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ABCお笑い新人グランプリ2005

2005-01-10 21:48:52 | テレビ等
ABC朝日放送主催のお笑い新人グランプリ
開催されました。

たいていのお笑い新人賞は,会場で演じてみせて,
審査の末,優勝=新人賞という形で選ばれますが,
ABCの同賞も,さすがに年の初めに行われるだけあって
「この1年の実績を評価して…」というものではないですね。
66組(漫才、コント61組、落語5組)がエントリーして
勝ち進んだ10組の間で争われました。

ネゴシックスとM-1決勝に出ていたなすなかにし以外は
初めて見るグループばかりでした。

(1)ネゴシックス (吉本興業)2000年9月デビュー
※残念ながら見逃しました。結構ムラのない人なので
 さぞや面白かったのだろうと思います。

(2)はだか電球 (吉本興業)結成7カ月
※どことなく感じられる雰囲気が,
 いかにも新人!って感じの2人。
 狂言の鬼ごっこネタで最後まで通してちゃんと客席を
 沸かせていたのはなかなか。
 若いのに広い年齢層に通用するというのは,
 営業で味の出る,息の長い笑いを期待(って新人だぞw)。

(3)アジアン (吉本興業)2002年2月結成
※去年も決勝に出ていたんですか。
 テンポがよくて,笑いの密度が濃い!
 早口ことばをひねってのギャグの連発で,
 審査員の町田康氏が「言葉の力だけで笑いをとる
 (実力がすごい)」とコメントしていましたが
 一見美人役?の右側のお嬢さんがさんざん
 アゴとかいじられてましたがな。
  
(4)イシバシハザマ (吉本興業)2001年4月結成
※歌とダンスつきの独特のショートコント。
 1ネタ1オチ(1ボケ)しか笑わせるポイントが
 ないので,賞獲りには,よほど1オチごとの
 インパクトがないと…と思わせましたが,
 オチの切り口が思いもつかない角度からくるので
 なかなか楽しめました。

(5)スーパーZ (吉本興業)結成7ヶ月
※スローテンポの九州弁漫才
 ワニ出現!そのときこう対応する,ってネタで
 いい味出してましたが…最初,高校生のダベリ
 レベルの,俺でもできるじゃんトークって感じが。
 進んでいくうちに間の取り方など「おっ,うまい」
 ってところが随所に見られました。
 さすが勝ち進んできただけのことはあると感心しました。

(6)NON STYLE (吉本興業)2000年5月結成
※昨年に続き決勝進出,3度目の挑戦ということで
 (それって新人?)って気もしましたが,
 カッパと宇宙人,どっちと会いたい?って題材で
 あそこまで切れ間なく次から次へギャグを送り出せるかと
 感服しました。
 しかし審査員のこいし師匠に「年寄りには聞き取りにくい」
 とダメ出しされ意気消沈。「スーパーZくらいなら
 よかったですか」のリアクションで決勝進出へ
 とどめとなる墓穴を掘ったか。

(7)エージェント(吉本興業)2003年9月結成
※野球のノックのスタイルを採りながら世の中の事を次々に切る
 って,本当に色んなものを切りましたね~。
 モスバーガーが遅いこと,マクドのフィッシュチップディッパが
 フィレオフィッシュと同じ味,ジャニーズ系のお笑い進出…
 審査員の大林素子嬢は「斬られてもいやみじゃない」
 とコメントしていましたが,いつもここからのそこどけネタに
 比べると,着眼点・キレが甘いな…ネコの挙動が変ってのも
 どれだけの人がうなずいてくれるか。

(8)タカオカナ!(ケーエープロダクション)結成4ヶ月
※男前と本職歌手の男女漫才。
 アイドルになれる?というテーマのネタを展開しましたが
 女性がキャラをとことん崩せるというのは強みですね。
 ただ,僕は見ていて引いてしまう方でしたw
 (しかたない。森三中とかモリマンとかの女性キャラは
  引いてしまう好みなんだから)
 2人とも本職のお笑いっぽくない空気をただよわせていましたが
 ネタはきっちりとやり遂げて見せました。

