過去のLND感想まとめはコチラ。
基本はサイモン演出。
一部、Robert(R怪人)と
Mathias(M怪人)で異なる。
”So sehr fehlt mir dein gesang”
最初の段階では俯き状態。
そこから楽譜に書き込み、
でも、その楽譜をくしゃっと。
M怪人だと、さらに、
クシャクシャに丸める。
そして、あの狭い台で動き回る。
(浮上しても更に動き回る。落ち着け、と。
その前のピアノ叩きつけも尋常でない)
斜幕が上がると、セピア色の
クリスの肖像画がかけてある。
(特に、その表情は動かない)
R怪人、サビ前で思い切り、外す。
更に台が上昇。
とりあえず、椅子に座る怪人。
ここで、M怪人、手を使って、
自分が幕を上げたり、降ろしたり、
しているという細かい演技を入れる。
”Coney Island Walzer”
出てくるキャラは変わらず。
マント男のマントから、
子供が出てくる演出のみ、なし。
で、一度、怪人の居る台座が、
下がり、そのタイミングで、
いつの間にか、立っている怪人。
M怪人、幕が降りるタイミングで、
腕をサッと降ろす。
”Alles was euch Gefallt”
メグ主体は同じ。
ただ、周りの男性道化達が一部、違う。
メグ楽屋。
ここも特に、変わらず。
ただ、クリス帰還の新聞を、
最初から折り畳んだ状態で読んでいる。
(どこかのプロダクションで、
開いた状態で観ていたような)
で、親子によるクリスティーヌ唱和。
メグの枕営業に関しては無反応を装う。
(知らないフリをするマダム)
”Christine geht an land”
船と陸を繋ぐセットが全体的に左より。
客は二組のみ。そこに人員は割けないらしい。
下手の階段セットの一階部分に
踊り場があり、クリスが登場した時、
そこで、一旦、止まる。
"Ankunft des trios"
家来の男二人が正装。
ステージ状では、ヤセとデブという
ポジションだが、正装すると変わらない。
あの腹周りは何か入れているのかも。
馬車が去ると、桟橋が降下。
そこに怪人が居る。そして、一節、歌う。
例のゴリラのミニチュア馬車はなし。
”Diese drecksstadt hier!”
アル中ラウル。
最初からグラスを持っているが、
地球儀型のアルコール入れにしまう。
(ネットで紹介されていた半球状の、
置物は、この小道具らしい)
グスタフ、道化の付いたオルゴールを発見。
ラウルに見せるが、それを蹴りもしないが、
それ以前に興味を示しもしないラウル。
その後、ピアノで”LND”の旋律を弾くグスタフ。
ホテルスタッフから、
ハマースタイン氏に会いに行くラウル。
”In rabenschwarzer nacht�・
Einst in einer andern zeit”
ベランダから怪人登場。
クリス気絶。からの、お姫様抱っこ。
R怪人はスマートに、ソファに。
そして、目を覚ますクリスにサっと逃げる。
M怪人、この段階でぎこちない。
そういえば、オリジナルのMOTN前でも、
あそこはぎこちなかったので、その延長。
で、バルコニー回転。
この辺の流れは変わらず。
"Mama ich hab angst"
グスタフ、登場。
ベランダに立たせるが、
その勢いが良すぎるので、
確実に落ちるレベル。
クリスが慌てて、固定。
怪人、普通に袖から退場。
(流石に、出てきた時、同様、
ベランダから退場しないのか)
で、ラウル帰還。
すっぽかされたというラウルに、
既に心在らずな、クリス。
”Unser wiedersehen”
グスタフ、サーカスの子役と遊び回る。
そういえば、オープニングのショーでは、
子役がいなかったけど、ここには居る。
(多分、他日のグスタフ要員)
で、再会からの乾杯カルテット。
で、何故か、左よりに固まる四人。
”Wie schon”
グスタフ、いつの間にか、怪人の住みかに。
まず、BUの旋律を弾く、グスタフ。
POTOでクリスが歌うタイトル曲のアリア、
それと同じメロディを弾くグスタフ。
弾きながら、地声で、そして裏声で。
『10才』に気づき、スタート。
”Wo die schinheit sich verbirgt”
怪人は上手待機。
そして、一度、螺旋通路のテッペン
(下手柱の一階部分)に案内。
その後、グスタフにキメラ達を紹介。
グスタフも色々興味を持つ。
で、ラスト、仮面およびカツラ
も一緒に取って、グスタフに素顔を見せる。
"Das phantom strllt Christine zur rede"
しかし、逃げてしまい、そこにクリスとメグ登場。
とりあえず、仮面だけつけ、戻ってくる怪人。
そこで、メグとクリスにバッタリ。
この時のメグの『私にも見せたことがないのに、
グスタフには見せてたのね』感、漂う表情。
二人が去った後、
クリスタル越しに仮面をつけ直し、去る。
クリスタルからマダム登場。
ラストは追加メロディで〆。
”Welchen grund hat sie?”
