今年もひっそりというか地味に中継やってましたね。
富士登山駅伝。でもしかし,その中身は人間の肉体の極限を問う
過酷ですさまじいレースなのであった!!
■なんつっても,御殿場市陸上競技場発着の標高差3,199m
まじで富士山頂上まで走っていきますからね。
坂はきついし足元は岩がゴロゴロで危ないし,
頂上付近は日差しがきついかと思えば
中腹には雲がかかって視界が怪しい。
しかも,登りと下りがそれぞれ6区間に分かれているのですが
登りと下りを同じ選手,つまり6人だけで走るというハードな内容。
登りもたいがい極限状態で,自分の意志以外の何かで脚が動いているような状態
すさまじい争いが見られるわけですが,
最高傾斜35度のコースをグダグダにへばってようやくタスキを
渡したと思ったら,帰りのコースで下りを爆走して駆け下りないといけないわけです。
この富士登山駅伝,一番の見所はなんといっても
7区から8区への大砂走りたすきリレー,標高2085m・二合八勺ですわ。
強烈な急坂を,砂利道を蹴散らしながら駆け下りてのタスキ渡し,
皆,転びながらタスキを渡さないと止まらないし,
転んだとしても勢い余って次のランナーより前に吹っ飛んでいくくらいのスピード。
転んで体中,場合によっては顔まで砂で真っ黒になって
中には大声で叫ぶランナーとかいていかにもテレビ向きシーンなのですが,
あの黒砂利は相当尖っていて危ないでしょうし,
通常ではあり得ないスピードで両脚を回転させての走りですから
タスキを渡した後ぼろぞうきんのように会場整理の自衛官たちに
引きずられていく姿は,壮絶の一言に尽きます。
■レースの模様を伝える番組は,レースのVTRを見ながら
スタジオで生放送する形でテレビ静岡の制作。
総合司会は鈴木敏弘アナ,
解説に青葉昌幸さん(大東文化大学陸上競技部部長)
スタジオゲストにタレント・加藤晴彦さんということで
感激屋の晴彦くん,ちゃんとレースの内容や見所も熟知していて
番組HPには泣くかも?みたいな余計な振りも書いてあったけれど
普通に熱く惚れ込んでいる感じでよかったです。
(けど,締めのセリフで「また1つ,熱くなれるものを見つけられた
気がしました」って,それまで知らなかった?ともとれるセリフ。
全部台本か?!w)
ゆうべNHKBSの『世界の競馬』で合田直弘さんとか本職の解説者抜きで
いきなり雨上がり蛍原と若いおねえちゃんの2人だけの進行だったのに
比べれば非常にまっとうな中継で,安心して見られました
(あれはあれで,必要な情報はだいたい盛り込まれてましたからいいんですけど
最初にあの顔がバンと出てきたらすげぇ違和感…)。
本当は生中継がいいのかもしれないけど,4時間近くのレースを
ざっくりコンパクトにまとめて1時間20分の番組におさめるくらいが
ちょうどいいのかもしれないかな?
レースの勝敗は,昨年優勝の山梨学院大学,
地元の山屋の意地にかけても奪冠を誓う群馬県山岳連盟,
昨年初参加3位・有力陸上選手を要するラフィネRCを中心に展開。
ラフィネは往路で一時トップに立ったが,5区に起用された
(96年ハーフマラソン日本記録更新)早田俊幸選手が大誤算で
4位転落,そのまま4位で終わり,監督と早田選手,立場ねぇな…。
一般の部の結果,上位5チームは以下のとおり。
1位 群馬県山岳連盟 3時間49分37秒
2位 大東文化大学(埼玉)
3位 合志技研RC(熊本)
4位 ラフィネRC(東京)
5位 山梨学院大学
■番組の半分以上,中継で映されるチームはずっと
「一般の部」として紹介されている。
そして,コース沿道には会場整理の自衛官のほかにも
どうも違う感じの人たち,そして参加チームののぼりのほかに
自衛隊の名前の入ったのぼりが立っている。
そう,かつては圧倒的な強さを誇っていた自衛隊チームが
去年から「自衛隊の部」として別枠扱いになったんですな。
その自衛隊の部はダイジェストでざっと数分の扱い。
1位 滝ヶ原自衛隊(8連覇!)