(9)にのうらご (吉本興業)2003年9月結成
※ごめんなさい,あまり覚えていないです。
 森田童子の『僕たちの失敗』を歌いながらスローで漂いつつ
 互いにぶつかってました。

(10)なすなかにし(松竹芸能)2000年1月結成
※唯一の松竹勢か。吉本強すぎ!
 基本的には,M-1決勝でやってたのと同じネタでしたかね。
 米朝事務所に電話しよー!ってソング連呼してました。

で,エントリー10組の演技の後,
審査タイムに同賞の受賞者たちが次々に登場し
ネタを披露しましたが,
千鳥(ラーメン屋),安田大サーカス,
笑い飯(ボウリングと財布のボケ合戦。ちょっとおとなしかったかな)
チョップリン
フットボールアワー(後藤へ,その核心に迫らないインタビュー)
アメリカザリガニ(「ディズニーランド!のような所」等)
陣内智則(盗聴)
ますだおかだ(他の漫才グループを次々とネタにしてましたね)
メッセンジャー(面白かったです)
どれも貫禄でしたね。
※何組か抜けているかもしれませんがすみません。
 追記:そうそう,麒麟!自動整形機ネタ。
  もちろん面白かったです。


で,決勝の3組に残ったのが
なすなかにし,イシバシハザマ,アジアン(順不同)。
審査員代表の大竹まこと氏は「3組目を決めるのに
もめました」と言い,
司会の三枝師匠は「違う3組を想像してました」と
コメントしてました。
なすなかにしは松竹枠,イシバシハザマはフレッシュ枠
ってところかな?僕だったら,このどちらかに代わって
NONSTYLEを入れるかどうかで迷ったでしょうね。
こいし師匠にダメ出しされつつ進出,って筋書きも
面白いと思ったのですが。
でも最終的に審査員特別賞をゲットできてよかったね。


さらに抽選で登場順を決め,
アジアン,なすなかにし,イシバシハザマの順に決定。

アジアン=題材は何といったらいいか…
 「恵まれてる女に対して自分はどうよ?」みたいなネタ?
なすなか=爆笑教師
イシハザ=地雷の上で新喜劇,ヤクルトレディース等

で,優勝は,(また審査員の間でもめたそうですが)
アジアンに決定!
確かに,ギャグが粒ぞろいで時間あたりの密度が濃いし,
初見で自分たちを知らない客にも受け入れられる
余分な臭みのないキャラもよかったです(他の組もそんなに
個性的すぎる組はいませんでしたが)。
三枝師匠も「君たち今年はブレイクするよ」と断言してましたし
(社交辞令でもこうはなかなか言い切れないでしょう),
僕も第26代最優秀新人賞でいいと思います。

で,恒例となった,審査タイムつなぎの賞金争奪ゲーム
去年はかなりぜいたくな(で,生でやるにはかなりムチャな)
ことをやっていた記憶がありますが
(出場グループについては覚えていないので,たぶん途中から
 見たのでしょう),今年もオール巨人・横山たかしといった
大御所に陣内・山田花子・山崎邦生・FUJIWARAなど
このためだけに呼ぶにはかなり贅沢なメンバー。
金持ちチームと金持ちになりたいチームに分け
(“貧乏”という語を避けたのは何故?コードがあるんでしょうか)
目利きクイズと称してラクダやサーバルキャットなどをステージに上げ
値段の高い順に並べたり(ラクダの胃液噴射攻撃!ザ・生!),
高額納税者のお面をかぶった貧乏チームのメンバーが
平均台の上に並び,バレーボールをぶつけられて落ちた人のお面と
残った人のお面の納税額合計を争うというゲームをしてました。

