緑の季節

チャラ男・・・と形容される人なのだと思います。

　　

チャラチャラした男・・・・・・チャラ男。

メッシュを入れた茶髪。
眼まで隠れる長い前髪。
日焼けサロンで焼いたと思われる日焼け肌。
腰の低い位置で履いているジーンズ。
ジャラジャラとたくさんつけた、アクセサリーのチェーン。
少し薄汚れたスニーカー…
渋谷にいそうな、一目でチャラ男と判定されてしまうような外見。
　　
　　
チャラ男。
　　
　　
いや寧ろ、チャラ男の代名詞のような人でした。

きっと『チャラ男』をネットで検索したら、
見本として彼の写真が載っている・・・。
そう感じさせるような人でした。
　　
それが・・・。
　　
　　
彼は私の目の前を横切りました。
目と鼻の先でした。
　　
ぶつかりそうで、危ないと思いました。

ちゃんと、周りを見て歩こうよ！と。。。
　　
　　
彼は改札を抜けると、人ごみをものともせず
…いや寧ろ、モーゼのように、
人の波を二つに分断し、
黒くて大きな財布を片手に、一直線に突き進みます。
周りの人のことなど、目に入らない様子。
突き進んだ、その先には…
　　
　　
「チャリン」
　　
　　
緑の募金。
　　
　　
　　
チャラ男なのにチャラ男なのにチャラ男なのにチャラ男なのにチャラ男なのにチャラ男なのに

チャラ男なのにチャラ男のくせにチャラ男なのにチャラ男なのに。
　　
　　
　　
一般的には、疎まれる存在でしょう。
世間のハンパ者というか、
働いているのかな、と思われる存在。
日焼けサロンで働いているのか、或いはホストかも。
どちらかというと接点のない“種族”だと思っていました。
それなのに…。
　　
　　
いい人に見える
　　
　　
緑の季節です。
５月の風は、心地よく吹いていました！
（…って、まだ４月ですが）

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