備忘録

舞台の感想を書いています。(ネタばれ有り)Twitterはdacho115。

『戸惑いの日曜日』

2006-09-15 13:46:40 | 国内ストプレ
破産した男が、結婚する娘の為に四苦八苦する話。
パンフ続き。途中、前妻や鴨志田に真相を話し、協力してもらい、堤の両親にも、マンションの住人として会うことが出来る。しかし、堤には真実を話し、実は堤の両親も嘘をついていることを知り、改めて会うことになる。一方、鴨志田は妻が不動産屋と不倫していることや娘のいかがわしいバイトなど、いろいろな真実が明らかになっていく。
妻の事も許し、ゆっくり映画を見る鴨志田。そして、鏑木にも一緒に見ていく様に勧める。しかし、見初めて数分でテレビがショートし、幕。
全編笑える舞台。勘違いと嘘を積み重ねてのドタバタ喜劇。三谷幸喜脚本の王道。前、テレビで見た時のオチは忘れていたため、見終った後に、『あ~、そうだった』という感想。ただ、そんなあいまいな記憶なのに、伊東の存在感はスゴいことを実感。

佐藤。あいかわらず、なまってる。そのため、棒読みチックではあるけど、それも踏まえて佐藤B作を堪能。
西郷。他の役者に比べると、聞き取りづらい。でも、それ以上に、セリフ回しや動きから、伊東四郎が見えてしまう。前回の公演の影響もあると思うが、伊藤の当て書きだったのかなあと気がする。
あめく。しっかりモノの元妻。やはり、この女優陣の中では、一番舞台女優というカンジ。舞台にいて、ものすごく、しっくりくる。
細川。若い幸薄い妻。元々、オトナシメな演技をするイメージだったため、あまり違和感感じず。
中澤。女優として見るとセリフがオーバーというか、ワザとらしいというか。テレビで見るのと変わりないが、舞台だとそれも気にならない。
小島。出番は少ないがおいしい所は持っていく。新橋とか明治座でやる様な芝居で見てみたい。
佐渡。市川と雰囲気は似てるが、こちらの方が存在感はある。前の作品で、メインをやってた影響もあるし、あのシャガレ声が気になる。
小林。やはりバレエ畑出身なんで、動作は綺麗だが、セリフ等は、イマイチ発声が悪い。ただ、好青年な役は妙にハマってた。
小林美江。小島ほどではないがおいしい。実は日本人という三谷っぽいオチ。

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