人形たちに癒されて♪(新)

フェルトで可愛い人形を作っています♪
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「だらだら虫参上」裏話4

2012-04-12 20:11:09 | だらだら虫参上・裏話 ほか
うちの旦那は普段はほんとに言葉少ない人間であるいつもならこちらから話しかけることもなかなかスムーズに返答の返ってこない感じであるがこと今回のような場合はこれ幸いである私にしてみれば主導権を握りうまく丸め込んで出版のオッケーをいただかなくてはならないからだ旦那は夜中しか帰宅しない今から半日かけて説得の方法を考えだしこの話がどんなに名誉なことなのか熱く語らなければならない



旦那は疲れて帰り食事もそこそこで勢いだって話す私に根負けしたのか・・・一部始終を黙って聞いていたが旦那も長いお付き合いで「こいつは言い出したら聞かない」というのを充分わかってるはずで「相談どころか結果の報告やろ」とも思ってる様子である観念して仕方なく了解してくれたようであるがもはやそんな細かいことはどうでもよい「結果よければすべて良し」である次の朝旦那を送りだし早々に出版社に返事を送った私であった

さてさて・・・それからは婚約が決まり後は結婚式を待つカップルのようにとんとん拍子であったさすが出版社である「赤子の手を捻る」ように慣れたもんでまずは出版契約書なるものが届いたのだがなんとも「甲が・・・乙が・・・」というような本格的な代物であるなんと収入印紙まで付いている

その契約書が届いた後は全くの素人の私はただただその出版社のレールに乗っかって指示されるまま従ったのである・・・

しかし相手方は仕事だと割り切ればよいのだろうが今思うとその時代1つ出来なかった私は
出版社に何とも面倒なことをさせてしまったようである


当時何とも原始的な方法で私は執筆活動を行っていたのだなんとも原稿用紙に鉛筆消しゴムという方法で・・・あの当時私の担当をしていただいたお姉さんはなんとも美しいキャリアウーマンのような人だったがそのお姉さんが始めに私にこう言ったのである
「原稿をCDかフロッピーで送ってくださっても構いませんから」と・・・しかしすら出来ないものがやフロッピーなど送れるはずがないではないかしかしそんなことをええ恰好して嘘をついてもいつかはばれてしまうのは目に見えている・・・みっともないが正直に私は答えたのである

「誠にすいませんがで打ってる訳ではないのでとかフロッピーとかなくて原稿用紙しかないんです」・・・といくら心臓に毛が生えていそうな私でも穴があったら入りたいような思いであった

本来ならやフロッピーのやり取りなら双方のに挿入すれば校正や個々の処理も簡単に行えたものであろうがこんな昔人間の私相手ではそれも出来ず・・・仕方なく最初から最後まで郵便で手書きの文書を送りあうというなんとも古風なやり方で本の作成は行われたのであった


コメント
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