上手にラウル。
店員の交代要員は、
バーのカウンター前を通っていく。
(カウンター内は怪人が隠れているため、
通れないくらい狭い可能性)
下手からメグ、登場。
洗い流す、あたりで、ラウルが怪訝な表情に。
やはり、この辺で、枕営業を示唆した歌詞かも。
”Wer verliert geht unter”
カウンターからヌっと怪人登場。
パート分けは、
ラウルが上、怪人が下。
最後だけ、怪人が上。
R怪人はカウンター越しに押し倒す。
M怪人、歌いながらも、
バーのカウンターを行ったり来たり。
で、極めつけはラウルを壁ドン(笑)
”Badenxie”
青い水着から始まり、
次々と変化していくという
基本の段取りは同じ。
”Hast du das gesehn?”
マダムにクリスが歌うと言われ、
最後、メグが『キーっ』という表情で去っていく。
”Vor der vorstellung”
グスタフとクリスの
心の目で見てという、
まー、色々な伏線歌。
そこにラウル登場で、
POTO曲を歌うラウル。
で、鏡に映り込む怪人。
ラウル退場後、またもやベランダから登場。
カーテンが掛かっているので、それをめくって。
(というか、そこはオーソドックス入場)
で、退場はドアから。
”Wer verliert geht unter(quartett)”
最初は上手にラウル、
下手三階部に怪人。
で、色々動いていき、
マダムやグスタフと増えていき、
最後にメグのソロと同じ流れ。
両手の袖は三階分のセットがあるものの、
一階と三階部分しか使われず。
(動く通路と合体しないので通れない)
日生劇場は狭いから、使わないのかと
思ってたけど、あれを三階全てフルに
使ったのは、メルボルン版だけか。
”Liebe stirbt nie”
バックのセットがクジャクなのだけど、
それが最後、青からオレンジ(ライティング)に。
”Ah Christine!”
怪人とクリスの最終的な和解。
ラウルソロ時は、上手三階部
から見下ろす形で登場。
”Die strassen von coney island”
ここで使用される曲が、
”TBU”の追加された方のメロディ。
”Ach miss giry�・Final”
メグ、グスタフをかなり押し出す。
ちょっと、そこまで押したら、
本当に落ちそうになるから。
そこに、怪人達、到着。
まず、すんなりグスタフを返すメグ。
その後、メグを押さえようとして、
怪人がクリスの名前を出した瞬間、
(それもリの字を言うか言わないかで)
銃が暴発して、クリスに。
そのタイミングで、欄干が落下。
マダム、メグを連れていく。
グスタフ、クリスから真実を聞かされ、
それでも、なお、ラウルを呼びに行く。
怪人、臨終なクリスに指輪を付ける。←M怪人のみ
(この演出は今まで、あったっけ?)
