新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

脇が甘かったのか岸田文雄・米国の旧統一協会元会長との写真

2023年12月05日 12時11分25秒 | 維新の会

「全国から検事が続々と応援に駆け付けている」ということは、東京地検特捜部の「本気度」の現れであろう。
 
そうなれば国会閉会後に「特捜部はバッジを狙っているのだろう」ということが確実になりそうである。
 
自民5派閥『裏金疑惑』特捜部ついに本腰! “標的”は安倍派事務総長を歴代務めた3幹部
 

大物議員が立件されるのか──。自民党5派閥が、政治資金パーティーの収入を政治資金収支報告書に記載していなかった裏金疑惑を巡って、東京地検特捜部の捜査が本格化している。
 最大派閥の安倍派では、所属議員10人以上が販売ノルマ超過分のパー券収入をキックバックさせるなどして、裏金づくりをしていた疑惑が浮上。2022年までの5年間で、裏金は1億数千万円に上るとみられている。特捜部は、裏金づくりに関与した疑いのある議員への事情聴取を検討。立件を視野に実態解明を進めているもようだ。NHKなど、大手メディアが一斉に報じている。
「本丸はやはり安倍派です」と言うのは、ある霞が関関係者だ。
検察は、もともと安倍政権時の総裁派閥である清和会(安倍派)に恨みを抱いていた。原因は、安倍政権が検察人事に手を突っ込んだ“黒川事件”です。当時、安倍政権は東京高検検事長だった黒川弘務氏の定年延長を閣議決定。官邸の守護神と称された黒川氏の検事総長就任が目的だったとみられている。最終的に、黒川氏は賭けマージャンが発覚し失脚しましたが、人事に手を突っ込まれた検察は今も恨みを持っているようです。今回の捜査は、河井元法相の公選法違反事件を手がけた森本宏最高検刑事部長が指揮を執っているようです」(同前)
■エース級の検事が次々応援に駆け付け…
4月の東京・江東区長選を巡る、柿沢前法務副大臣の公選法違反事件は特捜部の若手検事が担当し、エース級が派閥裏金疑惑を追っているとみられている。「全国から検事が続々と応援に駆け付けている」(永田町関係者)という。
 司直の手はどこまで伸びるのか。浮上しているのは、安倍派のカネの流れを知り得る立場にあった、歴代の事務総長だ。松野官房長官、西村経産相、高木国対委員長に捜査が及ぶ可能性があるとみられているのだ。
「派閥の事務方幹部は、すでに聴取を受けたようだ。『事務方の起訴でシャンシャン』という見方もあったが、どうもその程度では終わらなそうだ。特捜部はバッジを狙っているのだろう」(同前)
 元東京地検検事の落合洋司弁護士が言う。
「どこまで立件するのか、検察のヤル気と証拠次第で変わってくると思います。小さくまとめるのだとしたら、資金の出入りを不記載にした派閥の会計責任者を起訴して終わり。ただ、会計責任者の意思ひとつで1億円以上を不記載にできるのか。より上の立場の人物との共謀を示す証拠があれば、派閥幹部を逮捕する展開も考えられます。また、キックバックを受けた議員が勝手に資金を懐に入れたとしたら、詐欺や横領に問われ得る案件だと思います」
 幹部らはマスコミから逃げ回っているが、自ら進んで国民が納得できる説明をすべきではないか。

 

 
ところで、裏金疑惑は違法行為が実証されれば、立件され刑事事件となる。
 
しかし昔から裏金らしき「官房機密費」については全くのアンタッチャブルの世界でうごめいていたのだが、「週刊現代」「フライデー」元編集長の元木昌彦が、改めて官房機密費についていままで公にされなかった理由を明らかにしていた。
 
馳浩知事の発言で再燃の官房機密費 追及が大甘なのはメディアや野党にも“スネ傷”があるから
 
 
 
