郷土史(へそ清水、矢代田から仏路越え)や植物(イヌシデ自然林)の知識得ながら≒2時間で山頂。 10:30am城主金津小二郎資義が築城の際掘り出された2体のご神体を祭ったのが由緒とされる堀出(ほりいで)神社。掘出としなかったのはな~んでか?社殿は石油王の中野貫一が村内12社を合祀して大正10年に建てたとされるが焼失、平成に再建とある。参拝客もいない静かなパワースポット癒しの場所。社殿脇の林に石のライオンがいた。境内脇にはびっしりとコケが。「これは珍しい。フユノハナワラビ(冬の花蕨)です。」とガイド。他の草が枯れ行く秋に葉を広げて、冬まで花のように咲く?ワラビの仲間。言い得て妙誰が名付けたんだろう。 途中、白玉の滝 雌滝。 そのむかし山伏修行の地、落差15m同雄滝 1月に白装束滝打たれをTVで見たことがあるのはここか。新津観光協会が1月10日「真冬の滝打たれ」鍛錬体験者15名を毎年募集している。一度打たれたら病み付きにならないだろうな。 サトイモ科マムシグサ(蝮草)の実。 茎に見える部分が葉柄の鞘でマムシの模様に似ていることから付いた名前とある。見るからに毒草。 ツルリンドウ(蔓竜胆) の実 。リンドウ科の多年草でツルで巻き上がるので付いた名。美味しそうな実は誰かに食ってもらって遠くに運んで欲しいんだろう。鳥が食うのかな? 仏路峠から山頂へ。左矢代田 右橋田とある。伊夜比子大明神の碑石、馬頭観音もある。矢代田から橋田に嫁ぐ花嫁が馬で山越えした名残の馬頭観音。 帰り道は明るい稜線を行く。コハウチワカエデ(小羽団扇楓)の黄葉。エッ、モミジって木はないんだって?カエデのなかで子供の手のようなきれいな葉の形をモミジって呼んでるだけなんだって初めて知った。1:26pm途中の展望台から角田と多宝弥彦が見えた。西にも東にも山が見える菩提寺山。雪降ったらまた来てみたいな。紅葉も終わりのヤマウルシ(山漆) 危険な植物、触るとカブレる。 イワウチワ(岩団扇)の群生。イワカガミ(岩鏡)と区別つかんが春にピンクの花咲くこの道をまた歩きたいもんだ。 2:10pm下山して石油遺産施設の脇を行く。採掘された原油は水を分離するためこの加熱炉で70度に温められて水切りタンクに送られる。明治に日本一の産油量を誇った新津油田は平成8年に採掘を終えた。歴史遺産を見ながら快晴の菩提寺山で遊んだ一日。
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