中村正直の「頑張れプロ野球」

ベテラン野球記者の本音ブログです。

言うことなしよ!パート2

2009-09-09 21:59:52 | Weblog
 「留飲が下がる」というのはこういうことを言う。“竜飲”てな当て字なんか使う必要はない。とにもかくにも、岩田がよく仕返しをしてくれた。あんなピッチングは年にそう何度もないだろうが、ここまで大きく負け越している相手だけにさらに価値があるというもんだ。

 自己最多の2ケタ12奪三振も立派。ただ、あえて言えば、五回も三振を狙っていてほしかったし、和田から奪ってほしかった。「毎回」の「先発全員奪三振」という2つのおまけがついたわけで、しっかり狙っていればできていたと思う。2人目のお子さん(娘さんだという)が生まれたその日に大記録。岩田にはそこまで欲張ってほしかったな。

 全体的には「言うことなしよ!パート2」なのだが、もう一つあえて言うならば、二回以降に追加点がなかったこと。特に、三回無死一、二塁から葛城が凡飛に倒れたのには「バントさせろよ」と思わずつぶやいてしまった。だめ押しの5点目を入れるためには、なりふり構ってはいられん。そんな“がめつさ”を真弓監督に見たかった。

 チェンと岩田の「完封合戦」でタイ。分は阪神にあると思うが“スミ4”が気にかかる…。

またまた「気分転換」してみました

2009-09-09 07:47:27 | Weblog
 このブログの背景を、この前からコロコロと変えている。夏バージョンから秋バージョンにしてみたんだが、どうも背景が暗くてしっくりせん。「バー」もダメなら次は何?ということで、今回は「赤とんぼ」にしました。いかがかな?あまり替えすぎても…と思うけど、少しでも気分転換になればいい。それだけ、精神状態が今一つ、ということですわ。

 花巻東の菊地くんは、やっぱりメジャーだそうですな。以前にも書いたように、高卒の超有望選手が直接メジャーに行けるようなシステムでは、日本野球に将来はない。これは社会人出でも同じ。ドラフトを通り、日本プロ野球界に一定期間在籍した後ならば、という条件でもつけないと、本当にメジャーの“草刈り場”と化してしまう。何とかしてよ、NPBも。赤字だ赤字だ、と騒いでいる場合ちゃうぞ。

 話はまた飛ぶ。パ・リーグでは西武の涌井が完封で14勝目を挙げた。楽天の岩隈は12勝目をマークしたが、成績表を見ると、12~14勝の間にズラリと各球団のエースの名前が見える。日本ハム・ダルビッシュにケガさえければ断トツだっただろうが、誰が抜け出すか興味深い。もし、彼らと阪神が通年で戦えば、一体どれだけ勝てるだろう?そんなことを思いつつ、朝からこれを書いているおっさんである。