2位 板妻34連隊(2年連続2位)
3位 留萌自衛隊
4位 名古屋守山自衛隊
5位 国分自衛隊
この滝ヶ原自衛隊の優勝タイムは3時間37分17秒!
大きく差をつけられた2位の板妻34連隊も3時間42分55秒で
一般の部の優勝タイムより7分近く勝っているんですよね。
まぁ,体を鍛えるのが仕事と言ってもいい人たち,
しかも地元。練習環境としての地の利は歴然ですね。
でもさすが,強い!これからも体と技術に磨きをかけて
お国のため,災害救助など頑張ってください。(敬礼!)
秩父宮記念 雲海を走る 第31回 富士登山駅伝 静岡テレビ
【一般の部】6位以下のチーム
日本郵政公社走友会/八王子富士森走友会/ボディワーククラブ/トヨタスポーツマンクラブ/横浜中央走友会/ハートブレイク/横浜陸上競技協会/日本大学/拓殖大学AC/清水ランニングクラブ/大分県山岳連盟/トヨタ猿投山走友会/厚木荻野走友会/金山家(東京)/らん・RUN・乱(京都)/埼玉滑川走友会/岩塚ランナーズ(愛知)/名古屋市役所走友会/三次クラブ(静岡)/スポーツタウンメイセイ(静岡)/浜松RC/十日町地域消防署(新潟)/トヨタ自動車本社機械/トヨタ東富士(静岡)/勢多陸上競技クラブ(群馬)/横浜WIND/青梅若草RRC/富士常葉大学/神宮AC/ルネサス(兵庫)/JR東海(神奈川)/長崎県山岳連盟/チームきびだんご/市ちゃん家(神奈川)/日本大学理工学部/横浜みらい/峯尾工務店(東京)/三島走友会(静岡)/日本精工(群馬)/川越走友会(埼玉)/兵庫AINA・AC/東レ(静岡)/鏑川クラブ(群馬)/ももたろう(岡山)/日本航空電子(東京)/神宮山岳隊/埼玉嵐山走友会/常陸走友会(茨城)/東京メトロ/駒沢公園JC/東京大学OLK/安曇野エクスプレス(長野)/日経RC(東京)/静岡東海大学/Team白樺(長野)/住友ゴム(愛知)/青梅走友会/青葉会(京都)/パナソニックエレクトロニックデバイス(大阪)/町田走友会(東京)/西湘きらり☆(神奈川)/文教大学/総務省走友会/東北大学OLC/雪枝組(山梨)/八王子走ろう会/三秀走友会(宮城)/大東文化大学陸上同好会/三井化学(千葉)/トヨタRRC/NAS習志野(千葉)/渋谷区役所/世田谷区役所/広成建設株式会社(岡山)/居酒屋「八甲田」(神奈川)/出光千葉/おおむらさき(埼玉)/鎌倉市役所/チームぬまっち(東京)/富士見走友会(千葉)/東洋アルミ(東京)
以上86位まで。皆さんお疲れさま。
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8/6現在,テレビラジオ部門32位…今は?
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富士登山駅伝。でもしかし,その中身は人間の肉体の極限を問う
過酷ですさまじいレースなのであった!!
