新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

尽きない安倍晋三の闇 1億5000万円はどこに消えた

2020年12月04日 12時04分43秒 | 安倍晋三

今朝の東京新聞の2つ社説のタイトルを見ただけで脱力感を感じてしまった。
 
GoTo見直し 迷走の度が過ぎないか
 
「感染拡大を不安視する都など自治体側がブレーキを踏み、経済を優先させる国はアクセルを緩めようとしない」醜態をオジサンはこうツイートした。


そしてもう一つの社説がこれ。
 
給付金詐欺 まさか公務員までが
 
昔から「笑えない冗談」として、「泥棒する警官」とか「放火する消防士」などがよく引き合いにだされるが、そもそも国民の税金で生活している公務員が、詐欺で税金を掠め取るとは、あのトラさんの言葉を借りれば、「それをやっちゃオシメーヨ!」だろう。
 
「上が腐れば下まで」という風潮が国内に蔓延って久しいが、その諸悪の根源を断つことができるのだろうか。
  
安倍氏、閉会後聴取へ調整 収支不記載の認識確認、東京地検」という話が伝わってきたが、国会開会中は避けて閉会後の来週以降になるらしい。
 
安倍前首相の金庫番なぜ立件へ? 東京地検、長年の不記載『悪質性を重視』 収支漏れ4000万円か」(東京新聞
◆「記載すべき」
 「収支報告書に記載すべきだった」。政治団体「安倍晋三後援会」の代表を務める公設第一秘書は、任意の事情聴取に違法性の認識があったことを認めたとされる。安倍氏が国会で繰り返してきた「後援会としての収入、支出は一切ない」との答弁を覆した格好だ。 政治資金規正法は、政治団体に収支の記載を義務づけており、違反すれば5年以下の禁錮または100万円以下の罰金が科される。
 ただ、不記載がすべて立件されるわけではない。昨年の参院選広島選挙区を巡る買収事件では、河井克行元法相夫妻から受け取ったとされる現金を多くの地元議員らが記載していないが、誰も起訴されていない。
 夕食会を巡る不記載は、2013年から19年まで続いたとされる。時効が5年のため、立件対象は15年以降の5年分に限られるが、ある検察幹部は「長年にわたり繰り返されてきたという事実は、悪質性を考える上で重視すべきだろう」と指摘する。
◆把握どこまで
 安倍氏や公設第1秘書を刑事告発した弁護士有志らは、安倍氏側による会場側への補?は参加した地元山口県の支援者らへの寄付行為で、公選法にも抵触するとしている。
 だが、参加者に「寄付を受けた」という認識がなければ、罪に問うのは難しい。参加者らは取材に「サンドイッチを食べ、ビールを飲んだだけ」「値段相応と感じた」と話しており、補填を知らないまま会費を払っていた可能性が残る。
 そのため特捜部は、政治資金規正法違反に絞って捜査を進めるとみられ、今後は安倍氏が特捜部の任意の事情聴取に、どう説明するかが焦点となる。
 政治資金規正法は不記載の主体を会計責任者と規定。だが、安倍氏が不記載とすることを承認していたとすれば、「身分なき共犯」に問われる可能性も否定できない。公設第1秘書は、安倍氏の「金庫番」(地元関係者)。特捜部は安倍氏がどこまで把握していたか、慎重に見極める方針だ。

 
特捜部に期待する声は当然ながら強いのだが・・・。

ネトウヨ連中もアベ擁護に必死である。
 
そしてプロの目からみれば結末はこんなところかもしれない。 
 
安倍氏は外形的にみれば秘書と『共犯』の関係にあるため、特捜部としては本人の認識を確認しておこうと。通常の捜査手順だと思います。報道によると、秘書は安倍氏に『報告していない』と言っており、おそらく安倍氏も任意聴取で『報告を受けていなかった。虚偽答弁ではない』という線を貫くでしょう。(元検事の落合洋司弁護士)

  
意外と地方紙はかなり厳しい見方をしているようである。
 
『マイナスでしかない』安倍氏に党内も危機感 〝桜問題〟で聴取要請」」(西日本新聞
7年8カ月の長期政権を築いた安倍氏。持病の悪化に伴う退陣表明から約1カ月後の9月、表舞台での活動を再開。出身の細田派への復帰と会長就任を望む声が次第に高まっていた。
 衆院解散を巡っては「私が首相だったら、今の支持率を見ると強い誘惑に駆られる」と発言するなど、菅政権の“キングメーカー”への意欲をのぞかせた。
 だが「桜問題」の再燃により、安倍氏の「再々登板」を望む声は一気にしぼむ。特捜部の公設秘書の聴取に加え、安倍氏が真っ向から否定してきた夕食会費用の補填(ほてん)が次々と判明。「霞が関の総意として、復権を望んでいないということが、はっきりした」。細田派関係者は声を潜めて解説する。安倍氏の「盟友」である麻生太郎副総理兼財務相は周囲に「派閥への復帰は時間がかかるかもしれないな」と漏らす。
 安倍氏を擁護してきた首相にとっても大きな痛手だ。今月4日に予定されている首相の記者会見では、安倍氏の「虚偽答弁」を追認してきた首相の責任が追及されるのは必至だ。「支持率がずるずる落ちていくのは目に見えている」(麻生派関係者)との見方が強まっている。
 さらに、首相に追い打ちを掛けるのが、鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表による吉川元農相への現金提供疑惑だ。吉川氏は首相と初当選同期で、二階俊博幹事長率いる二階派の所属。事件に発展すれば、首相と二階氏へのダメージは避けられない。
 ある若手議員は不安げにつぶやく。「こんな失態、疑惑が続けば政権も一気に下火になり、国民にそっぽを向かれる」

