新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

カントリー・ロードには希望があるが「改憲ロード」には悪夢が待っている

2019年11月03日 12時32分43秒 | 憲法改悪

「放火」か「失火」かは詳細な調査がまだ終わっていないので予断は許されないが、すでに多くのデマやフェイクニュスが飛び交っていることは、昨日、「『中国・韓国人による放火』『プロ市民の仕業』 首里城火災でネットにデマ相次ぐ」という記事で伝えた。

そして、今度は、
「那覇市首里当蔵町の首里城の正殿や北殿、南殿など計7棟が焼失した火災で、正殿の外に設置されていた『放水銃』と呼ばれる消火設備5基のうち1基を、2013年12月までに国が撤去していたことが1日、分かった。沖縄総合事務局の担当者は本紙の取材に「火災発生時にも放水銃4基で対応できると判断し、代わりの防水設備を設置しなかった」と回答した。今回の火災は、スプリンクラーなどの消火設備の不足が大規模な延焼につながったと専門家らは指摘しており、安全管理の見通しの甘さが改めて浮き彫りになった。」と琉球新報が「首里城焼失 国が防火設備撤去 安全管理の見通しの甘さ浮き彫り」と、どうやら原因が国にもありそうな記事を発表した。


もっとも2013年以降は管理は沖縄県に移管されていたのだろうから、一概には「国」の所為だとは言いきれないのではないか。

沖縄県内の火災も大変なことだが、本土では相変わらず安倍内閣の迷走振りと東京都知事の狡猾さが目立ってきたようだ。

昨日の日刊ゲンダイからの記事をチェックしてみた。

なりふり構わぬ朝令暮改 世紀の破廉恥政権“錯乱”と“迷走”

今年6月、国会に「官から民へ」という新自由主義の露骨な表れとしての民間試験導入中止を請願した学者有志のひとりである、東大教授の阿部公彦氏(英米文学)が指摘する。

延期は当然で遅いくらいです。場当たり的な対策では解決できない欠陥が多々あり、先送りではなく、白紙から制度を改めて欲しい。新たな検討会議を設置し、今後1年をめどに結論を出すとのことですが、反対派も含め、広く人材を募り、議論すべきです。ただ、今回の延期は身の丈発言を取り繕えなくなって、とりあえず逃げを打った印象が強い。本気で制度を改修する気があるのかは疑念が残ります

結局、安倍政権の入試改革は教育さえビジネスの手段にした利益誘導に過ぎないのではないか。バレたら内閣が吹っ飛びかねない醜悪な事態を隠している感じがします。国民に説明できないことをやっているとしか思えません。菅原、河井両大臣に詰め腹を切らせたのも、国会の委員会出席の当日。国民に説明できないから、早めに逃がしてしまう。政権維持のためにトカゲの尻尾を切り続け、今や胴体まで刻んでいる印象です。週刊誌任せの新聞社もだらしないですが、やましさがあるから腐敗政権は辞任ドミノに怯える。富士川の戦いで水鳥の羽音を敵の襲来と勘違いして逃走した平家の心境でしょう
(政治評論家の森田実)
  