ラウルにクリスを譲り、怪人は端に。
と、この流れは変わらず。
で、一人、端に行った
怪人にグスタフが近寄る。
で、グスタフが仮面を外し、
その際、スゴい繊細な表情を見せるM怪人。
からの、仮面に隠れていた部位を撫でるグスタフ、暗転。
Robert meyer@怪人(coverの怪人)
低音は好み。だが、高音で
二度ほど、ひっくり返る。
それも、二回とも”TIHYS”のサビ前という。
また、TBUが無理矢理、高音域に。
単純にロックテイストの部分は苦手と思われる。
でも、過去の出演作はロックミュージカル多数。
単に、この怪人という役に慣れてないだけかも。
逆に、もっとこなすと、ロックな怪人になるかも。
(ハスキーな箇所が一カ所あって、
そこは低音歌唱よりも、良いと思ったので)
Rachel anne Moore@クリス
ま、オペラ畑なクリスかな、と。
あまり演技をしない。
正直、10年振りにあった怪人に、
その演技でよいのだろうか、と思ったほど。
グスタフが居ないと気づくのも、
『はい、今、気づきましたよ』っていうのが、
ドイツ語が分からなくとも、理解できる表情演技。
その分、”月のない夜”と”ラブネバーダイ”
の高音域がスゴく、むしろ、怪人二人よりも、
目立つアンバランスになってしまう。
やはり、デュエットはGTC氏が合うのかも。
Yngve Gasoy Romdal@ラウル
久々に怪人よりもラウルを選ぶよねタイプ。
『POTO』なら問題ないけど、『LND』ならアウト。
声質がちょっと、独特なのだが、
一歩間違えると、酒焼けした声。
それほど、暴力的でもアル中でも無いイケメン。
義理の父親でも、グスタフと上手く行きそうな雰囲気。
Alex Avenell@マダム(Cover)
ちょっと、シャガレ声が特徴的。
なので、鳳@マダムを彷彿。
歌は無理矢理、引っ張る。
Lucina Scarpolini@メグ(Cover)
ブロンド美人系メグ。
ちょっと、笹本さんを思い出した。
微妙に声が尖っているというか、
ツンケンした感じなメグ。
Lauren barrand@フレック
Bjorn klein@スケルチ(Cover)
Jak allen anderson@ガングル
スケルチだけカバー。
そこまで、ファーストは
体格が良いので、たまたま細い人なのかも。
フレックがメルボルン同様、
身長が小さい方で、かなり、
メルボルンの振り付けを踏襲。
で、問題の
Mathias Edenborn@怪人(Alternierendの怪人)
ともかく、細かい演技をちょくちょく入れてくる。
それが、落ち着きがないほどに、入れてくる。
一応、『POTO』から10年後の設定だけど、
2年前に観た『POTO』の怪人から確実に成長してない。
ま、踏襲しているといえば、そう言えるけど。
歌い始めのワンフレーズだけ上げてから、
歌い始めるという謎のクセがあり、それが多用。
それが不自然では無いので、音程を外しているわけでは無い。
で、聞かせる曲はキッチリ決めてくるし、
クラシカルな曲もロックな曲も無難にこなす。
ただ、ちょっと、それが無難すぎて、
なおかつ、演技が面白いために、
歌よりも演技派な怪人イメージが先行。
ま、どちらにしろ、
これはファーストの怪人になれないだろ、と。
むしろ、ラウルもCoverなのか。
大変にアル中なラウルが想像できる。
Simon Phillipsの演出をベースに、
追加・変更を一部に加えたハンブルク版。
特に、顕著な追加が”The beauty underneath”で、
ハンブルク版のみのオリジナルメロディを追加。
そのメロディが他の箇所でも使用され、
否が応でも、耳に残ってしまうメロディ。
ロンドン版のメロディがRamin仕様で、
メルボルン版のBenに併せ変更したメロディライン。
そのメロディラインは、コペン版、ウィーン版
(コンサート)、ホリプロ版、そして今回のハンブルク版でも。
ただ、何故にその尺を増やしたのかは、謎。
(別に他のメロディを削ったわけではない)
やはり、怪人役者に合わせた結果なのだろうか?
それとも、オリジナル要素を加えるため?
