D.D.のたわごと

現在ツイッターのまとめを上げてます

不快なぁ…亀田戦その後

2006-08-05 19:29:02 | スポーツ
先日,WBAライトフライ級タイトルマッチの感想で
皮肉込みで亀田興毅選手に甘めのコメントを書かせてもらいました
が,
一晩明け,2日経ち…なんかいやな感じが残ります。

「A級戦犯合祀に昭和天皇不快感」の富田メモスクープ発表は
対特定アジア強硬派・安部官房長官の著書『美しい国へ』の発売日に合わせて。
テポドン2発射は
・アメリカ独立記念日に合わせて
・NASAスペースシャトル打ち上げに合わせて
・韓国のEZZ海域 海流調査と合わせて
・金英男さん(44)の家族再会&会見猿芝居を見抜かれたのに合わせて
・朝日新聞やTBSの連中が平壌詣でをしているのに合わせて。


そんで,
亀田3兄弟長男の初世界戦は
A五郎の誕生日に合わせてってか?!
※Q太郎・P子・O次郎に続く,X蔵&おZのファミリーではなく
 亀田家のスポンサーのヤクザだそうで。
 ネット上の噂ですので,真偽については何も知りません。
 え?!あれ,EIGOROじゃなくて,名字+五郎なの?
 まぁ任侠名だそうですから,名字と名前区切っても区切らんでも大した意味はありませんが。


勝谷誠彦氏が試合前「王座決定戦にもかかわらずウィークデーに試合を設定した理由がいつまでも隠しおおせると思っているかね。ひょっとして知らないなら仰天ものだがだったら今からでもそのスジに詳しい人に聞いてみるがいい。」(『勝谷誠彦の××な日々。』8/2)と書いていて,夜にやるんなら平日でも週末でも関係ないと思ってたけど,こりゃシャレにならんな…。

で,やはり今回の試合で大問題になっているのが疑惑の判定。
TBSに抗議が4万やら5万やら5万5000やらと,報じられる記事ごとに
件数がうなぎ上り。こりゃ『ボキャ天』に寄せられた「アフロ奈美恵」の投稿件数を
超えるのも時間の問題ですな。
試合前の会見といい,試合後の態度といい,終始穏やかな態度を崩さなかった
ランダエタ選手,なんか最初から勝つことはどうでもいいというか,
試合を(10ラウンド以上くらい)長くもたせさえすれば
一生ワイフを楽に食べさせてやれるくらいのギャラが約束されていたかのような
余裕の姿を見て,あっちも納得ずくみたいだし,
ボクシングの世界戦なのに全然お互い命の危険はなかったみたいだから
まあいいかと思っていたのですが,やはり世間は甘くないですね~。
いくら興業だからって,出来レースのオーディションじゃないんですから,
スポーツを名乗る以上,見るほうは真剣勝負の公正判定を望むわけで
やはり納得いかないものは納得いかない!と。

あれだけ観戦者がどっちらけて,視聴者やニュース等で見てない人らが
抗議の声を挙げたのは,
ただでさえ「礼儀知らず」で「実力・実績不相応に持ち上げられてる」若者が
1ラウンドでダウン,10ラウンド以降ヘロヘロの始め悪し・中普通・終い悪し
の内容で世界王者という栄誉を手に入れてしまったからですわね。

私としては,彼ら若造3兄弟の言葉遣いや態度の無礼さ・尊大さは
今に始まったことではなく,ボクシングそのものに対しては
真面目に一生懸命取り組んでいるのは間違いない(体を見る限り)から
試合後の会見で,もうちょっとストイックなところを見せてくれると
まだ許せたのですが…

「1回でダウンした時は『よっしゃー!』と思ったやつも多かったんちゃうか。あれはオレ流のサプライズや親父(おやじ)の張り手も効いたな。終盤にグラグラきたのはそれが原因? そうやな。ってウソウソ」

「好きに何でも言ったらええやん。俺は手数より、クリーンヒット入れたほうが勝つと思ってたから。いろんな見方があるけど、オレには関係ないな。オレは負けたら次がない。勝ったから次があるんや」

※どのスポーツ紙もニュアンスが違うので,自分の記憶に近い形に再構成。
 はっきりと,自分では勝ったと思っていたという言い方をしてましたよね…?

クリーンヒット,ほとんど入ってなかったと思うのですけど…。
自分はあれだけガチガチにガードしてたからクリーンヒットは入ってないと
言いたかったのかもしれませんが,だったらガードを固めた者勝ちだなw
減量して階級を落とした興毅選手と階級を上げてきたランダエタ選手とでは
スタミナ面での有利不利があったとはいえ,終盤であれだけ動きに差がつくってことは
有効打の質・量ともに負けていたのでは…?

