▲「蘭亭序」
●魏晋南北朝の文化
奥義(おうぎ)知らんで 女生徒死。
王羲之 「蘭亭序」 書聖 東晋
東晋の書家王羲之(おうぎし)は筆勢にすぐれた端正な書風で楷書・行書・草書の3書体の芸術性を飛躍的に向上させ、後世〈書聖〉と称えられた。353年頃に書かれた「蘭亭序(らんていじょ)」は書道史上最も有名な作品であるが、原本は残されていない。
〈中国の書家〉
王羲之の子、王献之も東晋の時代に活躍し、父とあわせて二王と呼ばれた。
さらに、隋の煬帝から唐の高祖へと仕え、「芸文類聚」を編纂した欧陽詢、太宗の宰相で「大唐三蔵聖教序」を書いた褚遂良、同じく太宗に仕官し孔子廟堂碑や「北堂書鈔」を書いた虞世南の3人を初唐の三大書家と呼ぶ。
また、盛唐期、安史の乱にも義勇軍として参加した顔真卿は王羲之流の書風を一変した。そして、明末の文人画家でもあった董其昌は行草を得意とし、董風と呼ばれる書を開拓した。
▼王羲之