ただ、それと同時、『POTO』のタイトル曲の
アリアをグスタフに歌わせたため、
怪人がグスタフの才能に気づくという伏線も。
あと、もう一つ気になったのが、
クリスの死後、怪人が指輪をつけさせた事。
これも、ハンブルク版のみの演出と思われる。
『POTO』の指輪返し論争に更なる火種を(笑)
→ただ、やっていたのはMathias Edenborn@怪人のみ。
カバーのRobert meyer@怪人は、特にやらず。
Mathiasはハンブルク版『オペラ座の怪人』にも、
怪人役で出演していただけに、その流れのアドリブの可能性も。
やはり、GTC怪人がどっちなのかが気になる。
今回、マチソワでキャストが違いは怪人のみ。
ジリー親子がカバーだったけど、クリスはファースト。
ラウル候補は三人いるが、観たのはファーストのみ。
ちょっと、Mathiasのラウルは気になるが、
Yngveが正当派なラウルな気はする。
(『LND』のラウルにしてはちょっと格好良いけど)
で、怪人。ファーストの、
Gardar thor Cortesがクリスマス休暇で、
母国に帰省中なため、観ることは叶わず。
プロフを観ると、オペラ畑なので、
クリスとの相性は良さそう。
また、コペン版でも、ファーストはオペラ畑で、
更に低音を響かす好みの怪人だっただけに、
今回、観れなかったのは残念。
でも、どっちかというと、観たいよりは、
聞きたいタイプの怪人と思われるので、
CDで聞いてみたいタイプかな、と。
そういう意味では、生で観るなら、
Mathias(と比べる意味でカバーも観れて)
の方が、良かったのかも。
基本はサイモン演出。
一部、Robert(R怪人)と
Mathias(M怪人)で異なる。
”So sehr fehlt mir dein gesang”
最初の段階では俯き状態。
そこから楽譜に書き込み、
でも、その楽譜をくしゃっと。
M怪人だと、さらに、
クシャクシャに丸める。
そして、あの狭い台で動き回る。
(浮上しても更に動き回る。落ち着け、と。
その前のピアノ叩きつけも尋常でない)
斜幕が上がると、セピア色の
クリスの肖像画がかけてある。
(特に、その表情は動かない)
R怪人、サビ前で思い切り、外す。
更に台が上昇。
とりあえず、椅子に座る怪人。
ここで、M怪人、手を使って、
自分が幕を上げたり、降ろしたり、
しているという細かい演技を入れる。
”Coney Island Walzer”
出てくるキャラは変わらず。
マント男のマントから、
子供が出てくる演出のみ、なし。
で、一度、怪人の居る台座が、
下がり、そのタイミングで、
いつの間にか、立っている怪人。
M怪人、幕が降りるタイミングで、
腕をサッと降ろす。
”Alles was euch Gefallt”
メグ主体は同じ。
ただ、周りの男性道化達が一部、違う。
メグ楽屋。
ここも特に、変わらず。
ただ、クリス帰還の新聞を、
最初から折り畳んだ状態で読んでいる。
(どこかのプロダクションで、
開いた状態で観ていたような)
で、親子によるクリスティーヌ唱和。
メグの枕営業に関しては無反応を装う。
(知らないフリをするマダム)
”Christine geht an land”
船と陸を繋ぐセットが全体的に左より。
客は二組のみ。そこに人員は割けないらしい。
下手の階段セットの一階部分に
踊り場があり、クリスが登場した時、
そこで、一旦、止まる。
"Ankunft des trios"
家来の男二人が正装。
ステージ状では、ヤセとデブという
ポジションだが、正装すると変わらない。
あの腹周りは何か入れているのかも。
馬車が去ると、桟橋が降下。
そこに怪人が居る。そして、一節、歌う。
例のゴリラのミニチュア馬車はなし。
”Diese drecksstadt hier!”