もうちょっと,明らかな終盤のスタミナ切れを認めるとか,
KO勝ちできなかった時点で負けも同然だとか,
早く次の試合でスッキリとした形で防衛して見せたいとか
言ってくれればよかったのですが,
いかにもチャンピオンでございといった偉そうな態度が,
どうも見ていて気分が悪くなりました。
ヒールを演じているというよりマジで親から礼儀を教わっていない,
心底「勝った者が偉い」者の態度だなと感じてしまった次第です。
露鵬・白露山兄弟と双璧を成すオレ様ブラザーズってことですね。
まあ,十代でボクシング漬けの生活やって,そんな一般常識や礼儀を備えつつ
演技力も身につけているってのはあり得ない話ですが…昔の相撲部屋だったら
どうだったか?あれはあれで理不尽なしごきとか功罪あったようですが。

ただ,この会見の印象もテレビの編集次第でどうにでも印象は変わるもんで,
デイリーの記事ではこんな感じに変わります。
辛らつな質問を浴びせられたが、き然とした態度で対応。因縁の相手と再び拳を交える覚悟も固め、明白な勝利によってバッシングの嵐に立ち向かう構えだ。
 王座奪取から一夜明け、TBS局内で行われた会見は異様な雰囲気に包まれていた。そこに勝者を称える空気はなかった。「この勝利で逆に人気にかげりが出るのでは?」。「亀田選手はテレビ局のピエロとして扱われているのではないか?」。これまではなかった異例の質問が次々と興毅に浴びせられた。
 サングラス姿の興毅は、辛らつな質問に取り乱すこともなく、表情ひとつ変えない。そして昨夜の判定に関してのバッシング報道にき然とした態度で言った。「言いたいヤツには言わせておけばええ」。強がりではなく、素直に心境を言葉にした。
 昨日の試合内容は自分でも納得していない。実際、試合後には「ぶさいくな試合をしてすんません」とファンにわびた。これは自分自身に対しての憤りで「自分に苦戦したんや。お金払ってきてくれたファンにKOを見せられんかったから」と「ぶさいく」の意味を説明した。
 判定に不服のランダエタは、試合後に再戦を要求。「明日にでも亀田と試合が出来る」と挑発的に出たが、興毅は「別にええよ。何回やっても勝てるけどな」と真正面から受け止めた。世界王者として逃げることはしない。世論の批判にリング上できっちりと答えを出す構えだ。
 ジャッジの採点法に関しては、興毅自身の言葉で的確に説明した。「人にはそれぞれ意見があるやろ。ジャッジもファイターが好きな人もいるし、アウトボクサーが好きな人もいる。そやから見方は人それぞれや。いろんな見方がある」と周囲を諭すような口調だった。
 19歳の新王者は、勝ち続けることで周囲の批判を封じ込める。

ランダエタ,本当に不服だったの?
格闘関係では遺恨や因縁のストーリーをつくったほうが面白いし
彼のほうにしたってマネーになる再戦は望むところだと思いますけど
ベネズエラの観戦者からは不満の声が挙がっている(でも反日感情には発展してない
とのこと。常識的ないい国だ)ものの
ランダエタ陣営からは別に抗議や訴えはなされていないと新聞等で報じていますが…

亀田父が反撃、バッシング歓迎「もっと言うて」
2006年8月5日(土) 8時0分 スポーツ報知

 バッシングも大歓迎や!! 2日にWBA世界ライトフライ級新チャンピオンについた亀田興毅(19)=協栄=の父・史郎さん(41)が4日、都内でスポーツ報知の独占取材に応じ、試合後初めて胸中を激白した。判定を巡り日本中でバッシングの嵐が巻き起こっているが、史郎さんは「言いたければ言うたらええ」と批判の矢をすべて受け止める覚悟。猛烈な逆風をパワーに変え、次戦で本物の力を見せることを約束した。

 「言いたければ言うたらええやんか。これでくじけるような興毅やないし、オレでもない。もっと言うてくれたらうれしいわ。応援される時は負けた時や。嫌われるいうことは勝ったからなんや」

 41年間の人生のすべてをかけた長男・興毅の世界戦。2-1の判定勝利で夢の頂点に立ち、リングで号泣した。ところが、感激もつかの間、一夜明けた3日には判定への批判が日本中で噴出。試合を中継したTBSに5万5000件を超える抗議が殺到し、ワイドショー、ニュース番組がトップで取り上げるなど社会問題化した。だが、強烈な逆風も史郎さんは正々堂々と受け止めた。

 「判定は本人が決めたんやないからな。WBAの公平なジャッジがつけたもんなんや。いろいろな考え方、見方があるから2-1になったんやろ。オレの採点でもわずか2ポイント差で興毅や。採点競技ならどんなスポーツでも微妙な判定はある。判定は視聴者が決めるもんやないんや」

