1038年 〈李元昊、西夏を建国（～1227年）〉★★

 

 

 

 

●東アジア（西夏）

The Western Xia declare their independence from Liao China.

父(とお)さん野生化 健康だ。

1038年　　　　　　　　　　西夏　李元昊　興慶府　タングート

 

宋の西北の陝西・甘粛方面にいたチベット系のタングート族は吐蕃にかわって勢力を拡大、李元昊(げんこう)のもと国号を大夏と称した。通常この国を中国での呼び名から西夏とよんでいる（首都は興慶）。

宋との間に慶暦の和約を結び（1044年）《「慶暦の和約」の名は、首都の「興慶」と〈慶〉を意識してつなげると覚えやすい！》、東西交通の要地として中継貿易でも繁栄した。仏教が盛んで、李元昊が漢字を模倣してつくらせた西夏文字で多くの仏典が訳されている。1227年、チンギス=ハンに滅ぼされた。

 

 

 

 

 

 

 

 

1044年 〈パガン朝の建国（～1287年）〉★

 

●ミャンマー（パガン朝）

King Anawrahta establishes Pagan, the first unified dynasty in Burma.

　　　一応(いちおう)小乗 パガン朝。

　　　1044年　

イラワディ川流域　小乗仏教（上座部仏教）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　パガン朝　　　　　

 

吐番や南詔に圧力を受けたビルマ族は、9世紀以降南下しイラワディ川流域に進出。1044年、アノーヤター王がパガンを都としてビルマ（ミャンマー）最初の統一王朝であるパガン朝を樹立した。小乗（上座部）仏教やパーリ語の経典をもつモン文化が栄え、雲南とベンガル湾を結ぶ交易で繁栄したが、1287年に元に滅ぼされた。