アル中ラウル。
最初からグラスを持っているが、
地球儀型のアルコール入れにしまう。
(ネットで紹介されていた半球状の、
置物は、この小道具らしい)
グスタフ、道化の付いたオルゴールを発見。
ラウルに見せるが、それを蹴りもしないが、
それ以前に興味を示しもしないラウル。
その後、ピアノで”LND”の旋律を弾くグスタフ。
ホテルスタッフから、
ハマースタイン氏に会いに行くラウル。
”In rabenschwarzer nacht�・
Einst in einer andern zeit”
ベランダから怪人登場。
クリス気絶。からの、お姫様抱っこ。
R怪人はスマートに、ソファに。
そして、目を覚ますクリスにサっと逃げる。
M怪人、この段階でぎこちない。
そういえば、オリジナルのMOTN前でも、
あそこはぎこちなかったので、その延長。
で、バルコニー回転。
この辺の流れは変わらず。
"Mama ich hab angst"
グスタフ、登場。
ベランダに立たせるが、
その勢いが良すぎるので、
確実に落ちるレベル。
クリスが慌てて、固定。
怪人、普通に袖から退場。
(流石に、出てきた時、同様、
ベランダから退場しないのか)
で、ラウル帰還。
すっぽかされたというラウルに、
既に心在らずな、クリス。
”Unser wiedersehen”
グスタフ、サーカスの子役と遊び回る。
そういえば、オープニングのショーでは、
子役がいなかったけど、ここには居る。
(多分、他日のグスタフ要員)
で、再会からの乾杯カルテット。
で、何故か、左よりに固まる四人。
”Wie schon”
グスタフ、いつの間にか、怪人の住みかに。
まず、BUの旋律を弾く、グスタフ。
POTOでクリスが歌うタイトル曲のアリア、
それと同じメロディを弾くグスタフ。
弾きながら、地声で、そして裏声で。
『10才』に気づき、スタート。
”Wo die schinheit sich verbirgt”
怪人は上手待機。
そして、一度、螺旋通路のテッペン
(下手柱の一階部分)に案内。
その後、グスタフにキメラ達を紹介。
グスタフも色々興味を持つ。
で、ラスト、仮面およびカツラ
も一緒に取って、グスタフに素顔を見せる。
"Das phantom strllt Christine zur rede"
しかし、逃げてしまい、そこにクリスとメグ登場。
とりあえず、仮面だけつけ、戻ってくる怪人。
そこで、メグとクリスにバッタリ。
この時のメグの『私にも見せたことがないのに、
グスタフには見せてたのね』感、漂う表情。
二人が去った後、
クリスタル越しに仮面をつけ直し、去る。
クリスタルからマダム登場。
ラストは追加メロディで〆。
”Welchen grund hat sie?”
上手にラウル。
店員の交代要員は、
バーのカウンター前を通っていく。
(カウンター内は怪人が隠れているため、
通れないくらい狭い可能性)
下手からメグ、登場。
洗い流す、あたりで、ラウルが怪訝な表情に。
やはり、この辺で、枕営業を示唆した歌詞かも。
”Wer verliert geht unter”
カウンターからヌっと怪人登場。
パート分けは、
ラウルが上、怪人が下。
最後だけ、怪人が上。
R怪人はカウンター越しに押し倒す。
M怪人、歌いながらも、
バーのカウンターを行ったり来たり。
で、極めつけはラウルを壁ドン(笑)
”Badenxie”
青い水着から始まり、
次々と変化していくという
基本の段取りは同じ。
”Hast du das gesehn?”
マダムにクリスが歌うと言われ、
最後、メグが『キーっ』という表情で去っていく。
”Vor der vorstellung”
グスタフとクリスの
心の目で見てという、
まー、色々な伏線歌。
そこにラウル登場で、
POTO曲を歌うラウル。
で、鏡に映り込む怪人。
ラウル退場後、またもやベランダから登場。
カーテンが掛かっているので、それをめくって。
(というか、そこはオーソドックス入場)
で、退場はドアから。
”Wer verliert geht unter(quartett)”
最初は上手にラウル、
下手三階部に怪人。
で、色々動いていき、
マダムやグスタフと増えていき、
最後にメグのソロと同じ流れ。
両手の袖は三階分のセットがあるものの、
一階と三階部分しか使われず。
(動く通路と合体しないので通れない)
日生劇場は狭いから、使わないのかと
思ってたけど、あれを三階全てフルに
使ったのは、メルボルン版だけか。
”Liebe stirbt nie”
バックのセットがクジャクなのだけど、
それが最後、青からオレンジ(ライティング)に。
”Ah Christine!”
