鈴鹿市議会議員 中西だいすけの活動日誌

鈴鹿市議会議員として年齢も含め5期目のベテランになりました。日々の活動や感じたこと、議会での動きなどをつづります。

そこからどう考えるかでしょう

2013年04月10日 01時23分58秒 | Weblog
先だって、公務員の方なのかなぁ~という感じの女性の方々が、電車の中で話していることがなにげなく聞こえてきたのですが、「白子駅前は居酒屋、飲み屋さんばかりになったね~」とあまりいいニュアンスで話しているようには聞こえませんでした。同じようなことは、以前から人の話の中でときどきお聞きすることがあり、その際も疑問を持ちつつ聞いていたところです。



なぜこのような話が出るのかと考えると、‘ 活気あるまち 'というイメージについて、昼間も人が行きかうような他市町の駅前や、漠然とした理想やイメージの駅前のあり方を念頭に置いて、評論的に話をされているからなのだろうと思います。
そのような視点は、地域のあり方を話すときや議論するときに、大切なひとつの視点だと思いますが、それだけでは内側だけの視点で、外側から見たときの視点にかけ、そのままではいけないと思います。

白子駅前について考えると、数年前までは空き店舗が多く、夜もシャッター街で暗かったという状況もあったはずで、それから考えると、酔っぱらった人が増えたということもあるでしょうが、行きかう人が増えていることは、経済活動という側面からみれば決して悪いことではないと思います。また、実際にお店に行くと、そこでは多くの若い世代が働いていて、雇用の場としても意味が大きいと感じます。

このギャップをどうつなげるのか、それがまちづくりであり、地域の方々の動きはもちろん、政治の動きも問われる部分なのだと思います。

オフィス街もなく、昼間の人口が少なくて商売が成り立たないということであれば、駅周辺にあるいろいろな医療機関と連携させながら、駅前で高齢者が足を運びたくなる事業を行ってはどうかや、改修したロータリー周辺の活用について、規制となるものを緩和して、市民が活動しやすくすることで、人の動線を駅前に持ってくるなどすれば、事業を行っている方々が、自助努力でいろいろなビジネスを起こすことができるようになるかもしれません。

また私たちも、事業者の方々の動きだけでなく、また行政の施策だけでうまくいくと考えず、主体的にまちを活用することを考え、できることから実践することも大切ではないでしょうか。商店があるから活気づくのではなく、人が集まるからこそ、そこに商店が立ち並び、まちの活気につながるということを、私たち自身も考えるべきなのだと思います。

行政と市民のつなぎ役として、また施策を議論し決定する場として、政治があるのだと思います。
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