大事小事―米島勉日記

日常起きる小さな出来事は,ひょっとして大きな出来事の前兆かも知れません。小さな出来事に目を配ることが大切と思います。

「愚かな総理」鳩山由紀夫の二枚舌―虚言の極地

2010年05月08日 12時16分00秒 | Weblog

 昨7日に東京で行われた,徳之島の3町長と鳩山首相の会談は,結局平行線に終わったことはマスコミで報道されているとおりです。
 本日8日付の読売新聞(14版31面)には,新聞の1面には書かれていないニュアンスが書かれています。その中に,私の目にとまった文言がありました。誤解のないよう,読売新聞の記事の一部を転載します。
《100人以上の報道陣が見守る中、鳩山首相は、3町長や鹿児島県の伊藤祐一郎知事に向き合うと、今月4日に沖縄を訪問して「すべてを県外にというのは難しい」と語った時とほとんど同じように、伏し目がちに切り出した。

 「普天間飛行場の機能の一部を、徳之島にお願いできないか」「遅きに失してしまったことを申し訳なく感じているが、率直にお願いをさせていただきたい」

 黙って聞いていた3町長のうち、天城町の大久(おおひさ)幸助町長は、移設に反対する島内外の住民ら約2万6000人分の署名を首相に手渡しながら「重いですよ」。伊仙町の大久保明町長は、「沖縄県民の気持ちは痛いほど理解できる」と述べた後、首相が今年1月の施政方針演説で、「非暴力」を掲げたインド独立の父、マハトマ・ガンジーを取り上げたことも持ち出し、今回の移設案の再考を訴えた。

 うつむき加減に聞いていた首相が「私は奄美大島、徳之島にあこがれていた。大好きだった相撲取りが島出身と聞くたび、行きたいなと考えていた」と話題を変えても、徳之島町の高岡秀規町長はじめ3町長は険しい表情を崩さなかった。》
 注目したいのは,最後の部分です。
「私は奄美大島、徳之島にあこがれていた。大好きだった相撲取りが島出身と聞くたび、行きたいなと考えていた」。
 なんですか,これは。幼稚すぎます。
 場当たりの口からの出任せではありませんか。よしんば鳩山由紀夫の少年時代に贔屓の奄美大島なり徳之島なりの出身力士がいたとしても,それで島にあこがれるには,少年時代からこれらの島に関する並々ならぬ知識がなければならないでしょう。私なんか,徳之島と云えば「五つ子ちゃん」が話題になったときに,初めて知りました。
 百歩譲って鳩山由紀夫が少年時代から奄美大島,徳之島にあこがれをもっていた,としましょう。そうすると,そこまであこがれていたこれらの島に,今や日本中から忌避されているとも云える基地の機能を,たとえ一部たりとも移転させる,というのは矛盾しませんか。
 憧憬の島に基地を持ち込み,米兵を闊歩させてよいのでしょうか。少なくとも徳之島の3町長を前にして,こう明言するのは完全な自己矛盾ではありませんか。
 ですから,いかに云い逃れしても,これは従来通りの虚言の域を出ないのです。
 もしも,鳩山由紀夫が徳之島3町長との会談の前から「あこがれ」云々のセリフを考えていた,と主張するのであれば,それが熟考の賜物とは到底云えない駄言であることに思いがおよばない,お粗末な頭のお粗末な思考の結果に過ぎない,と断ぜざるを得ないではありませんか。
 こんな愚かでお粗末な人物を,少しでも早く総理の座から引きずりおろす手立てはないものでしょうか。日本の存続にとって,これほど有害な人物はありません。