馳浩石川県知事が、東京五輪招致のために、安倍晋三首相(当時)からいわれて、官房機密費を使ってⅠOC委員個々の豪華アルバムを作り、渡したと発言したことが波紋を呼んでいる。中には、東京五輪がカネまみれ嘘まみれだった、機密費まで使われていたことは重大だと、力説する評論家もいるが、私からいわせれば、何を今更と思うしかない。
馳浩は慌てて発言を撤回したが、自分を大物に見せたいがため、事実の万分の一を話しただけに違いない。
 集票力のあるIOC委員にはアルバム+現ナマが渡されていたと考えるのが「常識」ではないか。
いくらアホでもそこまではバラすまい。
 年間十数億といわれる官房機密費の全容が、なぜ明らかにならないのか。
 一言でいえば、ロクなことに使われていないからだと、私は思っている。
 かつて名官房長官といわれた野中広務が、「内閣官房機密費を多い時で月に7000万円、少なくとも5000万円使い、その内訳は月々内閣総理大臣に1000万円、自民党国対委員長や参議院幹事長に各500万円程度を渡し、更には政治評論家や野党の国会議員らにも配っていた」と明らかにしたことがあった。
 それを受けて、田原総一朗が、野中が持ってきた金額は1000万円だったが、突っ返したと暴露した。
 突っ返さなかった政権のポチ評論家やメディアの政治部幹部が多くいたことは間違いない。
昔よくいわれていたのが、自民党の国対委員長が、野党の国対委員長らと麻雀を囲み、わざと負けて大枚を渡すことが公然と行われていたが、このカネは機密費から出ているというものだった。
閣僚たちや野党の有力者が外遊する時の餞別や、首相が買い込む手土産代にも機密費が使われているといわれている。
 2019年の参院選に出た河井案里を当選させようと、夫の河井克行衆院議員が金をばらまき、公選法違反で逮捕、有罪になったが、自民党から買収資金1億5000万円が流れていた。
 このカネは安倍首相が機密費から出したのではないかと、私は睨んでいる。
 官房機密費の正式名称は「内閣官房報償費」。日本の予算制度は単年度主義だから、残れば次の年度に繰り越されるが、報償費が余ったという話はほとんど聞いたことがない。
 国民の血税が、官邸のごく一部の人間の「買収費」や「お小遣い」になっているのである。
 さらに、領収書も必要とせず、会計検査院の監査も免除されている。
 この問題に、野党もメディアも真剣に取り組み、真相を解明しようとしたことがあったか。馳浩の放言をきっかけに、今こそ機密費の闇に斬り込み、廃止に追い込むべきである。

 

 
さて、昨日のつぶやきの中で、朝日新聞のスクープを紹介した。
 
 
 
こんな朝日新聞の追及に対しては、岸田文雄は当初、「首相「大勢の同行者、承知していない」 旧統一教会系と面会証言巡り」と惚けた言い訳をしていた。
 
しかし「大勢の同行者」とは全くの嘘らしく、文春砲並みに、朝日新聞は第2弾を放った。
 
米国の旧統一教会元会長も同席か 岸田氏面会時とみられる写真も
 
岸田文雄首相が自民党政調会長だった2019年に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体トップと面会していたとされる問題で、その場に米国の旧統一教会の元会長も同席していたと、関係者が取材に証言した。その際に撮影されたとみられる写真を、朝日新聞は入手した。
岸田氏は党政調会長だった19年10月4日、党本部で来日中のニュート・ギングリッチ元米下院議長と面談。関係者によると、教団の友好団体「天宙平和連合(UPF)ジャパン」の梶栗正義議長とともに、UPFインターナショナル会長で米国の教団の元会長、マイケル・ジェンキンス氏も同席していたという。
 UPFは、教団の創始者である文鮮明(ムンソンミョン)氏と韓鶴子(ハンハクチャ)総裁夫妻が創設した団体で、UPFインターナショナルは世界に約150あるという支部を統括する組織。ジェンキンス氏は00~09年に米国の教団の会長を務め、19年5月からUPFインターナショナル会長。友好団体に大きな影響力があるという。
 朝日新聞が入手した写真の一枚には、4人とみられる人物が納まっていた。ほかに、面談中とみられる様子もあった。

 

 
いくら4年前のこととはいえ、4人で写真をとれば、仮に名前を忘れても記憶には残るはずである。
 
しかし覚えていないのは、自分の意志ではなく安倍晋三がセティングしたらしい。
 
首相とギングリッチ氏面会『安倍氏が要請』 教団関係者同席問題
 
 岸田文雄首相が自民党政調会長だった2019年10月にニュート・ギングリッチ元米下院議長と面会したのは、当時の安倍晋三首相の要請だったと、複数の岸田政権の関係者が朝日新聞の取材に明らかにした。面会には世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体「天宙平和連合(UPF)ジャパン」のトップである梶栗正義議長ら、教団関係者が同席していたとみられる。
 複数の関係者によると、当初は安倍氏がギングリッチ氏らと会う予定だったが、安倍氏の依頼で岸田氏が代わりに面会に臨んだという。当日10月4日は臨時国会の召集日。安倍氏は、岸田氏が党本部でギングリッチ氏らと面会した時間の直前まで、参院本会議で所信表明演説を行っていた。
 岸田首相は4日、面会した経緯について、ギングリッチ氏から「元外務大臣(岸田氏)に表敬をしたいという申し入れがあって、お会いした」と記者団に説明し、安倍氏について言及はなかった。

 
その頃は安倍晋三の外遊にも付き合い、安倍晋三からの「禅譲」を期待していたころであり、すでに旧統一協会の日本での最大の広告塔となっていた安倍晋三の頼みもあり「UPFジャパン議長の梶栗正義」と認識して面談を行い、記念写真に納まったということは、ある意味では「壺にはめられた」ということなのかもしれない。
 
それにしても、朝日新聞の質問に「安倍晋三の代わりに会っただけ」と素直に答えておけばよかったものの、中途半端な言い訳をしたことで改めて岸田文雄と旧統一協会との結びつきを露わにしてしまったのではないだろうか、とオジサンは思う。   
  

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