備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

Company Musical Concert vol.11

2020-09-20 02:08:55 | コンサート感想
『ウィキッド』コーナー
”シズ大学”
学生風の衣装でカンパニーが登場。
リアルで学生のメンバーが聞かせる。

最後、ソロで聞かせる人が居たが、
グリンダ役者だったとは。
そのまま、次曲にスライド。

”大嫌い!”
前曲のグリンダと、
前曲に居た一人がエルファバに。

ちゃんと、父母宛の手紙を
持っており、そこから再現。

グリンダが可愛い系の声。
それにエルファバがカッコイイ系。

曲によって、この組み合わせが変わるのだが、
この二人のバランスが一番、良かった。
(一曲に、コミカルさと聞かせる部分が、
あるので、他の組み合わせと比べられないけど)

ちゃんと、最後の驚かす処まで再現。


”あなたを忘れない”
うん、若いな、この組み合わせ。

前曲とは違い、誤魔化しが利かない、
シンプルなメロディでハモリを聴かせるので余計に。

ソプラノの方が目立つ、
というか、ソッチの方が主旋律か。

”フィナーレ”
男子のソロも登場。
地味に、あの不安定な
ソロをキッチリ歌う音大男子。

ここのグリンダは、
ソプラノを得意とする人なのか、
あの超絶高音をしっかり歌えるグリンダ。
セリフの演説部分とのギャップ。


フィエロとの曲はカット。
女性の方が多いのかな、という編成。

"You'll be found"
『Dear Evan Hansen』
日本語で。

普通に歌うだけかとおもったら、
その前後、間奏のセリフまで再現。

メインボーカルのエヴァン役が、
この後のオリジナルミュージカルの
主役の人なんだけど、音大在籍中らしく、
しっかり音程を取るタイプ。
(前曲のしっかり音を取れた男性アンサンブル)

