２００７上半期 流行語総括

ユーキャン新語・流行語大賞のホームページ，
一般投票(投稿)の受付窓がなくなりましたね～。
３年にもおよぶ「こんにちワンツー」の組織票に懲りたんでしょうか？

はい！今年も，はや半分が終わりました。
スポーツの大イベントがないこともあって
（去年は上半期だけでトリノオリンピックと
ＷＢＣワールドベースボールクラシックがあり盛り上がった）
本当に今年は流行語の不作年だと思っていましたが
ここへきて，ぽつぽつとマスコミを賑わす言葉がでてきましたね。

とりあえず，今年上半期の流行語・キーワードとして
私の目にとまった（記憶にある）言葉はこちら。
この３つ＋1程度ですね…

ハニカミ王子 そのまんまショック 右から左へ受け流す ビリーズ・ブートキャンプ

ハニカミ王子はまさに一世を風靡した快挙ですが
言葉としては去年「ハンカチ王子」の類型で
「○○王子」と考えると今年の新語ではないし，
ほかも「流行語」としては使えねぇ言葉ばっか…。

【ハニカミ王子】
いや～，よく思いついたもんですこの絶妙なネーミング。
翌朝のスポーツ紙，中には「サンバイザー王子」なんて
呼び方をしていたトホホなところもあったりして
（ゴルフでサンバイザーしてるの，彼だけじゃなくて大勢いるっての）
一気に広まったこの言葉，センスが光ります。

当の石川遼くん本人も優勝で得られた権利であるプロ転向を行使せず
まずアマの頂点を目指す（プロの大会に出ても賞金無し）という
育ちの良さを示してスター性抜群。
大会のたびに行われるインタビューで毎回自分のスマイルを採点する
ところが場慣れしすぎてる感もありますが，
まー，さすが大物ってことで。
ミラクル王子？ハニカミ王子？男子ゴルフ界に新星誕生

【そのまんまショック】
既成政党の後ろ盾もなく，芸能人人脈の応援も頼らず
個人の知名度（芸名）と肉声のメッセージだけで
宮崎県知事選を見事勝ち抜いた東国原英夫さん。
当選のしかたも劇的なら当選後に全国マスコミを飛び回り
広告塔として宮崎県の産業振興に大いに貢献する様は
まさに１人で県を変えた，偉業といってもいいでしょう。
※当選の一因になった政治不信，「脱しがらみ」脱汚職の
　県政改革についてはまだ一歩踏み出したかどうか，
　緒についたところですけどね。

「流行語」らしい言葉としては「どげんとせんといかん」
あたりが本来妥当なのでしょうが，結構使いにくいんで
選挙活動での尻上がりに熱を帯びた盛り上がりと
当選という結果で既成政党に衝撃を与えた“事件”
２００７年の上半期を語る上で象徴的なキーワードの１つと
考えて，あまり浸透したとはいえませんが「そのまんまショック」
のほうを挙げておきたいと思います。
【右から左へ受け流す】
私が関西の年末恒例の「オールザッツ漫才」の中で
ムーディ勝山氏の芸をはじめて見たときは，変わった芸風だな
とは思うもののそんなに笑えはしなかったのですが
（会場は大ウケ爆笑でした）後からじわじわきますね…。
この時，陣内智則＆藤原紀香結婚式二次会の余興参加権を
獲得したのですが，まさかマジで披露宴に登場，全国放送で
郷ひろみ「お嫁サンバ」を超える視聴者の目に触れることになろうとは。
TBS『ドッカーン』（レイザーラモン住谷(ＨＧ)をブレイクさせた『バク天』の枠）
や日テレ『エンタの神様』（抜擢とはいえないな）で頭角を現して
この快挙に至りました。
ムーディソング勝山慎司
自分はひたすら何もしないという脱力感と
前振り部分の歌詞から想像するリアクションと絶妙に外すうまさ，
「今回のためにオリジナルソングを作ってきました」といいながら
いつも同じ曲，それでいて同じ歌をもう１度お願いしても
おそらく同じ内容を繰り返せないんじゃないかと思わせる出任せぶり，
「むっつり高田純次」とでも形容できそうな適当ぶりが
なかなかいい味を出しています。