 「1回にダウンを取られて、そこから11回も立ち直ったのはあいつの精神力。ランダエタも倒せる場面はあったよ。そやけど倒せんかったわけや。お互いにKOできんかったわけやから、興毅だけが情けない言うたらあかん。立派なチャンピオンや」

 「世界王者になったんやで。『ようやった』の一言ぐらい言うてもええんちゃうの。それを揚げ足を取るような大人がおるから今の子供たちはひねてまうねん。特にボクシング関係者が公平なジャッジになんやかんや言うのは理解できへん。自分がボクシングで築いた歴史にツバするようなもんやないか」

 「今後の興毅の試合は白紙。ただ、今のウエートでいいんかないう思いはある」

 次戦への結論は20日の二男・大毅(17)の試合が終わった後に話し合う。

“沈黙を守っていた史郎さんがついに本心を吐露した。”そうなの?別にいいけど。
この記事なんかは,
“強烈な逆風も史郎さんは正々堂々と受け止めた。”
“兄弟3人を史郎さんは父として体を張って守ってきた。今回も批判の矢はすべて自分が受け止める覚悟だ。”
“「すべてはリング」-。それが亀田親子のバッシングへの答えだ。”
かなり好意的な記事ですね。ネットで見られるスポーツ紙の記事は
けっこうバッシングの当事者ではなく傍観者的なトーンが目につきます。
3日の紙面の見出しはバッシングそのものといった感じで
各紙すごいものがありましたけどね。

まあこの父親にしてこの息子ありというか,当然でしょう。
こうやって歩んできた道がすべてであって,
この世界タイトルのためにやってきたのであって,
ここまで来た以上,批判など気にするほうがおかしくて,堂々としている以外にない。
実力が地位に追いついて,誰にも文句のつけようがなくなるほど成長を続けるか,
○○長を続けるか…。

ただ,本人が「負けたら次がない」と言っていたのはまさにその通り。
あの試合を見て,十代で,しかも階級を落としての初の世界戦で
あそこまでよく戦ったのだから,今回は判定負けして再起の再挑戦したほうが
本人のためにもいいしドラマにもなるという感想を述べられた方が2,3人
おられましたが,そこまで目の肥えた人は世の中ほんの一握りで,
金になる多数派の一般大衆は,あの憎たらしい亀田のガキ共が勝ち続けるから
応援する側も負けを期待する側も中継を見るわけで,
一度負けてしまったら商品価値はガタ落ちになるのは必至。
この亀田長男戦で「こんなこと(インチキ判定)してるからボクシング人気なくなるんだ」
という意見も数々挙がっていますが,そんなことはなく,
世間の人が見ない・知らないプロスポーツは存在しないのも同じですから,
亀田興毅という一選手の名前を何百万という単位の人間が知っていて,40%以上の
視聴率を挙げた(ということは4000万人が見た?!)ことはボクシングという
プロ競技としては市場再開拓の大きな道が開いたといってもいいでしょう。
しかも判定の疑惑云々で試合後も色々騒がれていることだって,
芸能的に考えればこれもパブリシティ効果のうち。
TBS・協栄・JBCの興業側としてはこの劇薬をどうするんでしょう?

あれはあくまでホームタウンディシジョンのうちで,何も不正はないと思いたいですが
あからさまにヤ○ザが絡んでるとなるとね…
(番組の3大スポンサーの一角がパチンコ業者だったというのも気が滅入る…)

それにしてもあのくそ生意気な態度,
あれがあるからアンチもチャンネルをつける(勿論見たくないという人も大勢います)
わけですけど,本当,なんとかしてもらいたい…。
『釣りバカ日誌』などでおなじみ『ビッグコミックオリジナル』の最新号,
ゴルフ漫画『風の大地』で「プロは見る者を不快にしてはならない」という
セリフがあって,主人公はマスターズでのラウンド中に足の痛みで
歩き方が不自然になり,見る者に不快感を与えたと,
このセリフを思い出して反省するのですが…

興毅くん,あの地味な試合ぶりであの偉そうな態度,どっちも不快です。
大晦日の「亀田祭」までにはどっちも直してくれたらと思います。
個人的にはたぶん見ないと思うんで恐縮ですが…。

ちなみに20日には二男の試合があるそうで。
彼,早いラウンドでKO勝ちしたら空き時間ということで歌を歌うそうですが,
上手いのかどうなのか知らないけど
嬉々としてマイクをプレゼントしたりする芸能人やら格闘系野球選手やらが
いらっしゃるそうで…。
恥ずかしくないんでしょうか?

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1 コメント

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トラバ有難うございました。 (おおえやまさくら)
2006-08-05 20:37:55
私のようにボクシングなんて良く分からない者の独り言にトラバいただいて有難うございました。



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でも見て無い私にもちょっと驚くようなその後の動きなので、こちらを拝読して、うーむと色々考えてしまいました。
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