怪人とクリスの最終的な和解。
ラウルソロ時は、上手三階部
から見下ろす形で登場。
”Die strassen von coney island”
ここで使用される曲が、
”TBU”の追加された方のメロディ。
”Ach miss giry�・Final”
メグ、グスタフをかなり押し出す。
ちょっと、そこまで押したら、
本当に落ちそうになるから。
そこに、怪人達、到着。
まず、すんなりグスタフを返すメグ。
その後、メグを押さえようとして、
怪人がクリスの名前を出した瞬間、
(それもリの字を言うか言わないかで)
銃が暴発して、クリスに。
そのタイミングで、欄干が落下。
マダム、メグを連れていく。
グスタフ、クリスから真実を聞かされ、
それでも、なお、ラウルを呼びに行く。
怪人、臨終なクリスに指輪を付ける。←M怪人のみ
(この演出は今まで、あったっけ?)
ラウルにクリスを譲り、怪人は端に。
と、この流れは変わらず。
で、一人、端に行った
怪人にグスタフが近寄る。
で、グスタフが仮面を外し、
その際、スゴい繊細な表情を見せるM怪人。
からの、仮面に隠れていた部位を撫でるグスタフ、暗転。
Robert meyer@怪人(coverの怪人)
低音は好み。だが、高音で
二度ほど、ひっくり返る。
それも、二回とも”TIHYS”のサビ前という。
また、TBUが無理矢理、高音域に。
単純にロックテイストの部分は苦手と思われる。
でも、過去の出演作はロックミュージカル多数。
単に、この怪人という役に慣れてないだけかも。
逆に、もっとこなすと、ロックな怪人になるかも。
(ハスキーな箇所が一カ所あって、
そこは低音歌唱よりも、良いと思ったので)
Rachel anne Moore@クリス
ま、オペラ畑なクリスかな、と。
あまり演技をしない。
正直、10年振りにあった怪人に、
その演技でよいのだろうか、と思ったほど。
グスタフが居ないと気づくのも、
『はい、今、気づきましたよ』っていうのが、
ドイツ語が分からなくとも、理解できる表情演技。
その分、”月のない夜”と”ラブネバーダイ”
の高音域がスゴく、むしろ、怪人二人よりも、
目立つアンバランスになってしまう。
やはり、デュエットはGTC氏が合うのかも。
Yngve Gasoy Romdal@ラウル
久々に怪人よりもラウルを選ぶよねタイプ。
『POTO』なら問題ないけど、『LND』ならアウト。
声質がちょっと、独特なのだが、
一歩間違えると、酒焼けした声。
それほど、暴力的でもアル中でも無いイケメン。
義理の父親でも、グスタフと上手く行きそうな雰囲気。
Alex Avenell@マダム(Cover)
ちょっと、シャガレ声が特徴的。
なので、鳳@マダムを彷彿。
歌は無理矢理、引っ張る。
Lucina Scarpolini@メグ(Cover)
ブロンド美人系メグ。
ちょっと、笹本さんを思い出した。
微妙に声が尖っているというか、
ツンケンした感じなメグ。
Lauren barrand@フレック
Bjorn klein@スケルチ(Cover)
Jak allen anderson@ガングル
スケルチだけカバー。
そこまで、ファーストは
体格が良いので、たまたま細い人なのかも。
フレックがメルボルン同様、
身長が小さい方で、かなり、
メルボルンの振り付けを踏襲。
で、問題の
Mathias Edenborn@怪人(Alternierendの怪人)
ともかく、細かい演技をちょくちょく入れてくる。
それが、落ち着きがないほどに、入れてくる。
一応、『POTO』から10年後の設定だけど、
2年前に観た『POTO』の怪人から確実に成長してない。
ま、踏襲しているといえば、そう言えるけど。
歌い始めのワンフレーズだけ上げてから、
歌い始めるという謎のクセがあり、それが多用。
それが不自然では無いので、音程を外しているわけでは無い。
で、聞かせる曲はキッチリ決めてくるし、
クラシカルな曲もロックな曲も無難にこなす。
ただ、ちょっと、それが無難すぎて、
なおかつ、演技が面白いために、
歌よりも演技派な怪人イメージが先行。
ま、どちらにしろ、
これはファーストの怪人になれないだろ、と。
むしろ、ラウルもCoverなのか。
大変にアル中なラウルが想像できる。
Simon Phillipsの演出をベースに、
追加・変更を一部に加えたハンブルク版。
特に、顕著な追加が”The beauty underneath”で、
ハンブルク版のみのオリジナルメロディを追加。
そのメロディが他の箇所でも使用され、
否が応でも、耳に残ってしまうメロディ。
ロンドン版のメロディがRamin仕様で、
メルボルン版のBenに併せ変更したメロディライン。
そのメロディラインは、コペン版、ウィーン版
(コンサート)、ホリプロ版、そして今回のハンブルク版でも。
ただ、何故にその尺を増やしたのかは、謎。
(別に他のメロディを削ったわけではない)
やはり、怪人役者に合わせた結果なのだろうか?
