備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『スカーレット・ピンパーネル』@Seoul (コニョン@パーシー、エノク@ショーブラン)

2013-08-15 22:34:21 | 他言語ミュージカル
『스칼렛 핌퍼넬』

*韓国語の台詞が結構多く、分からない処が多すぎるので、疑問系多数のあらすじ。タイトルはヅカ版。


"オーバーチュア"
オーバーチュアが流れると、開場の時から幕に投影されていた英語の『スカーレットピンパーネル』という文字が、崩れていき、紅ハコベの封蝋に。

"物語のように"
大きい鳥籠に入ったマルグリットが登場。
その下で男性ダンサーが踊るのだが、何故か前を留めず、素肌にジャケット。"コメディ・フランセーズ"って、そういうお店?

歌い終わった後にイギリスに行って結婚するという告白。それに反応する客は居ない。客自体も居ないが。
そこに、ショーブラン一味が、客席から登場。ショーブランは上手通路から。

その後、マルグリットと上手に消えるショーブラン。

アルマンとマリーが憲兵に絡まれていると、下手入り口からパーシー登場。パーシーが何か告げると、慌てて去る憲兵。
そのまま、三人が居なくなった後に、ショーブラン再登場。

"マダムギロチン"
舞台はフランスの街並みになり、マダムギロチンに。この時のアンサンブルのダンスが面白い。

サンシールがなかなかの美声を聞かせた後、処刑。

そして、結婚式へ。

"あなたこそ我が家"
ここでスカーレット団予備郡が登場するが、明らかにギャグ要員が一人。

そこに、デュハースト(オリジナルメンバーは一人だけ?フォークスは後からかも)が登場し、サンシールの処刑されたことと、マルグリットのショーブラン宛ての手紙をパーシー渡す。

デュサップ登場。
このデュサップ、使用人らしく、要件を伝える時や荷物を運ぶ時しか登場せず。

"祈り"
パーシーとマルグリットの関係がギクシャクなりつつ、"祈り"を歌うパーシー。そのまま、書斎へ。

"炎の中へ"
仲間引き入れ作業。ただ、何処までが告白で、どこからが引き入れだか分からず。

よく分からない特訓。フェンシングは分かるが、虫取り網って(笑)。

その後、船セットが登場し、雷鳴も二、三回。それに怯えるスカピン団。

そして、お待ちかねのパリに行くために変装シーン。女装要員も数名、ギャグ要員はトンヌラカツラ。

なお、パーシーは背中にコブ付き"せむし男"に赤いマント。

パリの救出シーン。貴族の女性三人を救出。
台詞もなく、スカピン団の行動のみ。かなり意味不明な行動(虫取り網とか、縄跳びとか)もあるけど、結果として成功。

"鷹のように"
で、颯爽とショーブラン登場。
憲兵も客席通路から登場。
この時の憲兵のダンスも良い。

パーシー宅。
噂するのは、パーシーの女中達。
そこに生首(胸像)作成をするマリー。
何が気に入らないのか、作り直させるパーシー。鼻?


"あなたを見つめると"
パーシーにピンスポを当て、マルグリットが歌う、夫婦のすれ違い確定ソング。


"君は何処へ"
ショーブランとマルグリットの不倫ソング。
と言っても、一方的にショーブランが歌っているだけだが、敵役のミドルバラードは珍しいかも。

"男とお洒落"
デュサップがパーシーに一言いうと、衣装合わせをしたスカピン団登場。
スカピン団の変装ソング。
一番嫌がるのは、デュハースト。この人が一番良い低音域。
最後には、羽根付き帽子を被り、ノリノリに。

王宮舞踏会。
プリンス登場。
ロベスピエールと同じ人とは思えないヘタレ振り。ただ、此処しか登場しないプリンス。

スカピン団が歌う童謡は何だっけ?