最終的に貧乏チームが勝ち,上からまかれる
“お札”(“10万円札”など総額1千万円)をつかんだ分だけ
賞金としてもらえる最終ステージでは,Mr.オクレが
駄目だと再三注意されてんのに,落ちているのを拾い集めて
全部没収。山崎邦生はかなりたくさんGETしてましたが
集計の際,うやむやのうちに1万円くらいに減額されてました
(マジ不服顔)w。
去年は客席からアメ玉を投げてもらい,カゴで受け止められた分だけ
お金に換算するというのをやってましたが,
今回は「リハでは1人で100万円取った人もいる」というくらい
取れ易すぎましたね。見ている方としては適当で構いませんが。

それにしても司会の三枝師匠
出過ぎず,はずさず,出場者・審査員にまんべんなく
目配りをしたそつのない司会ぶり。
師匠のキャリアをもってすれば当たり前のことを
やっているだけなのですが,昨年から吉本両巨頭の一翼,
きよし師匠の刀の鈍りぶりをまざまざと
見せつけられているだけに,本当,安心しました
(って,『新婚さんいらっしゃい』等,週レギュラーで
バリバリやっておられるんだから心配など失礼だっての)


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清原 2005年始動 どう見る

2005-01-10 12:58:31 | プロ野球
今年冒頭の野球ネタとして,
「清原,陸上の高野進コーチに弟子入り」というニュースがありましたね。

毎年“肉体改造”と称していろいろなトレーニングを
試みている清原選手ですが,ここまではほとんど
ボディビルのように筋肉の鎧を重ね着し続け,
下半身を故障して身動きがとれなくなるという
悪循環を続けていたように思います。

そこで,今回は(パのDHや代打屋ならともかく)
走れなければ野球選手じゃないという原点に立ち戻って
ランニングのトップスペシャリストに教えを請うた
わけですが,どうなんでしょうね。

陸上の短距離走とベースランニングは,テクニックとして
かなり違うものがありますので,
高野コーチには,“走れる体づくり”という方向性での
下半身強化のトレーニング法を教わったということでしょうけど。

これを,昨日の『ザ・サンデー』で取り上げた江川卓氏,
「減量をしないと故障は避けられないが,
 ホームランを量産するには体重の維持が必要
 →清原は減量して3年間活躍できる体を作る
  今の体重で今年1年に賭けるかのどちらかを
  選択する必要がある」
と曰っておりました。

これに対して,徳光氏は
「減量したってホームランは出ますよ」とコメント。
…今年一発目の放送の割に,江川氏,
切り口も結論も陳腐。
どちらかというと徳さんの方が正論ですよね。
ていうか,今の体重では今年1年もたないのは
巨人に移籍して以来の彼の成績が
物語りまくっていることじゃないですか。

かつて,ドラゴンズの落合博満監督が現役時代に
腹の出ているオッサン体形を減量しないのかという質問に
「パワーを出すには体重が必要」とのオレ流反論で返し,
(年齢とともに成績は衰えてはいきましたがそれなりの)
結果を出すことで批判を封じてきました。

タイプ的に清原選手は,後ろ足に体重を残して
バットを前で払うアウトコースバッターなので
(「外角はボールを呼び込んで打つ」というのは
 必ずしも正しくない)
落合選手と同様,体重があれば,ある程度パワーも
伴ってくるでしょうけれど,
どうも江川氏は,あまり深く考えての解説ではないように思えます。

どっちにしても,清原氏の高野コーチ&末続選手との
トレーニング,単なるパフォーマンスに終わらなければ…と思います。
どうも,テレビを見る限り,お気楽ムードが漂うんですよね…
ヘトヘトにもなっていないのにすぐしんどがっているようで。

これで思い出したのが,
二宮清純著『最強のプロ野球論』講談社現代新書 。
2000年の発行なので,毎年選手の顔ぶれが変わり
日々記録が書き替えられ積み重ねられていく
プロ野球の世界で,4年半という時間は価値を失わせるには
充分の時間だったりするのですが,この本は時間が経っても
決して色あせない,二宮氏の一流さを証明する著作の1つです。