萩生田光一文科相が自ら英断したかのような「導入の延期」会見に対しては、「英語民間試験見直し 『萩生田氏守るため』官邸が主導」という見方が有力であろう。

なぜなら、萩生田光一を国会で立ち往生させたら、その類が安倍晋三に及ぶからであることは言うまでもない。

こんな状況を見て、作家の適菜収の「それでもバカとは戦え」が説得力があるようだ。

<人材育成機能喪失で出来損ないのボンボンばかりがトップに> 
 2019/11/02 日刊ゲンダイ
浪人中は加計学園が運営する千葉科学大学の客員教授に収まり、文部科学相も務める萩生田光一がテレビ番組に出演。大学入学共通テストに導入される予定の英語民間試験についてキャスターから制度が不公平との声があると指摘されると、「そこは、自分の身の丈に合わせて」と発言。萩生田は加計学園事件のキーパーソンで、「幸福の科学」による大学設立に奔走した「教育行政のエキスパート」ということもあり、余計に注目が集まったようだ。
 まずは事実関係を整理する。
① 受験には定められた期間内に受けた英語民間試験の2回分が採用される。家庭が裕福なら期間前から何度も練習として試験を受けることができる。また、民間試験は都市部でしか行われないものもある。居住地によっては、試験を受けるために交通費や宿泊費がかかる。
② 民間試験は英検やTOEFLなど7種類に上るが、それぞれ問題の傾向も難易度も違う。成績を一律評価できるかは疑わしい。全国高等学校長協会は、制度を見直すよう求める要望書を文部科学省に提出。制度を利用しないと表明した大学・短大は約4割に上る。
要するに、貧乏人や田舎者は「分をわきまえろ!」ということだろう。「このままでは経済格差が教育格差につながる」と懸念する声もあったが、すでに日本はそうなっている。
家柄がいいという理由だけで出来損ないのボンボンが国のトップになってしまう。勉強が大嫌いで嘘をつくしか能がなかったガキ(野上忠興著「安倍晋三 沈黙の仮面」)が、小学校からエスカレーターで大学に進み、いつの間にか卒業。
 南カリフォルニア大学政治学科留学と自称していた時期もあるが英語はしゃべれず、義務教育レベルの漢字も読めず、日本語は大の苦手。歴史、政治、憲法について無知をさらし、箸も持てず、犬食いで、迎え舌。精神の成長が止まった65歳児が今では玩具を振り回すようにして国の破壊にいそしんでいる
 福沢諭吉は「天は人の上に人を造らず」と言った。彼は別に平等主義を説いたわけではない。されども世の中には愚者が多い。だから「学問を身につけよ」と言ったのだ。官房長官の菅義偉は萩生田について「適材適所」と強弁していたが、政権にバカが集結したのも、人材を選別育成する制度が機能しなくなったからではないか。

上記文章の後半の部分は多くの識者が指摘しており、半年前の「私の履歴書 安倍晋三・PART1」を参照してもらいたい。

さて、「2020東京五輪」反対派にとっては、あと9カ月という時期に、五輪の招致時点でのプレゼン内容が「嘘八百」であったことが白日の下に晒されたことは大歓迎であった。

もっと4者による「調整委員会」が紛糾すればよかったのだが、残念ながら事前に十分に根回しをされた出来レースであったらしく、敗者はいなかったようである。

再び日刊ゲンダイ記事を引用する。

小池氏ニンマリ?マラソン札幌移転は「都知事再選」に有利

「小池さんにとって最優先事項は、アスリートファーストでもなく、五輪成功でもなく、どうやって都知事に再選されるか、その一点でしょう。その点、今回の一連の騒動が都知事選に有利に働くのは間違いない。ここ最近、小池さんはあまり出番がなかったのに、メディアに頻繁に取り上げられ、しかも都民の代表としてスジを通し、孤軍奮闘しているように映った。新たな費用負担も阻止できた。小池さんへの同情論も集まっています。恐らくこの2週間、小池さんは都知事選を考えながら動いたはずです。二言目には『都民の代表として』という単語を連発していました」
(政治ジャーナリストの角谷浩一)

さすがは、「緑のたぬき」と誰かさんからかは知らないが鋭い指摘を受けていた小池百合子である。

記事によると、当初からシナリオ通りにコトが進んでいたからか、小池知事は、4者協議で札幌移転が最終決定した前夜(10月31日)、都内のホテルで開かれた宴会にIOCのコーツ調整委員長と一緒に出席し、ラグビー日本代表の応援歌「ビクトリーロード」の合唱までしたという。

残念ながら、ラグビーW杯にはその胡散臭さ(森喜朗の暗躍)から全く興味がなく、ましてや日本代表がグランドで歌う応援歌などは聞いたことが無かった。

しかしYouTubeで聞いたところどうやらある曲の替え歌だったことを知った。  

そこで探してみたのがこの曲。

原曲は、1971年にジョン・デンバーが発表した「Take Me Home Country Roadsであることは古いファンなら誰でもが知っている。  
  

   【ジョン・デンバー - カントリー・ロード Country Roads】

そして、子どもでも知っている歌になったのが、1995年に本名陽子さんによってカバーされ、ジブリ映画「耳をすませば」で日本語訳で挿入歌として起用されてたからであった。

殺伐とした話題ばかりだったので、最後はこの美しい声を聴きながら、「改憲ロード」この道をずっと行けば、悪夢の日本に続いている気がするだろう、とオジサンは思う。 

  
      【カントリー・ロード - 本名陽子】
  

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