ショーブラン登場。
喪服の黒に金の刺繍とちょっとお洒落。

"謎解きゲーム"
ここで、ミラーを使った演出。ただ、三人が移動するのが脇から見える荒さ。

それでも、三人だけで(影コーラスも居るが)魅せる演出に。

二幕。
"ここでも、そこでも"
アンサンブルによる群舞の後に、それぞれの思惑の交錯。
その中で、マルグリットがギャグ要員に近づき、そのギャグ要員がパーシーに。

それとは別のスカピン団に近づく、マルグリット。
ただ、マルグリットがどうやってスカピンと連絡をとったのかは不明。

橋での密会。
マルグリットが待っていると、赤マントに身を包んだパーシー登場。

"目の前の君"
『彼女はそこにいた』とショーブランの代わりにアンサーソング。
そこにショーブラン登場。
言葉は分からなくとも、おちょくっているのは分かるが、一番、客席がわくシーン。

基本、ショーブランは真面目。

で、去った後にバックに星付きで、続きを歌い上げるパーシー。


"物語のように(Re)"
ワイルドホーンの十八番、娼館シーン。
何故か、マルグリットが娼婦として潜伏しているが、何故か、そこに現れたショーブランに捕まる。

"炎の中へ(Re)"
スカピン団のアジト。
マルグリットが捕まった事に動揺するパーシーに仲間が"炎の中へ"。
ここで、揺れるパーシーというのがちょっと驚き。


"君はどこへ(Re)"
ここで、ショーブランソロ終了。

マルグリットとアルマンの幽閉シーン。
アルマンにスカーレットピンパーネルの事について、拷問するショーブラン。

"忘れましょう"
幽閉されているマルグリットが歌う。流れ的に、此処で歌うのが、自然。


そこに黒づくめの男から手紙を受け取るアルマン。

次のシーンでは脱出し、馬車に乗っている二人。ここの移動している感が良い。


ミクロンの入江
二人が到着すると、ショーブラン登場。それでも、『パーシー、パーシー』言うマルグリットにやっと正体に気づくショーブラン。

あの手紙がショーブランの罠なのか、ワザと逃がしたのかは謎。

その後、グラパン登場。
しかし、ショーブランが、グラパンの異変に気づき、正体をあらわすパーシー、そして決闘へ。


都合良く降る雨(あの光は多分、雨)。勿論、パーシーが勝つ。で、悪役らしくマルグリットを人質にするショーブラン。

そして、ギロチン送りにされるパーシーで、首を出すが、後ろから押さえつける人が、かなり首を動かし、良く見えないようにしている。

ギロチン終了後、冒頭と同じように、客席から登場するパーシー。
慌てたショーブランが憲兵に取り押さえるように指示するが、周りの憲兵は変装したスカピン団。

ショーブランをスカーレットピンパーネルに見立てると、何人ものフランス人が袖から通路から登場し、ショーブランを引っ立てていく。


"あなたを見つめると(Re)"
で、都合良く船が両脇から現れ、『ブレクニー夫人』、『スカーレットピンパーネル』と、あの夜の会話の続きをし、一くさり歌ったら、幕。


박건형@パーシー パク・コニョン
オネエキャラでなく、普通にフランスの洒落モノキャラ。
歌は主役声で良く通る。
何より、スカピン団の中でも、仮面舞踏会でも、華がある。オーラ?
なお、グラパン時には、杖をつく。


에녹@ショーブラン エノク
コチラも通る声で声量もあるのだが、普通。また、聞きたいという+αが無い(悪役オーラ?)。


김선영@マルグリット キム・ソニョン
久々にキンキン声のヒロイン。
"物語のように"の転調後の高音域が金切り声。三重唱の時は普通。


正義は勝つ的な話の流れが宝塚と同じだが、細かい処がかなり別物。

意外に台詞シーンが多く、その台詞で成立するシーンが多数。

特に、スカピン団結成時や舞踏会の始まる前のプリンスとスカピン団のやり取りが気になる。


ショーブランがかなりのボケキャラだが、2枚目路線は崩さず。

パーシーの生首は結構あからさまな作り物。まさか、一幕で、伏線をはるとは。


男性のみで、聞いてみたい曲は"炎の中で"だったが、"男とお洒落"の方が聞き応えが有るとは思わなかった。


二幕はひたすらリプライズ。
宝塚版やオリジナルにはある曲が無いため、結果として、そうなるのか。

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