D.D.のたわごと

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朝までテレビ「日本のプロ野球はどこへ行くのか?」

2004-09-26 21:54:15 | プロ野球
前回HP http://www.geocities.jp/tomicom1989_kyoto/essay040802.htm
で触れました,朝まで生テレビ・どうするどうなるプロ野球 の続編です。

今回のパネリストは,向かって右が,田原総一朗の隣から順に
◆野崎靖博(まゆ毛の日刊スポーツ編集委員)◆玉木正之(ひげのスポーツライター)
◆テリー伊藤(演出家) 
◆村田 佳寿子(「日本環境ジャーナリストの会」理事,元文化放送プロ野球キャスター)
◆広瀬 一郎(経済産業研究所上席研究員) ◆小林 至(江戸川大学助教授,東大→ロッテ)
で,向かって左が,
◆伊藤 修(プロ野球機構選手会担当顧問) ◆坂井 保之(プロ野球経営評論家)
◆坂本 幸夫(元読売巨人軍オーナー秘書兼広報部長) ◆野村 克也(シダックス監督)
といったメンバー。

日一日と情勢が変わるこんな時期の録画放送でしたが,時宜に遅れることもなく
かといって変に遠慮することもない,まずまず白熱した内容でした。

今回は,左サイドに球団の事情に詳しい人が揃い,
世論や球団サイドの姿勢がかなり動いたことを反映した,対立というよりは
ともに改革の方向性を探るという構図になりました。
まあ,今回も球団側の人たちは当たり障りのない「新聞報道」レベルの話しかできなかった訳ですが。

おもに話を引っ張っていったのは,オリ近合併発覚当初から球界の会計などの不透明さを
糾弾していた玉木さん。
それに小林さんが,7年間のアメリカ滞在時に見聞したアメリカスポーツ界のシステムや
自らのプロ野球改革案を示し,
前回も出席の広瀬さんが,今回はサポート役に回り,見識の片鱗をかいま見せながら
ずれかけた話の軌道修正に努めるという役割分担。
で,まゆ毛の野崎さんが「それを実現するのは実際にはちょっと…」と
今までの野球界を見続けてきた立場からの悲観論で締めると。

 ※小林さん,話し方がおどおどしていたので,話の内容とは別に説得力が数割ダウン。
  堂々としていないと,知識と経験を兼ね備えていても頭が悪そうに見えるという
  恐ろしい教訓を得ました。まして実力のない自分に置き換えて考えたら…。

今回の議論の中で「ほぉ」と思ったのは,
・完全ウエーバーだと一流の新人は日本プロ野球をパスしてメジャーに行ってしまうので
 よくない。
・ドラフト制は世界のプロスポーツ界ではむしろ少数派(たしかに)。
 球団の保有権を撤廃して契約更改ごとに自由にチームを選べるようにすれば
 逆に年俸の高騰を抑えられるはず。
・ライブドアの宮城球場ボールパーク構想は,公園法の壁があって実現不可能。
 そういう問題点をなんとかすることこそコミッショナーの仕事。

前回,評論家の三宅さんが演じた「古い頭のおじいさん」枠を,今回占めたのは
なんと司会の田原総一朗。
「アメリカでは自治体が球場を無償で提供し,球団を支えている」という話に
「税金を出すなんてダメだ。そんな無茶苦茶な話」などと一蹴。
田原も老いたか焼きが回ったか という感が…。
きちんと仕切る場面もあった(このタイミングで次に誰に話を振るという判断は絶妙)
かと思えば変に話の腰を折る場面も多々あり。詳細な台本でもあったのか?

また,テリー伊藤もすごくいいこと言うんだけれど,
何かと話が「今一番白けてしまった巨人ファンを呼び戻すにはどうすればいいか」
という方向に行ってしまい,そのつど皆に「プロ野球全体を盛り上げる方法を話し合ってるんでしょう」と
ツッコまれる姿はものすごく寒かった。
去年顔面黄黒のペインティングに全身虎のコスプレさせられ,
今年もジャイアンツV逸でストレスたまってんのはわかるけどさ…。

ノムさんも出ていましたが,スポーツ紙とかにたれ流している
「ライブドアも楽天も承認すればいい。そしたらシダックスがセに入るから
 7対7で交流戦もしやすい」
といったたわごとっぽい持論を披露したくらいでした
(あとはシダックス会長がどう考えているかという話など)。

小林至 ホームページ朝まで生テレビ<>
コメント (1)
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