流行語としては，口頭ではあまり使い勝手のいい言葉ではありませんが
書き言葉では風刺的にじわじわと広まっている様子がうかがえます。


【ビリーズ・ブートキャンプ】（ビリーズダイエット）
私，ビリー・ブランクス氏の来日直前に深夜ＣＭで認識し，
なんとか乗り遅れずに済みました。
ＤＶＤがムチャクチャ売れているんですってね。
軍隊式のハードなエクササイズをビリー軍曹の励ましで貫徹する痩身法
効果バツグン，脱落者も膨大とのことｗ

流行語としては固有名詞だけに(ブートキャンプ単独でも)使える場が
ほとんどないですから将来性は大きくないですがね。
「ワンモアセッ！」とか「イエッサー！」とか
なんとか決めゼリフがあればですが
今回の来日で広まったり流行りそうなフレーズ，何かありましたか？


このほか，あえて挙げるとこんなところですかねぇ…

赤ちゃんポスト（こうのとりのゆりかご→2/23記事　5/16） 毒シロップ（毒ペットフード，毒塩，etc。要するに中国産食品・薬品） 鈍感力（露出が激減しても小泉純イチローの発信力は秀逸！ 　　渡辺ジュンイチ先生ウハウハ） 都知事選からみで「スクラップ＆スクラップ」 　　　　　　　　「私もビビる」 　　　　（※「余人を持って代え難い」は昨年末） 格差婚（陣内家藤原家→記事Ａ(6/1)　Ｂ） 育成選手（中村ノリ→記事Ａ(1/18)　Ｂ　Ｃ） ダイスＫ（流行ってるのか？） 華麗なる一族（山崎豊子原作キムタクドラマ→記事(最終回)） こんな仕打ちを受けるとは思いませんでした 　（選挙中に殺害された伊藤一長・長崎市長の後継として立候補した 　　夫が落選したときの勘違い長女のマスコミに対するコメント） 　※弔い合戦は「世襲にＮＯ」長崎市長選と銃撃事件の謎

■ネット界で流行っているというレベルなら
それこそ日夜無数の新語が生まれてますけどね…
（以前からあったけど最近私が知っただけという言葉も含みます）。

◆ＴＢＳ不祥事関係だけでも 　ヌルヌル秋山／すっごく滑るよ！（年末のＫ－１Dynamite！不正試合） 　廃業すべき（「朝ズバ」みのもんた，捏造ニュースを流して不二家を罵倒） 　励ましの言葉です（「廃業すべき」発言が非難されたときのTBS社長の言いぐさ） 　フェアプレーでいきましょう（さらにTBSへのネットでの非難に対してこの言いぐさ）

※【石川遼くん非常識取材】全く反省も自覚もないバカ・ＴＢＳ社長井上某 の中にTBS不祥事リストあり


■個人的には２ヶ月くらい前にニコニコ動画を知って
　衝撃といってもいいくらい影響を受けましたね。
　ほとんど著作権侵害しまくりで大丈夫？かと思うのですが
　投稿映像に自由に字幕を書き込めるというアイデアがここまで面白いとは
　想像だにしませんでした。都知事選の外山恒一政見放送などさぞかし盛り上がったことでしょう。

　↓２ちゃん語あたりとダブるでしょうが，印象に残るのはこのへん。

○○は俺の嫁（そんな夢に浸らんと三次元の嫁を探せ） 　かわいいよ○○かわいいよ（気持ちだけは非常によく伝わります） 　才能の無駄遣い（本当の番組かと間違えるくらい 　　　クオリティの高いMAD映像を作ってしまう投稿人の編集スキル） 　○○としてまだその域に達してない 　　　（「らき☆すた」の監督がこの理由で降板となったわけですが 　　　　同アニメＤＶＤの特典映像がUpされて「特典の域に達してない」 　　　　とタグが付けられているのには思わず噴きました） 　きしめん（やったら出てくるんで何かと思えば 　　　佐倉紗織の曲「true my heart」（ラブゲ「Nursery Rhyme」※18禁の主題歌）の俗称。 　　　サビの「素直な気持ち抱きしめ」が「素直な気持ちdeきしめん」に 　　　聞こえるから…って，調べないと絶対わかんねーよ！）

　　　ほかにも「おっくせんまん」とか「もじぴったん」等ニコ動定番ソングというのが
　　　いくつもあるようです（元歌，１つも知らねぇ…）

私の忘れている流行語・キーワードなどありましたが
コメ欄かTBなどで教えてください。お願いします。

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