それとも、オリジナル要素を加えるため?
ただ、それと同時、『POTO』のタイトル曲の
アリアをグスタフに歌わせたため、
怪人がグスタフの才能に気づくという伏線も。
あと、もう一つ気になったのが、
クリスの死後、怪人が指輪をつけさせた事。
これも、ハンブルク版のみの演出と思われる。
『POTO』の指輪返し論争に更なる火種を(笑)
→ただ、やっていたのはMathias Edenborn@怪人のみ。
カバーのRobert meyer@怪人は、特にやらず。
Mathiasはハンブルク版『オペラ座の怪人』にも、
怪人役で出演していただけに、その流れのアドリブの可能性も。
やはり、GTC怪人がどっちなのかが気になる。
今回、マチソワでキャストが違いは怪人のみ。
ジリー親子がカバーだったけど、クリスはファースト。
ラウル候補は三人いるが、観たのはファーストのみ。
ちょっと、Mathiasのラウルは気になるが、
Yngveが正当派なラウルな気はする。
(『LND』のラウルにしてはちょっと格好良いけど)
で、怪人。ファーストの、
Gardar thor Cortesがクリスマス休暇で、
母国に帰省中なため、観ることは叶わず。
プロフを観ると、オペラ畑なので、
クリスとの相性は良さそう。
また、コペン版でも、ファーストはオペラ畑で、
更に低音を響かす好みの怪人だっただけに、
今回、観れなかったのは残念。
でも、どっちかというと、観たいよりは、
聞きたいタイプの怪人と思われるので、
CDで聞いてみたいタイプかな、と。
そういう意味では、生で観るなら、
Mathias(と比べる意味でカバーも観れて)
の方が、良かったのかも。
ありがとうございます、お待ちしてました~!
(と言いながら寄るのが遅くなりましたが;)
いやあ、ドキドキしながら読ませていただいてしまいました。
Gardar さんはクリスマス休暇でしたか。
でも全く知らなかった他の怪人さんの様子が聞けてお得気分です。
お目当てだったと言うM怪人さん…観てみたい!ラウルを壁ドンて(笑)
芝居の細かい方はとても気になります。
そしてあの作成小道具はdachoさまの予想通りのものだったようですね、おお!
音だけでは”Wo die schinheit sich verbirgt”と”Die strassen von coney island”辺りしか気づきませんでしたが(歌詞が同じなのか気になります…)
実際に観るとやはりいろいろと細かなところが。
AU版映像と日本版舞台を観られたお陰でようやく「おお、ここはそうなのか」と頷きながら読めました。
POTOからの繋がりが徐々に増えてきていますが、最大の部分はラストの指輪でしょうか。
あの自分の黒い指輪…?ですよね。
うーん、指輪は確かに論争再びになりそうな火種です!(笑)
運良く、3人中2人の怪人を観ることが叶いました。
本命は『POTO』で怪人を観たAlternierendの怪人でしたが、
FBでの露出はほとんど、ファーストのGTC@怪人なんですね。
あの小道具はウィスキー入れでした。
ホテルシーンでも、後半はソコにしまっているため、
あまりアル中要素は少なかったのも、ラウル。
指輪返しですが、書き忘れましたが、
M怪人しかやらなかったんですよね。
なので、実は『POTO』の怪人に
出演しているからこその、アドリブの可能性も。
どちらにしろ、指輪論争は広がりそうです。