 
 人目を惹くタイトルのサラリーマン向けの夕刊紙は、「上から下まで金まみれ 安倍・菅政権から漂う腐臭」(日刊ゲンダイ)は政治学者のコメントを紹介。、

すべての原因は安倍前首相、安倍政権でしょう。検察組織の機能を麻痺させ、総理自ら悪事の仕方、逃れ方のお手本を見せていたからです。そして、その安倍政権を官房長官として支え、引き継いだのが菅政権であり、この間、自民党政治家は何をしても責任を取らず、罰せられることもなく、その状況に国民は無力感を覚えてしまった。その結果が今の国家の堕落、政治家の劣化を引き起こしたのであり、いい加減、政治の正常化を取り戻すべき時です」(法大名誉教授の五十嵐仁
 
いくら多くの人々が厳しく批判しようが正論をぶったところで、やはり最後は安倍晋三の第一秘書がすべての責任を負うことになり、政治資金規正法では安倍晋三の息の根を止めることは難しいそうである。
 
そうなれば、検察の真の目的はどこにあるのか。
 
過去にオジサンのブログにたびたび自分の記事のアドレス付きでコメントを寄せてきた御仁がこんな見方をしていた。
 
桜ゲート事件は東京地検特捜部の最終ターゲットではない:彼らの狙いは、河井事件で行方不明の自民党公金・1億5000万円の捜査か」 
    

直近の報道によれば、桜ゲート事件を捜査している東京地検特捜部は、安倍氏の秘書・配川氏を任意で事情聴取しているそうです。
これまで、総理時代、安倍氏はやりたい放題、権力の私物化が目に余りました。あの東京地検特捜部の検事も、われらと同じく、日本国民ですから、安倍氏の権力私物化をもう、許せなかったのではないでしょうか。
泣く子も黙る東京地検特捜部は、日産ゴーンの国外逃亡を許し、国民から顰蹙(ひんしゅく)を買っています。
 この失敗で、国民からの信頼を失った東京地検特捜部は、今度は、安倍氏の数々の犯罪を摘発して、名誉回復を図りたいはずです。 安倍氏の権力私物化に伴う数々の犯罪のなかで、もっとも、重大なモノは、ズバリ、河井夫妻に渡した1億5000万円の行方不明事件ではないでしょうか。
こちらの事件のカギを握るのも、安倍氏の秘書・配川博氏ではないでしょうか。
 この人物は、上記、桜ゲート事件で立件されるそうですから、彼が逮捕されるのは時間の問題です。
 そうなれば、安倍氏から河井夫妻に渡った1億5000万円の行方が判明するでしょう。 
安倍氏秘書・配川氏が、上記、河井夫妻の選挙運動の応援に参加していたことは、すでに公知の事実となっています。
 彼は河井夫妻の選挙応援のため、下関から広島まで、新幹線にて日帰り出張を繰り返していたそうですが、あるとき、宿泊旅行用のキャリーバッグを携行していたそうです。
ところで、河井夫妻は選挙の際、3000万円の借金をしていたそうですが、本ブログでは、このカネが、選挙民の買収に使われたと観ています、したがって、安倍氏から河井夫妻に渡された自民党政治資金・1億5000万円を河井夫妻は使っていないはずです。
 それなら、1億5000万円は、ソックリ、配川氏が持ち去った可能性が浮上します

すでに「1億5000万円」の出所については様々な憶測が飛び交っていたが、少なくとも自民党の政党交付金からなのか、官房機密費なのかは定かではないが、いずれも税金であり公金のはずなのだが、筆頭秘書の配川博が「1億5000万円」を東京に持ち帰ったとしたら、これは安倍晋三自身の隠し金となり、安倍晋三の身代わりに服役するかもしれない配川博への今後の生活資金かもしれない、とオジサンは思う。
 
【参考】

安倍晋三の地元紙・長周新聞
「配川がぜ~んぶ悪い!』の大嘘」 
   

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自民党の族議員は悪の温床 | トップ | 菅義偉の「やるやる詐欺」的... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

安倍晋三」カテゴリの最新記事