結構、ポップス歌唱なんだけど、
それは楽曲を意識した結果なのか。

ソロ部分やイントロは
『グレショ』かな、と思ったけど、
コーラスが入ると『春のめざめ』を思い出す。


『半分のメロディ』
”オーバーチェア”
インストのコード展開から、
もう爽やかな青春という音楽。

高校1年の4月、主人公の音は、
ある決意を持って入学。

クラスメイトと過ごす音。
それは何故かギコチナい。
そして、歌い出す。

”あと半分”
音のソロ。
マイナー調で始まり、
サビになったら、一気にメジャー展開。

って、その歌を聴いていた、
クラスメイトの楽。
片耳が聞こえないことを知り、
思わず、出来る事はないか?と言うが、
そういう目で見られたくない音。

いじめ、では無いけど、
ちょっとした気遣いを持たれたくない。

その辺の機微を話すが、
話されなかった事で、
信頼されてないと思われる、
と、別な見方がある事を教える楽。

翌日。
楽は楽譜を持っている。
音はそれに気づき、歌う。

”半分のメロディ”
メインテーマ。
まずは、ソロ→デュエット。

適度な関係を持つ、二人。

そして、クラスメイトに耳の事を話す音。
それを受け入れるクラスメイト達。

ある日、楽は作曲家コンクールへの、
エントリーを決め、コンクールで
歌う人材に音を指名する楽。

その夜。
音と楽はそれぞれの両親に、
コンクールへの、参加を話す。

”選んだ道、選んで欲しい道”
音と楽、それぞれの両親。
唯一のプロ四人による一曲。

反対される一曲なのだが、
かなりコミカル路線。
が、マイクが足りないため、
ちょっとバランスが悪い。

折角のプロ四人なのに。

両親の反対で悩む二人は、
音楽の先生に相談、
改めて、コンクールへの出場を決意。

何か足りないと悩む楽は、
周りに頼れ、とアドバイスされ、
クラスメイトに合唱を依頼。

クラスメイトの協力のもと、
作曲活動を進めていく楽。

”みんなの心”
音と楽のデュエットからの合唱曲に。
転調部分では、先生のソロまで登場。

コーラスを意識した作曲では、
ないんだろうけど、合唱曲っぽい展開。

コンクールへの準備が進むなか、
音と楽の様子が最近オカシイ事を心配する両親。

そんな両親を招待する先生。
そして、コンクールの事を話し、
両親への協力を訴える。

コンクール当日。
両親が見守るなか、出番に。

”半分のメロディ(rep)”
最初から合唱アレンジで、
途中からソロ、そして合唱。

歌詞もこれまで経緯を兼ねたモノに。
これからも作曲するので、
それを歌って欲しいという楽、暗転。

結果は敢えてハッキリさせない。


短時間で纏めるため、
障害は少なく、低い。
クラスメイトが大変に協力的。
普通はここで、一問題あるんだろうな、と。

音役はセリフも歌も、自然なのに、
楽役の音大生のセリフが。
ただ、その分、良い声。

楽曲は、みんなのうた、系。
メインテーマが特に。

もちろん、コメディ調の曲も有るけど、
コーラス、というかハーモニー重視。

これで、2時間1本モノに仕上げられても、
観に行くか、微妙だけど、興味は有る。


『エビータ』コーナー
”レクイエム~こいつはサーカス”
山添氏のナレーターのもと、
ウィキッド同様集まる市民達。

ただ、ウィキッドの学生とは違い、
そこは労働者風な衣装に。

そこに小西氏→山添氏(多分)
→もう一人で、チェを回していく。

コニタンのリズムの取り方が
かなり、独特で、ポップス系。

その一方で、山添氏の四季調な歌い方。
(沢木氏を思い出す歌声)

