会社の所長からまたも緊急時用ラジオの支給がありました。
物はQriomのRO-2。Qriom...。嫌な予感がします。以前、周波数がデジタル表示で短波も受信出来るってんで期待して買ったらER-21Tとは比較にならない、引き合いに出したらER-21Tに失礼極まりないラジオROC-10ってのがありました。
話はRO-2に戻って、大きさはW92×H57×D23mm、重さ約80gとパッケージ裏には書いてます。大きさは今時のコンパクトデジカメ程度の大きさです。実際手に持つと「軽っ!」。電源としてエネループの単3二本持ってきたのですが、体積の関係で単3二本の方が重いんじゃないかと思ってしまうほどです(実際に量るとRO-2が71g、単3二本が51gでした)。
受信周波数は「FM:76~108MHz、AM:530~1600kHz」となっています。ラジオの前面を見ると、なんと周波数の目盛が左側が高い周波数で、右側が低い周波数になってます。普通逆だろ...。orz
いよいよ電源を入れます。電源スイッチはボリュームと兼用。まあよくあるパターンです。で、チューニングですが、上述の通り、周波数の目盛は右に行くほど低い周波数。本体右横にあるダイヤルを下側に回すと普通のラジオは周波数が上がるのにこいつは逆に下がるのか...と思ったら、なんと周波数を指示するオレンジのバーが左方向に移動!結果的に一般的なラジオのチューニングと同じで、同調ダイヤルを下に回すと受信周波数は上がりますが、代わりに針(オレンジのバー)は左に動いていきます。馴染めん...。また、ダイヤルが小さく、ちょっと固いので微調整が難しいです。柔らかすぎてすぐ周波数が変わっちゃうよりはマシかもしれませんが。
感度は期待してなかっただけに思ったよりは良いかも。地元のローカル局は勿論、ほぼER-21Tと同じレベルで新潟放送や文化放送が聞こえました。ROC-10と違って、それなりにフィルタが聞いているようで、周波数を指示するオレンジのバー(幅2mm)を1mm動かすと一応聞こえていた放送が聞こえなくなります。リニアではありませんが約1200kHzの受信帯域を20mmの目盛で刻んでいるので、単純計算すると60kHz離れは切れるって計算です。100kHz離れても余裕で聞こえていたROC-10とは雲泥の差があります。しかもアナログ表示なので、選択度の悪さが数字で表れないので良いかも。逆にフィルタがそれなりに切れるので、チューニングが難しいというのもあるんですがね。
ってことでQriomだってことと、周波数の目盛が普通度逆だって事でダメダメ感が先行してたんですが、まあ緊急時にローカル局を受信する程度なら我慢出来るレベルですね。あとの問題は価格ですね。巷では¥2,780-程度するみたいですが、大きさが一番重要なら仕方ないのかもしれませんが、大きさが問題にならなければER-21T/20Tの方が安くて性能も上なので良いのでは。AM/FMだけしか聞かないって人ならもっと選択肢有りそうだし。