メジャーに乗り込む前のイチロー,松井秀喜が
どれほど深い次元で野球というものを見つめ,
自分の力を高めるためにどういう積み重ねをしていったのか
本人や関係者の証言をもとに,巧みにまとめられています。

そこで出ているのが,松井秀喜選手との
対照としての清原選手の存在。

プロ入団以来,春のキャンプでは毎年違うテーマで
バッターボックスに入っていたゴジラ松井,
97年の場合,苦手なインハイを克服するため
極端にホームベース寄りに立ち,インハイを狙い打っていた。
(その結果,松井は本塁打王に1本差となる36本の
ホームランを記録。そのうち約3分の1が真ん中より高めの
内角球であった)
それに対してライオンズから移籍してきたばかりの
清原選手は…内角球は最初から捨て,外角球ばかりを
気持ちよさげにスタンドに運んでいた…


ライオンズ時代の清原は,
世界の王の「右打者の清原がライトに打っている間は
 ホームラン王は取れない。すべてレフトを狙わないと。
 清原は器用さが災いしている」

という指摘に対して,
「右打者のライトへの打球というと,スライスのかかった
 流し打ちのイメージがあるんでしょうが,
 逆方向に打ち切った打球,バチーンと真っ直ぐに
 飛んでいく打球というのも確実に存在するんです」
と確たる持論で反論した志の高い選手だったのに,
巨人に入ったとたんに理想を語らなくなってしまった。
97年のキャンプで「理想はどうするのか」と聞かれ
「いや,どこへ入ってもホームラン1本は1本ですよ」
…って。移籍したその年でこれかよ!!

何度も書いてきたことなので(たとえば→こちら
読まれる方はうんざりなのかもしれません(ごめんなさい)が,
巨人(セ・リーグ)入りして以来の清原(呼び捨て)は
タレント化したというか,それでも千両役者ではあり続けている
わけなのですけれど,やはり看板・期待料だけで年俸を
もらっている選手というイメージがぬぐえません。
“肉体改造”に代表されるトレーニングにしても
楽な(楽しい)方へ,楽な方へと流れている感じがします。

※筋トレなども,しんどいですけどプロなら当然ですし,
 やり始めれば結構はまるものですし。
 鳥取の「ワールド・ウイング」等,スポーツ工学にのっとった
 けがをしない筋肉の作り方・使い方を学べるところで
 トレーニングしていればこんな数年間を過ごすことは
 ないと思うのですけれど(あと,死球のよけ方を
 今からでもちゃんとコーチしてもらえ!)。

 なんか,一般ファンのみならず有名人にも自然と人脈が
 できてしまうので,有名で華やかな,テレビのニュースに
 なるような人のところへ行って楽しくトレーニングを
 しようという気になってしまうのかな…と思ってしまいます。

清原選手には,とにかくライオンズ時代の
豪快かつ真摯な野球スタイルにもどってもらって
(今でも一生懸命とりくんでいるのでしょうが,
「自分なりに頑張るからこれでいい」って感じが…),
文句なしに100試合以上出れる体で開幕を迎えて欲しいものです。
そうすれば,いくら堀内監督の下でも,20台後半の
本塁打数はついてくるでしょう。
※昨年は,2000本安打を達成したとたん(達成までかなり
 難航しましたが),スタメンから遠ざけられましたが。
 ファンから見ればそこそこよさそうに見えた清原選手でしたが
 実際はやはり戦力として計算しづらい状態だったのでしょう。


そうでなかったら,10台後半の本塁打をやっとこさ記録して,
今季最終戦で涙のサヨウナラ本塁打「思い出をありがとう」
…ってところが関の山と。

ドラゴンズファンの私としては,それでもいいんですけどね。
 

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