週刊ポスト「サラリーマン億万長者」銘柄を斬る

さて，先週とても近しい重要読者の方からのリクエストで
これまで書いていなかった株の話，９月末の分割銘柄について
書いてみましたが，今回は週刊ポストの特集記事から。

「総力マネー特集
　株でサラリーマン億万長者になる！」
ポスト小泉の記事の次に載せるという大きな扱い。

ある40代サラリーマンが退職金とその他蓄え合計1400万円を
三菱東京FG，みずほFGという銀行株２つに投じたところ
前者が４倍，後者が10倍超になり億万長者になってしまったなんて
できすぎの例が紹介されてましたが，確かに株の世界ではありがちな話。
名古屋のテレビ塔からお札ばらまき男とか
この９・１１総選挙のホリエモンの対抗？で広島６区に立候補した
デイトレーダーとか，株を右から左へ売り買いしてるだけで
巨額のあぶく銭を手にしてしまった人間は珍しくありません。

額に汗してお金を稼ぐ，コツコツスキルを磨いて
己の手で人の役に立つ物やサービスといった価値を生み出して
お金を稼ぐということが大事なのは絶対忘れてはいけないことなのですが
もう稼いだお金を銀行や年金で納めても
銀行やお上は何もしてくれないって不信感がコモンセンスになってますからね。
自分の老後は自分で保障する，自分の財産は自分で勉強し，リスクを負って運用することも考えるというのがこれからの常識になるんでしょうね。

で，今回のポストでは
「迷わず狙える“秋の大化け銘柄”２０」として
東証・新興市場の銘柄を２０紹介しています。
それを全部挙げてしまうと小学館さんの手前よろしくないので
半分ほど選んで私が個人的にコメントしてみたいと思います。
（あとはポストを買って読んでくださいってことで。）

手数料だけで証券会社を選んでいませんか？
松井証券は安心もご提供しています。

※カッコ内は市場名（ＪＱはジャスダック旧店頭，マザは東証マザーズ，
　ＨＣは大証ヘラクレス，表記無しは東証１部）と証券コード，
　株価は先週末10月７日終値。

■フォーサイド・ドット・コム（ＪＱ　2330）4万6150円…1株単位
第３四半期決算の赤字売りから先週は回復の方向で推移しているが
まだ恐くて手を出せない状況。
楽天など，積極的な買収などで株価が割高あるいは赤字でも買えるというのが
成長ＩＴ企業にはよくあるんですが，
逆によさそうでもだだ下がりというパターンもありますからね…。

■ターボリナックス（ＨＣ　3777）34万円…１株
９月に上場したばかり。初値45万から63万円まで上昇後
30万円割れまで下落。今はそこから回復している途上で，
割安といえば割安ですが，方向性が見極めにくく，
今ここで買うというのはバクチ度が高いと思います。
これに対して●ワコム（JQ　6727）18万8千円…１株　は
８月上旬に底を打ってますのでやや買いやすいかなと。

■サンマルク（7479）5500円…100株
みずほ証券が「１」に格付け。
お近くの「ベーカリーレストラン・サンマルク」「サンマルクカフェ」
「回転寿司・函館市場」をのぞいて見て「もうかってるな」と思った人，
これらの店の10～20％割引カードの株主優待が欲しい人は買いでしょう。

■松下電器産業（6752）1940円…1000株
5月以降堅調に約２割上昇。
ただ，ここのところ市況全体の調整局面もあり頭打ちの様相。
03年5月を底に上昇基調を続けておりそうそう急激に下げていくことも
ないでしょう。ただ，オリンピックやサッカーＷ杯など
大イベントの開催でデジタル家電特需の影響を盛んに叫ばれるたびに
そのイベントの開幕前には株価が失速するなど，ここまでの大企業は
「言うほど上がらない」もんです。
(たいていの「材料株」ってやつは，皆が気が付いた頃に買っても遅いんですよね)

■ネクストジャパン（マザ　2409）22万7000円…１株
業態や今後の業績拡大は期待もてるも，４月の株式分割(1対5)で
35万円まで噴いた後，じりじり下げている状態。
今買い時かどうかはビミョー。
■ラウンドワン（4680）39万2000円…１株
4月頃に20万円近辺だったのが半年間で約２倍にまで上昇してきました。
99年に10倍以上上昇して話題になった銘柄ですね。
今PERが48倍と，成長株でなければ相当高い株価水準ということになりますけどどうなんでしょうね…。
（PER＝株価÷1株利益。20倍くらいが普通で，金融関係はそれより安めが普通。
　単純に考えるとそれより安ければ割安の株，高ければ割高ということになります。
　成長性を買われたＩＴ企業などは100倍なんてこともあります）

■インターネット総合研究所（マザ　4741）12万5000円…１株
持ち株会社というこの会社の実態から考えると，
話題の企業を保有していることから言って買い要素はあるんですが
99年12月に上場して，当初の株価から20分の１に低迷しているんですよね。
当時がバブルだったということにつきるわけですが，
当時のマザーズの審査や幹事証券会社の値付けのいいかげんさ，
うさんくささを象徴するようで，あまりいい印象がありません。

■三菱自動車（7211）231円…1000株
底が去年の９月。そこから静かに回復し続け，先月にブレイク，
わずか2週間で５割増しの急上昇。
８年かけて下げ続けてきた株価ですから今から買っても間に合うでしょうが
ゴーン社長(当時)に率いられてＶ字回復を達成した日産と違い，
劇的に上昇する期待はしづらいです
(日産の問題はコストカットと売れる車を作ること，
　三菱の問題はモラル不足と安全に対する信頼性がプラスされます)。
が，中身が腐っていたとはいえ三菱のブランドは根強いファンがいますし
日産並みの1200円台，トヨタの5000円超まで上がるのは
将来あり得るかどうかわかりませんが，
いすゝ並みの４百数十円台まで上がれば今の２倍ですからね。

■ソネット・エムスリー（マザ　2413）40万円…１株
新光証券が先週新規に「＋２」に格付け。
3月と9月，今年２回も株式分割を行い，勢いがあります。
（3月の分割の効果がなくなってきたところで9月の分割が入った
　という感じもしなくはないですが）
とりあえずは5月の高値46万円を突破するのが目標ということになるでしょう。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
※この駄文をお読みいただいて
　面白かったというかた→ここをクリック♪
　参考にするというかた→ここをクリック！
　くだらん！お前のblogはいつもくだらん！…というかた→ここをクリック（ーへー）
　（人気ブログランキングにジャンプします）
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「株で儲ける力」を鍛える黄金ドリル 田中 勝博 光文社

■ちなみに先週の私の個人売買…
南海プライウッド（ミニ株）を売却

買値…128,168円
売値…88,075円＋84,675円　計172,750円
（いずれも手数料込み）
44,582円の黒字（利回り34.8％／5ヶ月）

	今話題のオンライン証券、始めるなら Ｅ＊トレード証券へ！		インターネット取引するなら マネックス・ビーンズ証券
	インターネット株取引なら コスモ証券「ネットレ」！

松井証券	中国株でお金儲ける実践会

【今話題のライブドアグループ】のオンライントレードが絶対お得！