サッカーを観戦していて、
『オレ~、オレオレオレ~♪』と応援するのが苦手です。
そこにいる全員で一緒に何かを声に出して読むという行為も苦手です。
京浜急行線の電車が発車する時に立てる音も苦手です。。。
どうやら私には絶対音感があるらしいです。
電話のベルが、ミの音に聞こえるとか、
歩く時にスリッパが床にこすれて立てる音がシの音に聞こえるとか、
そこまで“ひどく”はないのですが、
ピアノでポーンと出される音が、何の音か、だいたい分かります。
オーケストラのチューニングの音を聴いて、
このオーケストラはA=442くらいだな~とか、444かも!?とか感じることもあります。
子供の叫び声が、ハイEsだ!などと感じることもあります。
声楽家としては、致命的でした。
初見演奏は得意でした。楽譜を見ると、音が浮かびます。
ピアノやオーケストラの楽譜でも、和音が頭に浮かびます。
半音でぶつかるとか、その直後に5度上でやはり半音でぶつかるとか、
難なくこなすことができました。
が。
学生時代から、「音程が悪い」のが悩みの種でした。
自分が持っている音感で歌ってしまうためです。
チューニングされていない状態で自分という楽器を演奏していたためです。
当時は、どうしたら直るのかが全くわからず、
(愚痴を言えば、治し方を教えてくれる人に出会えず・・・)
致命的な欠陥を持ったまま世の中に出ました。
しばらくして、ある先生についた時に、「相対的に音を取る」という方法を教わりました。
おかげで音程は良くなりましたが、
初見演奏に絶対的な自信が持てなくなりました・・・
と言っても、譜読みは早い方だと思いますが。
一緒に演奏している楽器に合わせて、相対的に自分の音を取って演奏する・・・。
おかげで、サッカーの「オレオレー」の応援が出来ません。
隣の人の音程に合わせて、音を取ろうとしてしまうのです。
声を出して何かを一緒に読むという行為も苦手です。
無意識的に、5度の音程やオクターブを探している自分がいます。
聴くのも苦手です・・・完全4度で進行してるとか、半音の人がいるとか、
無意識に探して疲れるのです。
でも、昨日の試合は面白かったな~♪