備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『spring with kanji ishimaru』

2011-04-13 01:38:01 | コンサート感想
石丸幹二ソロコンサート

"春の唄"『ニューブレイン』
ミュージカル復帰第一作の曲なので、かなり鮮烈なイメージな一曲。元々、フィンの曲が好みなのもあるかも。

"ハナミズキ"(一青窈)
女性曲だがかなり歌いこんでいるような。サビの一番キーが高い『薄紅色』をアレンジしてはいるものの難なく出す。

"遠く遠く"(槙原敬之)
こちらは槙原版よりキーを下げる。出そうな気もするけど。

"ノスタルジア"『時をかける少女』主題歌
持ち歌?今回歌った曲では、系統が違ったため、ちょっと新鮮。
映画に出演したため、内容を説明するが、最終的にDVDの販促に(笑)

"セ・シ・ボン"
フレンチポップで軽やかに。
"風のささやき"映画『華麗なる賭け』
こちらはシャンソン調で重く。

"グリーンスリーブス"『十二夜』ver
この鼻に掛かる歌い方が一番好みなのだが、今回、その歌い方をしたのはこの一曲のみ。
この公演ではハープを披露したものの、公演後、このコンサート用にハープを購入したとか。普通に弾いているが、コードを押さえているだけ?

"愛と死の輪舞曲"『エリザベート』
黒いスーツに着替え、『エリ~ザベート』から入り、チェロとコントラバスの二弦構成。かなり、好みな導入部編成。本編はこれにドラムも入り、結構ポップに。
本編では長髪のカツラに裾の長い衣装を着て歌ったたので、何もつけないと不自然とのこと。

"見果てぬ夢"『ラ・マンチャの男』
『え、そんなに低い音で入るの。』と思うくらい低かった。サビは流石に出ない。

"春よりも若く"『南太平洋』
滝田版しか聞いたことがないので、こんなに聞かせる歌とは思わなかった。

"君住む街角"『マイ・フェア・レディ』
フレディーがこれまた、低音域。
"ストレンジャー・イン・パラダイス"『キスメット』
これって"ダッタン人の踊り"?

"夢やぶれて"『レミゼ』
淡々と歌うが良い。
昼間に観た本公演とは違い、サビの三段上げが無かったが、
それでも、貴重な歌を聴けたような。そもそも男性が歌うのは初めて聞いたかも。

"ありのままの私"『ラカージュ~』
アカペラから入り、ノリノリに。
本公演でザザを観たいかと言われたら微妙だが、
意外にも低音で聞かせた一曲。

"記憶の旋律"
一番、ポップな曲だったが、会場のノリがイマイチ。

アンコール
"名もなき~別れの曲"
"ジャカランダ"
"スマイル"


全体的にはイマイチなコンサート。歌い方がかなり画一的。基本的に、低音域が好きだが、石丸氏にそれは求めてない。
そもそも、『日本人のへそ』で声を潰し、ハスキーボイスと本人も言っていたが、それでも残念感は否めない。
特に、三回公演の初回がこれだと、この後の公演はどうだったのかと。


聞けた曲は色々なジャンルがあったし、『ラマンチャ』『ラカージュ』からの2曲は良かった。男性役なので、本公演でも歌えるが、キャラ・事務所的に両方の役を見ることは無さそうなので、これはお得。

また、"グリーンスリーブス"を再び聞けたのが、良かった。惜しむらくは、あの音域曲をもっと聞きたかったが。
つーか、あの甘い声が石丸氏のウリだとは思うが、今回の曲でその声で聞きたい曲はないかも。


CD収録曲としては、"時が来た"を聞きたかったが、こちらは無し。例えオリジナル詞でも良いから聞きたかった。


今回、オリジナル曲・編曲の持ち歌を何曲か歌ったが、"記憶の旋律"が良かった。スタレビかスピッツのような爽やか、爽快路線だが、CDで完成されたモノを聞きたくなった。

MCのテンションが面白い。トーンとしてはラジオの時と同じだが、妙に丁寧。特にMC下手というわけではなく、かしこまった雰囲気で進んでいくため、これが素なのかと。

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