■なんつっても,御殿場市陸上競技場発着の標高差3,199m
まじで富士山頂上まで走っていきますからね。
坂はきついし足元は岩がゴロゴロで危ないし,
頂上付近は日差しがきついかと思えば
中腹には雲がかかって視界が怪しい。
しかも,登りと下りがそれぞれ6区間に分かれているのですが
登りと下りを同じ選手,つまり6人だけで走るというハードな内容。
登りもたいがい極限状態で,自分の意志以外の何かで脚が動いているような状態
すさまじい争いが見られるわけですが,
最高傾斜35度のコースをグダグダにへばってようやくタスキを
渡したと思ったら,帰りのコースで下りを爆走して駆け下りないといけないわけです。
この富士登山駅伝,一番の見所はなんといっても
7区から8区への大砂走りたすきリレー,標高2085m・二合八勺ですわ。
強烈な急坂を,砂利道を蹴散らしながら駆け下りてのタスキ渡し,
皆,転びながらタスキを渡さないと止まらないし,
転んだとしても勢い余って次のランナーより前に吹っ飛んでいくくらいのスピード。
転んで体中,場合によっては顔まで砂で真っ黒になって
中には大声で叫ぶランナーとかいていかにもテレビ向きシーンなのですが,
あの黒砂利は相当尖っていて危ないでしょうし,
通常ではあり得ないスピードで両脚を回転させての走りですから
タスキを渡した後ぼろぞうきんのように会場整理の自衛官たちに
引きずられていく姿は,壮絶の一言に尽きます。
■レースの模様を伝える番組は,レースのVTRを見ながら
スタジオで生放送する形でテレビ静岡の制作。
総合司会は鈴木敏弘アナ,
解説に青葉昌幸さん(大東文化大学陸上競技部部長)
スタジオゲストにタレント・加藤晴彦さんということで
感激屋の晴彦くん,ちゃんとレースの内容や見所も熟知していて
番組HPには泣くかも?みたいな余計な振りも書いてあったけれど
普通に熱く惚れ込んでいる感じでよかったです。
(けど,締めのセリフで「また1つ,熱くなれるものを見つけられた
気がしました」って,それまで知らなかった?ともとれるセリフ。
全部台本か?!w)
ゆうべNHKBSの『世界の競馬』で合田直弘さんとか本職の解説者抜きで
いきなり雨上がり蛍原と若いおねえちゃんの2人だけの進行だったのに
比べれば非常にまっとうな中継で,安心して見られました
(あれはあれで,必要な情報はだいたい盛り込まれてましたからいいんですけど
最初にあの顔がバンと出てきたらすげぇ違和感…)。
本当は生中継がいいのかもしれないけど,4時間近くのレースを
ざっくりコンパクトにまとめて1時間20分の番組におさめるくらいが
ちょうどいいのかもしれないかな?
レースの勝敗は,昨年優勝の山梨学院大学,
地元の山屋の意地にかけても奪冠を誓う群馬県山岳連盟,
昨年初参加3位・有力陸上選手を要するラフィネRCを中心に展開。
ラフィネは往路で一時トップに立ったが,5区に起用された
(96年ハーフマラソン日本記録更新)早田俊幸選手が大誤算で
4位転落,そのまま4位で終わり,監督と早田選手,立場ねぇな…。
一般の部の結果,上位5チームは以下のとおり。
1位 群馬県山岳連盟 3時間49分37秒
2位 大東文化大学(埼玉)
3位 合志技研RC(熊本)
4位 ラフィネRC(東京)
5位 山梨学院大学
■番組の半分以上,中継で映されるチームはずっと
「一般の部」として紹介されている。
そして,コース沿道には会場整理の自衛官のほかにも
どうも違う感じの人たち,そして参加チームののぼりのほかに
自衛隊の名前の入ったのぼりが立っている。
そう,かつては圧倒的な強さを誇っていた自衛隊チームが
去年から「自衛隊の部」として別枠扱いになったんですな。
その自衛隊の部はダイジェストでざっと数分の扱い。
1位 滝ヶ原自衛隊(8連覇!)
2位 板妻34連隊(2年連続2位)
3位 留萌自衛隊
4位 名古屋守山自衛隊
5位 国分自衛隊
この滝ヶ原自衛隊の優勝タイムは3時間37分17秒!
大きく差をつけられた2位の板妻34連隊も3時間42分55秒で
一般の部の優勝タイムより7分近く勝っているんですよね。
まぁ,体を鍛えるのが仕事と言ってもいい人たち,
しかも地元。練習環境としての地の利は歴然ですね。
でもさすが,強い!これからも体と技術に磨きをかけて
お国のため,災害救助など頑張ってください。(敬礼!)
秩父宮記念 雲海を走る 第31回 富士登山駅伝 静岡テレビ
【一般の部】6位以下のチーム
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