冬の角田浜

家の窓から夜明け前の多宝山上空に月齢15の満月が浮かんでいます。
今朝は2月なのに関東は雪予報、新潟は快晴です。
マッサンあさイチ見て、もったいない天気にテルモスにコーヒー詰め、三脚とカメラ持って角田浜に来ました。


角田岬灯台。
佐渡海峡間33kmを照らす道しるべ。毎20秒に2回の閃光は18万カンデラ35kmまで届くと案内にあります。


岩尾根が続く角田灯台からも雪まったく無く、滑らず快適です。
11時前なのに大勢のお年寄りにすれ違います。
手すり付けすぎだと思いますが、冬の稜線は凍った時危険なのでしょうがないのでしょう。
山って体にも精神にも健康の元のようです。なんてったって余計なお金使いませんから。
佐渡撮れるかなって持ってきたカメラって意外に重たいもんです。望遠レンズと三脚持ったから尚更です。
途中で止めよっかな・・・。急な運動は高齢者にはよくないし・・。
かの三浦雄一郎氏は65歳の時に思い立ち、70歳エベレスト登頂目標を立てて両足にウエィトと20 kgのリュックトレーニングの結果、70歳7か月でギネス記録エベレスト登頂しました。
2リットルのペットボトル10本！！すごいです。もうじき思い立つ年になる私のリュックは5本くらい？でした。
思い立ってみようかな？


眼下にR402シーサイドライン。海は穏やか、船が見え佐渡には雲かかってます。


○か印がロープで台船を曳航しています。



漁船と巡視船がスレ違います。
海上保安庁、Japan Coast Guard PL51とあります。PL51上のひらがな読めませんが調べると2,000トンひだ型巡視船で新潟第九管区配属の「ひだ」のようです。
武装は40mmと20mm機関砲各1門とありますが、20mm砲塔は見えるけど前方40mm機関砲が見え(あり？)ません。
2,001年に九州南西沖の東シナ海で北朝鮮工作船を撃沈した巡視船「みずき」搭載のFRS付きM61バルカン砲と同じ20ｍｍ砲で、ジャイロ連動の自動照準システムが工作船を撃ち抜く曳光弾映像はTVで何度も興奮して見ました。
後部にヘリ甲板持ち北朝鮮工作船対応の最新艦で、新潟・富山・石川の第九管区エリアを離れ東北沖合もテリトリーとWikiにあります。
この1隻で北陸以北の海岸をですから軍隊でない警察の海上治安維持にもっと予算をと思います。各県沿岸あたり1隻配備していれば・・・。佐久間象山や吉田松陰が説いたにもかかわらず海防に力不足が北朝鮮拉致の悲劇を大きくした一因でもあると思います。

　
船はたくさん通ります。○か印が仕事を終え帰っていきます。


遠く佐渡の金北山(1,172m)が真っ白です。
ピークにあった自衛隊レーダードームは2010年にとなり妙見山に移りましたがうっすら黒いのは施設跡でしょか。
船も金北山も撮ったのでもう途中で山降ります。



帰りは灯台の西に降りました。
真下の岩穴に源判官義経が兄頼朝に追われ平泉に海路落ちのびる際ここ角田浜の岩穴に身と舟を隠したと言われる名勝「判官舟かくし」の洞窟があります。
野積の国上寺境内六角堂の大黒天木像を寄進した義経弁慶一行から海路角田浜に逃避行の道がつながります。
そもそも山伏の装束が舟に乗って移動するなんて・・・など言うのはヤボなんでしょう。
鼠ヶ関、温海、鶴岡から最上川を遡るまで海路ばかりではなかったようですが、天気いい日は舟の方が楽で関所もなく・・と思うのですが。
兄頼朝は逃亡中の義経を捕らえるために守護、地頭をおいたと習いましたが、すでに国境の関所に探索の指令が行き渡っていたんでしょう。
子供の頃、海水浴といえばここ角田浜でした。
越後線巻駅前から新潟交通バスで間手橋経由角田浜行き満員大混雑の海水浴でした。小林旭のズンドコ節が繰り返しスピーカーで流れていたようなウッスラ記憶？が・・・
ボートでこの洞窟の中に漕ぎ行った怖い思いをしたことはハッキリ覚えています。
今日平日の角田浜駐車場は、過去の大混雑を知らない冬の海水浴場閑散とした場所でした。