”ブエノスアイレス”
エビータを三人で。ソロを三分割。
一人、低音を利かすエビータが。

途中のナレーションは山添氏。

”マネー”
先ほどの3人のチェで回す。

やはり独特な切り方なコニタン。
山添氏の独特なビブラート。

『エビータ』で、”泣かないで、
アルゼンチーナ”が無いとは。


『アイーダ』
”オーバーチェア”
ドラムとキーボードだけで再現。
有名曲で纏めたかも。

いきなり、アイーダとラダメスの出会い。
博物館の冒頭は口頭で説明。”勝利めざして”もカット。


”あの日は遠くに”
アイーダのソロでスタート。

そのまま、ラダメスの帰還、
メレブ登場、そしてゾーザーも。

ラダメスの『アイーダ』
発言に反応するメレブ。

アイーダとメレブの従事シーン。

”私は知っている”
メレブのソロから始まる一曲。
こんな曲有ったか。

そのまま、メレブとアイーダのデュエットに。
メレブの高音が、こう、本気というか、本物。

アムネリス登場。
そのまま、ラダメスとの結婚へ。
”お洒落は私の切り札”もカット。

”勝利ほほえむ(rep)”
一応、リプライズは有るらしい。
あの最高音は、アレンジで低音。


”儚い喜び”
ラダメスとアイーダのデュエット。
いがみ合ってた二人に変化が。
そして、アイーダの高飛車態度が
妙に板についており、ラダメスのダメっぷりが。

再び、メレブとアイーダとのシーン。
からの。
”ローブのダンス”
アイーダが高音でなく、低音で引っ張る。
人海戦術により、ヌビアの民のシーンも。

これ、フルコーラス(間奏含む)で歌うんかい。
そのまま、群衆がアイーダに群がっていく。
群がる群衆に、手を差し伸べるシーンもオリジナル版。

この曲はやはりテンションがあがる。

”どうもおかしい”
ラダメスとメレブのデュオ。
メレブの合いの手の方がしっかり。

からの、アイーダとアムネのデュエット。
ラダメスのチャリティー行為。

最終的に、この4人でハモリ。


アモナロスが死んだという噂。
そこで、アイーダの滅びない宣言。

”神が愛するヌビア”
アカペラで始まるアイーダソロ。
そのまま、全員集まり、イチラスへ。

ローブも思ったけど、
この辺の人海戦術が上手い。

”この父親にしてこの息子あり”
アムネとの結婚が、
進まないので親子喧嘩に。

まさかのゾーザーソロでマイクなし。
ま、この距離なら必要ないけど。

ドラムが結構メインになる曲なので、
マイクをもっと、使った歌唱でも良かったのに。

”ラダメスの手紙”
今回、唯一のラダソロ。
シットリと聴かせる。

”ローブのダンス”
メレブの煽動の元、解放ダンス。

アイーダを連れに来る、
しかし、ネヘブエカが身代わりに。

ラダメスに会いに行こうとする
アイーダに、厳しく諭すメレブ。
この差し出がましい感までやるメレブ。

死んだと思ったアイーダが生きていたので、
一緒に暮らそうというラダメス。

”星のさだめ”
イントロ前のセリフまで
完璧にやってから、コチラ。

もちろん、途中のセリフも完璧。
歌い終わってからの別れのセリフも。

定番曲だけに、ラダメスの
マイクが前半、死んでいたのが残念案件。

というか、このアイーダが、
今日イチ、声が出ていたような。

サビからは、復活し、
ドラムが入っても、完璧にハーモニーに。

”真実をみた”
アムネソロ。
配役されてるのなら、
この曲は外せないらしい。

アイーダがアモナロスを逃がそうとして、
ラダメスが騙されていたと激怒。

そして、アイーダを庇い、
刺されるメレブ。

そこにゾーザー登場。
アイーダが生きていた事を知り、激怒。
今回、唯一の殺陣シーン。

ラダメスがアイーダを逃がし、
その後のメレブ臨終まで。

アイーダとラダメス逮捕。
アムネの指示により、
二人を生き埋めの刑に。

”儚い喜び(rep)”
例の『百回、生まれ変わっても見つける』
宣言後、ラダメスとアイーダのデュエット。

”愛の物語(rep)”
オープニングでは無かったけど、
ここで、アムネのソロが挿入。

ちゃんと、『愛』で終わる。
(この愛はアイーダ、フラグ)

麦谷@アイーダ
低音を利かすアイーダ。
ちょっと、おばちゃん口調ではある。

ジャズ畑の人なのか、
R&Bな印象を受ける歌い方。


武藤@ラダメス
本役では無いらしい。
イケボなので、目立つ声。
ともかく、無理の無いイケメン。


関口@アムネリス
配役されてる割に出番が少ない。
そのため、イマイチ印象が。

小西@ゾーザー
アムネ同様、
出番が少ないため、
もう少し増やしても。

ハスキーボイスのゾーザーというのが斬新。
ピラミッドを歌うとなると、ダンスが必須だからカット?


山添@メレブ
演出家にして、
メレブシーンは全部、再現。
ホント、細かい処まで再現。


メインにして、一番力の入ったアイーダ。
メレブ中心のため、有名曲をカットし、
マイナー曲を入れていく編成。

結構、忘れている曲が多く、
ほぼ、初めて聞く状態。

それでも、『ローブのダンス』
これは、この人数、会場でも圧巻。



カンパニー企画の第11段。
多分、第1段の『秘密の花園』以来。

オケがキーボードと、
ドラム(打楽器)の編成。

珍しいな、とは思うけど、
生のドラムで、ウィキッドや
エビータ、アイーダが聞けるのは善き。

コニタンの四季作品曲が聞ける貴重な機会。
チェの曲はフルで聞きたかったかも。
そして、ゾーザーやるなら、
ピラミッドも聞きたかった。

これはソロコンリクエスト案件か。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Night&Dandy!? 小西のりゆき... | トップ | 『Present Laughter』NTライブ2020 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コンサート感想」カテゴリの最新記事